まとうだけで春らしく仕上がり、高揚感を漂わせられる花柄。糖度をうまく和らげることで、シックな着こなしを完成させましょう。

■1:ジャネット・フリス・マドセンは…威力抜群のパラッツォにはシンプルな黒がマッチ

ミニマルな黒ボートネックトップスを頼りにして、ステートメントなボトムをうまく着こなしました。
ミニマルな黒ボートネックトップスを頼りにして、ステートメントなボトムをうまく着こなしました。

2025年3月10日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでスナップされた、アパレルブランド「ROTATE Birger Christensen」のファウンダー、クリエイティブディレクターのジャネット・フリス・マドセン。

白地にパステルカラーのフローラル模様、黒地に鮮やかなフローラル模様が施された切り替え柄ボトムは、スカートに見えるパラッツォパンツです。風をはらむエアリーな素材が、春らしさを後押し。存在感のあるボトムなので、トップスはコンパクトな形とプレーンな素材の黒を選び、メリハリラインを描いて。小物も黒で繋ぎ、華やかなボトムをきりっと引き締めました。

■2:エヴァンジェリー・スマイルニオタキは…軽快な白と重厚感のある黒がベストマッチ!

モノクロコーデに映える、ぱきっと鮮やかな赤ルージュが好アクセント。
モノクロコーデに映える、ぱきっと鮮やかな赤ルージュが好アクセント。

2025年2月25日、ミラノ ファッションウィークを訪れたクリエイティブディレクターのエヴァンジェリー・スマイルニオタキ。可憐なデイジーモチーフが施された白のレーススカートで、春らしい軽快さを表現。そこに相反する重厚感のある黒レザージャケットを合わせ、甘辛ミックススタイルを堪能。ヒップを覆う丈感なら、透けるスカートでも安心です。バッグも同じ黒でリンクしたら、足元にはボルドーのパンプスを迎えてマチュアに仕上げて。

■3:イリーナ・シェイクは…春らしさ満載の花柄ワンピースにロングブーツを忍ばせて

シアーなワンピースにレザー小物を合わせ、対比をつけました。
シアーなワンピースにレザー小物を合わせ、対比をつけました。

2025年2月28日、ミラノ ファッションウィーク開催中にショー会場から出てきたモデルのイリーナ・シェイク。フィット&フレアのシルエットがフェミニンなワンピースは、大花柄とブラウン地がモダンさを両立してくれます。ワンピースの色を拾ったブラウンのロングブーツを合わせると、足元に緊張感が宿って甘さを和らげることに成功。さらに白のバッグでキレの良さを加えれば、都会に映えるシックな花柄ワンピーススタイルが出来上がり。


スパイスをトッピングすることで、きりっと大人らしく整えた「花柄」の着こなしをご紹介しました。甘口と辛口、相反するふたつを掛け合わせるとそれぞれの持ち味を引き立てることができます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香