時短でパワフルってほんと!? 「海外製の食器洗浄機」が人気の秘密
毎年1月に米・ラスベガスで開かれる、世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (Consumer Electronics Show/略称:CES) 2018」に登場以来、多くの注目を浴びている新進気鋭の電子家電メーカ「Heatworks(ヒートワークス)」の「食器洗浄機Tetra(テトラ)」は、彼らが手がけるニューアイディアなプロダクトの中でも特に、食器洗浄機の常識を変えるという呼び声が高い製品なんです。
最近ではビルトインタイプの食器洗浄機が付いているマンションも珍しくなくなりましたが、少人数の世帯や外食も多いライフスタイルでは、日々の食器洗いに活用するというよりも、まるで「食器置き場」に化してしまうことも多々…。ちなみにこのHeatworksの調査によると、手で食器を洗うと食器洗浄機で洗うより10倍も多く水を使ってしまうそう。それなのに、長年この分野には技術革新が起きていなかったのです。
実際に、どんなアイテムを洗うことができるのか? アメリカらしいナイスなジョークも含まれる動画もご覧いただけます。
1:洗浄も殺菌もこれ一台! (蒸し料理だってOK)
特許取得済の「Ohmic Array Technology」という技術を用いて、水は洗浄するためというよりも、ミネラルを活性化させて熱を発するために使われます。哺乳ビンを煮沸消毒したり、フルーツを洗ったり、ロブスターを蒸すことだって可能。帽子やハンカチなど、いつも清潔に保ちたい小物洗浄にも。洗浄・殺菌・スチーマをこれ一台でカバーできるのは魅力的です。
2:iPhoneと接続して操作ができる!
インターネットと接続すれば、スマホがTetraのリモコン変わりになるんです。専用アプリからのWi-Fi接続で、食器を洗う水の温度が指定できます。汚れがひどいときは高めの温度に、赤ちゃんのミルクをつくるときは低めに、などといった、細かい指定も可能。わざわざ調整しにそばへ行かなくても、リビングでくつろぎながら遠隔操作ができてしまうとは、とても便利ですよね。
3:どこでも置けて、10分ですべての工程が完了!
外付けの食器洗浄機といえばキッチンの水回りにドカッと場所も取るし、ホースの洗浄なども何かと面倒なイメージ。でも、このTetraは水道管へ接続することも、排水用のホースをつけることも不要。使用する水は、本体のタンクに手で補充をします。お皿だけなら10枚、グラスなら12個。1回の洗浄作業は10分で完了するというパワフルさ。必要な水は1回に約1.9ℓと、従来の食洗器に比べると非常にコンパクトでエコノミー。バーやコーヒースタンドなど小規模のお店でも活用できそう。お茶を淹れてる間に洗い上がれば、ちゃんと棚にしまう習慣にも役立ちそうです。
Appleや数々のヒット製品を手がけるFrog Designがプロダクトデザイン
Apple製品をはじめ、SONYのテレビ「WEGA」や、マイクロソフト「Windows XP」のデスクトップなど、世界中でヒットを記録した著名プロダクトを数多く手がけるFrog Design(フロッグ・デザイン)が、このTetraのプロダクトデザインを担当。
どんなインテリアにも馴染むシンプルスマートなデザインって、案外見つけづらいもの。毎日の暮らしの中にある相棒としてどういう存在感を放つのかも、性能のひとつとして大事にしたいポイントですよね。波打つようなカバーや鮮やかなカラーリングが特徴的なTetraは、キッチンの中でもいいアクセントになりそうです。
クタクタになるまで家事をするくらいなら、任せていいことはすべて機械にお任せし、ズボラでもきちんと感のある暮らしをエンジョイしたいものです。Tetraは2018年後半より本国で販売開始予定で、予定価格は300ドル(約3万2500円)ほど。日本への上陸も待ち遠しいですね。
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- Precious.jp編集部