その不調は巻き肩が原因!? コリ・疲労感・集中力の低下に効くストレッチ術

「巻き肩」とは、肩が内側に入り背中が丸まりやすくなる姿勢のこと。パソコンやスマートフォンに長時間向き合う日常では、この状態が習慣化してしまいがち。

2人の女性 ストレッチの指導をしている
 

この丸まった姿勢が続くと、首や肩の筋肉には常に負担がかかり、血流も滞るため、肩コリや首の緊張が慢性化し、頭痛や腰の不調につながることも。そんな「巻き肩」をリセットするために、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれたのが、たった20秒でできるストレッチ法です。

肘を後ろで寄せて胸を開くというシンプルな動きですが、こわばった筋肉がゆるみ、丸まった姿勢をリセット。肩や首が本来の位置に戻ることで、上半身の緊張がほぐれていき、肩コリ、首コリの解消にもつながります。

また、胸が自然と開くことで呼吸が深まり、自律神経が整うことで気持ちが落ち着き、集中力がアップする効果も。加えて、うれしいのは見た目の変化。前かがみの姿勢で下がって見えていたバストの位置が本来の高さに戻り、全体のシルエットにもメリハリが生まれます。筋トレをしなくても、姿勢が変わるだけでボディラインは引き締まり、立ち姿の印象も美しく!

たった20秒なので、仕事の合間に取り入れられますし、リフレッシュ効果も十分。今すぐ試してみてくださいね。

■Step1:両手を前に伸ばし、手のひらを外側にねじる

まっすぐの姿勢で立ち、次に両手を手のひらが上になるようにして前に伸ばし、次に小指が上になるように手のひらを外側にねじります。このとき腰が反らないように、お腹は引き締めることを意識しましょう。

両手を前に伸ばし、手のひらを外側にねじる
 

■Step2:両手のひらをお尻に当てる

両腕を大きく後ろに回してから、両手のひらをお尻に当てます。お腹は引き締めたままキープしてください。

両手のひらをお尻に当てる
 

■Step3:左右の肘を中央に寄せる

Step2の姿勢のまま、左右の肘を中央に寄せる、開くをゆっくりと20回繰り返しましょう。肩甲骨を寄せるのを意識しながら行ってください。

左右の肘を中央に寄せる
 

【まとめ|肩コリ・首コリをほぐして、頭も冴える!巻き肩ストレッチ4か条】
1)仕事に集中するほど、姿勢は前かがみになり「巻き肩」の状態に。
2)姿勢がくずれるため肩コリや首のこわばり、集中力ダウンにつながる。
3)肘を後ろで寄せて胸を開くというシンプルな動きのストレッチが有効。
4)姿勢が整うので呼吸が深まり、思考がクリアになるし、バストアップ効果も。

以上、「肩コリ・首コリをほぐして、頭も冴える!巻き肩ストレッチ」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は7月19日の更新です。お楽しみに!

 

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:長尾優子さん
サービス業
「このストレッチはとても簡単なのに、終わったあとは体がポカポカと温まり、首や肩がスッと軽くなる感覚に。背中も自然に伸びて、呼吸が深く入るのを実感できます。上半身がふわっと軽くなったようで、気分まですっきり。立っていても、座ったままでもできますし、たった20秒でできる気軽さも魅力です。体に緊張やだるさを感じたときの、ちょっとしたリセット習慣として取り入れていきたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子