粋にいなせに、夏を乗り切る! いざ、本当に美味しい逸品を巡る旅へ【あの名店で、絶品「うなぎ」を召し上がれ!】
夏です、うなぎの季節です! 季節の節目ともいうべき土用の丑の日ですが、今年の夏はなんと、7月19日が「一の丑」、7月31日が「二の丑」と2回やってきます。夏バテ防止や健康維持にうなぎを食す、古くから伝わるこの慣わしをこの夏は、あの名店のあの絶品の味で、ぜひ。うなぎパワーで暑い夏を乗り切りましょう。
うなぎの兼光 本店『うな肝丼』
名古屋市から車で約1時間30分。愛知県三河一色で天然に近い環境で育てられ、大豆イソフラボンを餌に取り入れるなど、大きく柔らかくふっくらとした身が特徴のブランドうなぎ “兼光”。その養鰻場の目の前にある直営店とあって、朝、厳選した脂のりのよい大きなうなぎを、地焼きで豪快に焼き上げる蒲焼を求めて開店前から行列が。なかでも新鮮な8匹分の肝焼きも一緒に楽しめる『うな肝丼』は一番人気。
大きなカウンターからは、職人がうなぎを手返しするダイナミックな仕事ぶりを見ることができるのもうれしい。たまりじょうゆの香ばしさが、強火で焦げ目がつく寸前まで焼き上げられたパリパリ、カリカリの皮と相まって、うなぎを食した! と感じます。

養鰻場の直営店ならでは! 新鮮な肝が美味
濃いめのタレがしっかりと絡まった新鮮な肝焼きは、深いコクがたまらない。カリッフワッの地焼きの蒲焼とはまた違う、肝の魅力を味わえる。昼からつい一杯、という人が多いのも納得。
【店舗詳細】うなぎの兼光 本店

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住所/愛知県西尾市一色町藤江蛇池30-3
TEL/0563-73-6688
時間/11:00〜14:30(L.O.14:00)、17:00〜20:00(L.O.19:30)※7、8月は通し営業あり、詳しくはHP参照 - 休日/火曜 予約がベター
あつた 蓬莱軒 本店『ひつまぶし』
名古屋名物といえば『ひつまぶし』。明治6年、料亭として始まったこの店は出前が多く、割れない木の器を考案し大きなお櫃ひつに数名分の鰻丼を入れて届けたところ、ご飯が残ってしまう。そこでうなぎを細かく切ってご飯と混ぜて出したら大好評。
まぜる=まぶすがその名の由来。皮が薄く身がふっくら、脂のりもいい三河一色産の仔うなぎを中心に、鉄串で一尾を香ばしく地焼きした蒲焼をご飯に混ぜ、上にもたっぷり。まずは秘伝のタレを味わうべくそのままで、次にのりとねぎ、わさびを豪快に混ぜた薬味混ぜを、最後にお茶漬けでかき込んで。ひつまぶしってこんなに美味しかったの!? とその魅力を再確認できる老舗の味です。

うなぎの魅力を三変化で楽しめる老舗の味、伝統の味を本場で
1.そのまま → 2.薬味混ぜ → 3.茶漬け。どれもが美味なのは、うなぎのうま味が染み込んだタレが決め手。さっぱりとした吸い物と漬物も美味。ちなみに名古屋の人は、2の薬味混ぜがいちばん好きらしい。
【店舗詳細】あつた 蓬莱軒 本店

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住所/愛知県名古屋市熱田区神戸町503
TEL/052-671-8686
時間/11:30~14:00(L.O.)、16:30~20:30(L.O.) - 休日/水曜、第2・第4木曜(祝日は営業、振替休みあり)
※掲載価格は2025年6月16日現在のもので、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 長谷川 潤
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、佐藤友貴絵(Precious)