130年以上、国内外の賓客をおもてなししてきた「帝国ホテル」が新たに手掛けているオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL(アナザーインペリアルホテル)」。帝国ホテルのシェフやソムリエ、バーテンダーなどがアンバサダーとなってセレクトした全国の「良いもの、良いこと」を紹介する、帝国ホテルの“もうひとつの( =another) 新たな出会いの場”です。

「もっとあなたを、驚かせたくて。」をコンセプトに、“食べる・飲む・暮らす・楽しむ”の4つのカテゴリーで、60ブランド・150商品が販売されています。また、帝国ホテルが各地の生産者とともに開発した、ここでしか購入できないオリジナル商品が並んでいるのも特徴です。
2025年6月から新たにラインナップに加わった商品の試食会にPrecious.jpライターが参加。新商品をいただいた感想を交えながら、その魅力をご紹介します。
極上冷凍ブッラータや柑橘ジュース!「帝国ホテル」のオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」
■1:北海道の極上ブッラータが自宅でいただける!「十勝ブッラータ FROZEN」/FRESH CHEESE STUDIO

6月に登場した新商品で目玉となっているのが、帝国ホテル 第3代総料理長 杉本雄氏が監修した「十勝ブッラータ FROZEN」。こちらは北海道・十勝の生乳を使った「十勝ブッラータ」が人気の「FRESH CHEESE STUDIO」とのコラボレーション商品です。
今回のコラボは、3年前に「FRESH CHEESE STUDIO」の商品を杉本氏が見たことから始まりました。そこで、「FRESH CHEESE STUDIO」チームのチーズへかける思いの強さに感銘を受けた杉本氏は「何か一緒にやりたい」と思ったのだそう。話をしていくうちにブッラータの消費期限が課題になっていることがわかりました。

「FRESH CHEESE STUDIO」の「十勝ブッラータ」は、北海道・十勝でチーズの素となる生乳に酸や菌などを加えて凝固させた「カード(凝乳)」に加工したあと、東京・世田谷の工房で「ブッラータ」へと加工しています。そうしてモッツアレラチーズと生クリームを使った極上の「十勝ブッラータ」になりますが、ネックは2日しかもたない賞味期限でした。2日間では、表参道に展開している店舗へ運ぶことしかできず、全国に十勝の生乳のおいしさを伝えることができません。
そこで、杉本氏は冷凍化を提案。しかし、生乳を冷凍すると分離してしまいます。試行錯誤が始まりました。何度も試作が行われ、水分量や配合の調整の末に誕生したのが「十勝ブッラータ FROZEN」です。
懸案だった賞味期限は500日へと延長。これにより全国へ、ブッラータと十勝の生乳のおいしさを届けることができるようになりました。解凍方法は、60℃程度のお湯に30分ほどつける、もしくは流水に2時間ほどさらすだけ。水気を切って、お皿の上でカットすると、とろとろのチーズがあふれ出します。

試食すると、生乳の旨味とコクが口の中に広がりました。牧場でいただく生乳の味わいが、ギュッと閉じ込められたかのようなチーズです。また、チーズの弾力も冷凍したとは思えない、違和感のない食感。オリーブオイルや塩といただいてもおいしいですが、まずはそのまま、チーズの味わいを堪能するのがおすすめです。

杉本氏がアレンジ例として提案しているのはチキンブイヨンをベースにした野菜のジュレで包んだ「十勝ブッラータと季節の野菜のテリーヌ」。緑があふれるアレンジは、メインにもなれる逸品です。
また、家庭で手軽に食べるのなら「季節のフルーツ、特にベリーをたくさん入れたフルーツサラダや、生ハムなどがおすすめ」とのこと。
2個セット、3個セットでの販売なので、いろいろな食べ方を試してみてくださいね。
■2:ベーカリーシェフが厳選! 愛媛の極上マーマレードセット/オランジュルクラ

帝国ホテル ベーカリーシェフの黒川英之氏がセレクトしたのは、「オランジュルクラ」のマーマレード。愛媛県八幡浜市で育った柑橘類を使ってマーマレード作りをしているオランジュルクラは、マーマレードの世界大会で5度の金賞を受賞している実力派のブランド。
さまざまなマーマレードの中から、黒川氏が帝国ホテルのパンと相性がよいと思うものをセレクトし、3本セットにしています。

ひとつ目は「ライム&ゆずマーマレード」。ライムの酸味と、ユズの苦みと香り、甘味のバランスがよいマーマレードです。帝国ホテルの「トラディショナルブレッド」に塗ると、白いパンに、ハート型にくり抜かれたライムの緑色が映えるのもポイント。酸味が華やかな印象のマーマレードでした。
ふたつ目の「紅まどんなマーマレード」は、愛媛県のみで栽培される柑橘「紅まどんな」を使用。ゼリーのようなプルプルした果肉が近年人気のみかんです。その豊かな果肉の味わいと、細切りにした果皮の歯ごたえを楽しめるマーマレードに仕上げられています。バターの風味が豊かなブリオッシュと合わせると、リッチな朝食を楽しめそうです。
レモンの皮がしっかりと感じられる「レモンマーマレード」が3つ目。爽やか、かつ苦みも感じられるレモンのマーマレードは、暑い季節にぴったり。「ベーグルに、たっぷりのクリームチーズと一緒に塗って、贅沢にどうぞ」と黒川氏。ギフト用にも自宅用にもうれしいセットです。
■3:希少な柑橘「はるか」を100%ストレートジュースでいただく贅沢を/濵田農園

マーマレードと同じく愛媛県八幡浜市から、希少な柑橘「はるか」を贅沢にジュースにした「はるかジュース」も登場しています。「はるか」は日向夏と甘夏柑の自然交配で誕生しました。香りがよく、さわやかな甘さを持っています。
果汁が少なく、従来はジュースには不向きとされていた「はるか」を絞り、ピュアなストレートジュースに仕上げたのは「濵田農園」5代目の濵田直人さん。100%のストレートジュースとして商品化し、人気の商品となっています。

まるでリンゴジュースのような色合いの「はるかジュース」。とろりとした飲み口と爽やかな香りの後に、まろやかな甘みがやってきます。また、柑橘の苦みもかすかに感じる、やさしくさっぱりとした味わいは、唯一無二。ジュースですが、上質なデザートをいただいたような後味と満足感が残ります。
■4:マンゴー王国宮崎が誇る幻の完熟マンゴー「パルメロ」/OKUDA

2025年8月31日(日)までの限定販売で登場しているのは、OKUDAの「パルメロ1玉入り 576g以上」です。
温暖な宮崎県は30年以上前からマンゴーを生産してきました。宮崎の気候風土にあった品種の開発に取り組んだベテラン農家の手により誕生したのが「パルメロ」です。20年以上の年月をかけて開発された「パルメロ」は、手作りの有機肥料や害虫の天敵を利用するなど手間のかかる栽培方法を取りながら、丁寧に育まれています。

完熟で収穫されたマンゴーは、糖度が高く、みずみずしさを堪能できます。試食して驚いたのは果肉の質。繊維をまったく感じず、なめらかな舌触りでマンゴープリンのようにとろけます。また、豊かな香りと甘さは唯一無二。pearl(真珠)mellow(芳醇)の名に恥じない、絶品でした。
年に3500玉程度しか収穫されないという希少なマンゴーはギフトにぴったり。箱を開けた瞬間に漂う香りに、きっと歓声が上がるはずですよ。
ここでしか買えない、極上の品物が揃う「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」。「もっとあなたを、驚かせたくて。」のコンセプトを体現する、驚きの商品ばかりでした。
夏のギフトを考え始めるシーズン。大切な方へのギフトの候補として、ぜひチェックしてみてくださいね。
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- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美