「強いる」ってなんと読む?「つよいる」ではないですよ!
明日、5月20日は「ブルージーンズの誕生日」と言われています。1873(明治6)年のこの日、デニム・ブランド『リーバイス』の創業者であるリーバイ・ストラウス氏と、仕立て屋のヤコブ・デイビス氏が協同で「リベットで補強したパンツ』の特許を取得したのが、現在のブルージーンズのルーツだといわれています。
労働者たちの間でワークパンツの強度が重要視されていたこの時代、デイビス氏が、尻ポケットなど、パンツの強度を出したい箇所に金属のビョウであるリベットを打ち込む方法をあみだし、生地商を営んでいたストラウス氏がこのアイデアにいたく感動したのだそう。本日は「強」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「強いる」ってなんと読む?
「強いる」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「強制する」という意味です。
<使用例>
「つきあいで強いられてやっていることは、趣味とは言えないんじゃない?」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 強いる(し-いる) です。

「強い(つよい)」というイメージが強い漢字ですので、まずはほかの読み方のおさらいをいたしました。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「強い肴」ってなんと読む?
「強い肴」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「懐石料理で、基本的な献立のほかに出す肴」のことです。
<使用例>
「こんなにおいしそうな強い肴を出されては、合うお酒を頂かないともったいないですね」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 強い肴(し-い-ざかな) です。

「強い肴」は、懐石料理のお席で、お客にお酒を進めるために出される、献立以外の、いわゆる「進め肴」のことです。例文のように、いかにもお酒に合いそうな「強い肴」が出てくれば、お酒が進みますね。
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本日は、5月20日 、ブルージーンズの誕生日と言われる日にちなんで、「強」という字の入った日本語から、
・強いる(し-いる)
・強い肴(し-い-ざかな)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/リーバイスホームページ/『VOGUE JAPAN』ホームページ/BOBSON JEANSホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱