血管年齢が変わると体も変わる!? 2分でできる美巡りストレッチ

下半身の冷えやむくみ、肌のくすみや髪のパサつきなど、不調や疲労感に関わることの根本原因は「血管の硬さ」にあること、ご存知ですか?

2人の女性 ストレッチの指導をしている
 

私たちの体を巡っている血液は、酸素や栄養を体中に届ける働きを担っています。その通り道である血管がしなやかであればあるほど、流れはスムーズですが、反対に血管が硬くなると、血液がうまく流れず、体のすみずみに栄養が行き届かなくなってしまいます。

その中でも、太ももや足首に通る大きな血管は、全身の血流を左右する大切なポイント。ところが、加齢や運動不足、座りっぱなしの生活が続くと、これらの血管が少しずつ硬くなり、流れが悪くなってしまうことに。すると、冷えやむくみが起こりやすくなり、代謝も落ちて、肌のくすみや髪のパサつきなどの老けサインが表れやすくなるのです。

その対処法として、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが「太もも前と足首をじっくりと伸ばすストレッチ」。たった2分で完了するし、筋肉がゆるむことで、血管もふわっとやわらかくなるため、巡りが一気に変わります。

血管のやわらかさ(=血管年齢)は、見た目の若々しさにもつながります。巡りのいい人は、どこか明るく、いきいきとした印象に見えるもの。まずは、1日2分のストレッチから。無理なく続けられる小さな習慣で、内側から巡りを整えてみましょう。

■Step1:手を後ろにつき、両足を前に伸ばして座る

手を後ろについて、両足を前に伸ばして座ります。これが基本の姿勢です。

手を後ろにつき、両足を前に伸ばして座る
 

■Step2:片膝を曲げ、後ろに体を倒す

両手は後ろについたまま、片膝を曲げます。このとき曲げた足のかかとがお尻につくようにしましょう。そして、後ろに体重をのせるように体を倒して、負荷をかけます。このときかかとが外に向かないように注意します。

太もも前と足首が伸びているのを感じながら、30秒キープします。これを左右2回ずつ行いましょう。

片膝を曲げ、後ろに体を倒す
 

【まとめ|その冷えやむくみ、血管の硬さが原因?血管ストレッチで不調改善4か条】
1)脚の冷えやむくみ、なんとなく感じる重だるさは血管の硬さが原因のひとつ。
2)とくに、太ももや足首には太い血管が集まっていて、全身の血流に大きく関与。
3)太もも&足首の血管をしなやかにすることが全身の血流をアップにつながる。
4)太もも&足首のストレッチで筋肉がゆるむことで、巡りがよくなり、不調の改善に。

以上、「その冷えやむくみ、血管の硬さが原因?血管ストレッチで不調改善」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は4月26日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「座っている時間が長いこともあり、むくみが気になっていました。このストレッチは簡単ですし、太ももと足首がしっかりと伸びると気持ちがいいので、やる気になりますね。寝る前のリセットとして習慣にしてみると重だるさがなくなっていく実感があるので、これからも続けたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子