「真面(○○○○)」…なんと読む?
明日・3月20日は、令和7年の「春分」です。国民の祝日「春分の日」でもあり、休日になるかたも多いでしょう。「春分」は昼夜の長さがほぼ等しくなる日で、地球から見て、太陽が真東から出て真西に沈む日を言います。天体の動きと関連しているので、秋分・夏至・冬至と同じく、年によって日付や時刻に微妙な違いが出るのです。ということで本日は「真東」「真西」の「真」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「真面(○○○○)」ってなんと読む?
「真面」という日本語の、かな4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「真向い。真正面」という意味の副詞です。
<使用例>
「老舗の同業者の真面(○○○○)の位置にお店を出すのは、生意気に思われて損じゃない?」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 真面(まおもて) です。

同じ表記で「真面(まとも)」と読むので、かなの数を限定したクイズにしました。ちなみに、「真面(まおもて)」の異表記は「真表(まおもて)」、「真面(まとも)」の異表記は「正面(まとも)」です。
では2問目にまいりましょう。
【問題2】「真摯」ってなんと読む?
「真摯」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「まじめで熱心なこと。また、そのさま」という意味です。
<使用例>
「担当者の方が、こちらの細かい質問にも真摯に答えてくれたので、御社に好感をもちました」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 真摯(しんし) です。

「摯(シ)」は常用漢字ですので「真摯(しんし)」はスムーズに読みたいところです。アニメ化もされている大人気コミックの影響からか「頭の中で“進撃(しんげき)”の読み方と混乱しがち」という意見がありましたので、今回、取り上げてみました。
***
本日は、3月20日、令和7年の「春分」にちなんで、「真」という字の入った日本語から、
・真面(まおもて)
・真摯(しんし)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱