手肌の乾燥は冬ほど気にならなくなってきたものの、やっぱりカサつく日もあるし、爪が欠けることもしばしば…。そんな春に最適な手肌ケアとは?今回は、トップネイリストの渡邉季穂さんに、春の手元ケアをレクチャーいただきます。この時期に取り入れたいツボ押しも必見です!

キメを整える、潤す、ツボ押しが春の手元に必要な3STEP
「春は気温差が激しく、肌が乾燥したり、バランスを崩しやすい季節です。顔や体の肌よりも、よく使う手元の方があれやすいので、お手入れは欠かせません。
ハンドクリームのベタつきが気になるときは、セラムタイプがおすすめです。セラムは美容成分が豊富なので、手肌のキメを整えてふっくらと見せてくれます。セラムの後は、ネイルオイルの重ね付けを。保湿効果が高いのはもちろん、爪に柔軟性が出て折れにくくなります。
手肌も爪も、血液が栄養素を運ぶことで美しさを育めます。血流が悪いと末端である手先まで栄養が届かないので、マッサージをして血流を促してあげましょう。手軽にできるのが、爪の生え際のツボ押し。ここは、自律神経を整えるツボがあります。春は気候と気圧の変動で自律神経のバランスが乱れやすいと言われているので、手を洗って保湿をするたびに、意識して押してあげるといいですよ」(渡邉さん)
そこで、渡邉さんのおすすめの手元用セラムとネイルオイル、ツボ押しのポイントを教えていただきました。
「植物由来の美容成分がたっぷり。手肌のキメを整えて健康的な爪を育みます」(渡邉さん)

「二枚爪や爪に縦線が入るなど爪のトラブルの主な原因はエイジングです。このネイル&ハンドセラムは、健康的な爪を育むために、爪が作られる爪母に働きかける植物由来成分をたっぷりと配合しました。元々は爪のまわりに塗りやすくするため、ネイルポリッシュのようにハケタイプの形で販売をスタートしたのですが、手肌にも塗るとキメが整ってふっくらすると好評で、大容量のスプレータイプで発売することに。“これを使うようになってから爪が強くなって手肌にも自信が持てるようになった”と街でお声をいただくほど、効果を感じてくださる方が多いアイテムです」(渡邉さん)
「爪の保護にネイルオイルは必須だから楽しくケアできる香りやパッケージで選んで」(渡邉さん)

「爪の健康を考えて作っているネイルオイル。お手入れを手軽にしてほしいという思いから、ロールオンタイプになっています。いまの時期におすすめなのが、西陣織のHOSOOさんとコラボレーションした、パッケージの蓋を開けたときに見える内筒部分にテキスタイルのデザインを写している“サクラサク”。毎年春に限定で発売していますが、4年目となる今年は、毎年好評の桜餅のようなおいしそうで柔らかい香りにイランイランをプラスして、大人っぽい雰囲気にしました。外筒はソメイヨシノをイメージしたピンク色で、ボトルもピンクのフロストボトルにピンクの文字色を使っていますので、春のときめきを感じていただけたらうれしいです」(渡邉さん)
「心のバランスを整えたいときは爪の付け根の両脇にあるツボ押しを」(渡邉さん)

「手爪にセラムやオイルをなじませるときは、ぜひマッサージを習慣にしてください。マッサージによる刺激で血流が良くなり、健やかな手爪を育みます。いまの時期におすすめなのが、爪の付け根の両脇になる井穴(せいけつ)というツボを刺激すること。自律神経のバランスを整えたり、精神的な疲労の回復に効果があるといわれています。井穴のツボはどの指にもありますが。薬指は交感神経を優位にするのでやる気が出たり、小指は女性ホルモンのバランスを整えたり、親指、人差し指、中指は副交感神経を優位にしてリラックスできたりと効果はさまざま。時間帯や目的に合わせてツボ押ししてみてください」(渡邉さん)
自分の目にも留まりやすい手爪が綺麗だと気分がいいですよね。健康的な手爪があってこそ、ネイルやジュエリーがより美しく映えます。渡邉さんに習って、手元も季節に合わせたケアを取り入れてみてください。
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子