【目次】
丸顔をリフトアップして見せる「ポイント」は?
重心を上に持っていくと横幅の印象が薄れる!
丸顔さんは輪郭の丸みで顔全体の重心が下がり、顔が大きく見えがち。さらに40代は髪がボリュームダウンする年代なので、トップがペタッとしてシルエットの縦幅が減り、横幅の印象が強く…。すると輪郭の丸みがもたついた印象になり、老け見えしてしまいやすくなります。
解消するには、トップは立ち上がるようにしつつ、顔まわりはさみしくなり過ぎない程度にすっきりと。髪の量のバランスで重心を上にもっていくと、自然と目線が上がります。加えて縦幅がうまれるので横幅の印象が薄れ、輪郭もリフトアップして見えるように! ふんわりと若々しい印象になりますよ。
40代 丸顔に似合う「前髪ありショート」の髪型
小顔見せ&リフトアップが叶うくびれショート



「ヘアスタイルのウェイトを上げるようにカットすることで、自然とひし形シルエットに整い、広がりやすい髪にまとまりを出し頭を小さく見せながら、小顔もリフトアップもかなえることができます。後頭部はふわっと丸みがあるように見えますが、無理に膨らませようとせず、襟足をすっかりすぼめるようにカットすることで、フォルムを美しく整えています。前髪から顔周りには自然な毛流れが出るように、バランスよくカットしています」(AFLOAT TOKYO Smart Salon 代表、スタイリスト 鈴木司さん)。
<スタイリング方法>分け目をふわっと立ち上がらせる乾かし方×アイロンでふんわりと毛流れを整えて
「アイロンで巻く前に、分け目と反対側に毛を流しながら乾かすひと手間を加えることで、根元がふわっとして、より美しいフォルムに見せることができます」(鈴木さん)。

<STEP.1>分け目と反対側に毛を流して乾かして根元をふんわりと

<STEP.2>全体的に丸みを出すようにアイロンを通す

<STEP.3>前髪は斜めに流すように

「スタイリング剤はバームがおすすめ。手のひら全体にまんべんなくのばし、内側からボリュームを出すようになじませ、耳まわりや襟足などボリュームをおさえたい部分はタイトに整えて」(鈴木さん)
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ウェイトを上にあげたショートスタイルなら、小顔もリフトアップもかなう!
- 襟足はすっきりメリハリをつけたカットが、ショートをバランスよく見せるカギに
- アイロンで整える前に、根元の生えグセやぺったり感はしっかりリセット
40代に似合う【小顔見せ美フォルムくびれショート】メリハリをつけたカットで広がりを抑えてキュッと若々しく!
キュッと小顔に見せるマッシュショート



「顔周りに長さを残した、女っぽさのあるショートボブ。首周りにすっきりと沿うよう、襟足をすぼめるようにカットしています。顔周りは長さを残し、頬骨に沿って自然にフェースラインを流れるようなシルエットに整えることで、ショートとボブの中間のような雰囲気に。長さがある程度あるので、いきなりショートにするのに抵抗がある方でもトライしやすいスタイルです。
後頭部は丸みが出るようグラデーションに。ぺたっとしがちなトップには少しだけレイヤーを入れ、ふわっと柔らかなボリュームが出るよう調整しています。サイドには重さと長さを残し、襟足はしっかり削る。メリハリをつけたカットで女性らしさとこなれ感、さらに扱いやすさ、スタイリングのしやすさをバランスよく両立させています」(ABBEY スタイリスト 入口和輝さん)。
<スタイリング方法>ぺったりしがちなトップは乾かし方&カーラー使いが鍵。全体的にはストレートアイロンで丸み&ツヤ出しを
「ドライヤーでざっと乾かしただけでもするっとまとまるスタイルですが、ひと手間かけるとよりおしゃれな印象に。ペタッとしがちなトップはドライヤーでの乾かし方&カーラーでのセットがポイントです」(入口さん)。

<STEP.1>トップの分け目をリセットするように乾かす

<STEP.2>トップ部分はマジックカーラーでふんわりセット

<STEP.3>ストレートアイロンで丸み&ツヤを出す

「スタイリング剤は軽めのオイルとバームを使用。オイルは毛先を中心になじませてまとまりを出しつつツヤっぽく。スッキリ納めたい襟足部分や耳の横などにはバームを少量なじませて」(入口さん)
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- サイドに重さ&長さを残したバランスのいいショートボブなら、軽やかさ、上品さ、女性らしさ、扱いやすさもすべてかなう!
- ドライヤーで乾かすときのひと手間で、ぺったりしがちなトップをふんわりボリューミーに
- ストレートアイロン使いで柔らかな丸み&ツヤ仕上げ
40代に似合う【小顔見せマッシュショート】手間なく時短でふんわりこなれフォルムに
ふんわりひし形シルエットのマッシュショート



「マッシュベースのショート。表面、顔周り、トップに適度にレイヤーを入れ、自然なボリュームとふんわりエアリーな雰囲気を演出しています。もともとボリュームが少ないので、レイヤーはバランスが肝。程よくレイヤーを入れることで、アイロンなどで巻かなくても、時短スタイリングでふわっとしたひし形シルエットに整えることができます。前髪はサイドから後ろに自然に流れるようにレイヤーを入れながら長めに作っているので、前髪あり、前髪なし、シーンに合わせてアレンジが効くのもポイントです。ちなみにカラーは明るめのマロンベージュ。明るさがあるので、多少の白髪なら目立たせずなじませることができます」(EMMA GINZA スタイリスト MARIAさん)。
<スタイリング方法>トップのみカーラーでボリューム出し。サイドの毛先は手ぐしブローでニュアンスを
「ぺったりしがちなトップは、カーラーを巻いてボリュームアップ。毛先はアイロンは使わず、手でくしゅくしゅさせながらブローするだけでこなれたニュアンスが出せます」(MARIAさん)。

<STEP.1>トップ部分は前向きにカーラーを巻く

<STEP.2>サイドの毛先は手でくしゅくしゅさせながらスタイリング

<STEP.3>カーラーをはずしてオールバックに

「スタイリング剤はパウダーワックスや固まらないスプレーなど、トップのボリュームや前髪のニュアンスを自然にキープできるものを」(MARIAさん)。
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- レイヤーを程よく入れたマッシュショートで、媚びない女っぽさもボリューム感も両立
- 長め前髪で快活かつ小顔印象に
- スタイリングはアイロンは使わず、カーラーと手ぐしで抜け感をキープ
40代に似合う【ふんわりこなれマッシュショート】ぺったりしやすい髪にもボリューミーなニュアンスを
顔型をカバーするふんわり長めショート



「量は多いのですがねこっ毛なので、ボリュームが出づらい髪質。とくにトップや後頭部にボリュームが出づらいので、若干前下がりにカットして後頭部によりボリュームが出るよう調整しています。顔周りと前髪を頬くらいの長さにしてナチュラルに顔型をカバーして小顔見せをかなえつつ、首元にくびれを作り、ひし形シルエットに。女性らしい柔らかなフォルムにもこだわってカットしています。大人世代は顔がバーンと前面に出るのが苦手という方も多いので、自然にフェースラインをカバーできるショートヘアに仕上げています」(marr 中目黒店 ストアマネージャー、スタイリスト 土田麻美子さん)。
<スタイリング方法>ベースはハンドブローで。カーラーやアイロンをポイント使いしてしなやかな動きをプラス。
「ハンドブローだけでもまとまりやすいようカットしていますが、ぺったりしがちなトップはカーラーを使って、顔周りはアイロンで動きを出しています。ちょっとひと手間かけるだけで、格段に映えるスタイルに」(土田さん)。
<STEP.1>ベースはハンドブローでやわらかな動きを

<STEP.2>トップ部分はカラーでボリューム出し

<STEP.3>顔周りはストレートアイロンでニュアンスづけ

「スタイリング剤はクリームワックスか軽めのオイルがおすすめ。内側から塗布してふわっと感を出し、残ったものを表面にさらっとなじませて」(土田さん)。
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ショート初心者は、フェースラインをうまくカバーした長めショートが正解
- 全体的にはふんわりと、首元にくびれを作って女性らしさとメリハリ感を演出
- カーラーやアイロンでひと手間かけてスタイリングすることで、より美しいフォルムに調整を
40代に似合う【ふんわりまとまる長めショート】顔型も髪質もカバーして柔らかな雰囲気に
顔立ちを引き締めて見せるこなれウルフショート



「こちらのウルフショートは比較的どんな髪質 毛量でもトライしやすいスタイル。ひとりひとり異なる骨格に合わせて、毛先を絶妙にずらしながら、形を作るようにしてカットしていきます。広がりやすいサイドはまとまりやすくなるように調整し、パサついて見えないよう襟足部分の毛先の厚みは適度に残しつつ今っぽいシルエットに。モデルさんの場合、骨格上、根元がぺったりしやすいので、自然なボリュームが出せるよう根元からパーマをかけています。クセ毛っぽく見えるような感じに、顔周りはマッシュぽい丸みが出るようにして顔型がキレイに見えるように。
前髪はやや長めに、厚みを残しながらカット。おでこが程よくすけるような厚みなら気になるおでこも自然にカバーでき、ナチュラルで若々しい印象に」(Cocoon 表参道 マネージャー、スタイリスト キッカワミワさん)
<スタイリング方法>前髪からトップ部分は、地肌をこするようにドライしてボリュームを出していって!
「パーマをかけているので、スタイリングに時間をかけなくてもまとまりやすいスタイルなのですが、ポイントは前髪からトップ部分のボリューム出し。ひと手間かけるだけで格段に、仕上がりがこなれて見えます」(キッカワさん)。

<STEP.1>前髪からトップの根元を濡らし、ドライしながらボリューム出しを

<STEP.2>ムースを髪全体になじませてパーマ感を復活させて

<STEP.3>襟足は外ハネっぽく整えてバランスよく!

「スタイリングにはパーマ用のムースがおすすめ。パーマ感を復活させながらも固まりすぎず、ナチュラルな毛流れをキープできるものを選んで」(キッカワさん)。
<老け見えをくい止めるポイント3か条
- 骨格に合わせたカットで、まとまりやすく映える美フォルムに
- 襟足に厚みを残したウルフショートでこなれ感をキープ
- ぺったちしがちな前髪やトップ部分は、濡らしてからボリューム出しドライのひと手間を
40代に似合う【大人のこなれウルフショート】骨格に合うカット×クセ毛風パーマでリフトアップもかなえる!
- TEXT :
- Precious.jp編集部