「書式・形式・様式の見本」を言う「雛型(ひながた)」…別の意味は?
明日・3月3日は『雛祭り』…ということで本日は「雛」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「雛型」の意味として正しいのは?
書式や形式・様式の見本をいう「雛型(ひながた)」という日本語の、別の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:ミニチュア
2:模造品
3:にせもの

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 1:ミニチュア と 2:模造品 です。

「雛」は「ひな・ひよこ」を意味する字で、「幼い。まだ一人前でない」という意味と、「小さい。また、愛らしい」という意味もございます。そして、「雛型(ひながた)」は、もともと「実物を小さくしてかたどったもの。模型」という意味の言葉です。ですので、問題1の正解は「ミニチュア」と「模造品」になります。「書式や形式・様式の見本」という意味は、「模型」から発展した使い方だと思われます。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「雛孫」ってなんと読む
「雛孫」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「幼い孫」という意味です。
<使用例>
「本日は、雛孫のための雛人形をもとめにまいりましたよ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 雛孫(すうそん) です。

「雛孫(すうそん)」という熟語では、「雛」が「幼い」という意味を表しています。同じ使い方の熟語はほかに「幼い僧」を意味する「雛僧(すうそう)」、「まだ一人前にならない芸妓。半玉」を意味する「雛妓(すうぎ)」などがございます。
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本日は、3月3日『雛祭り』にちなんで、「雛」という字の入った日本語から、
・雛型(ひながた)…小さくかたどったもの。模型
というもともとの意味と、
・雛孫(すうそん)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱