2025年に発表された渾身のタイムピースがすべての “物語” の扉を開く…時を装い、時をまとう歓び【心を揺さぶる「新作ウォッチ」】
光を遊ばせる装飾、感情を揺らす色、意志を刻む技巧が手元に華やぎを添え、仕草に凛とした気配を重ねていく──。そんな魅力を携えた姿で現れた、今年の新作ウォッチ。
ジュエリーのように装うもの、変貌を遂げたアイコン、クラシックの刷新、詩情を紡ぐもの、スモールサイズ…etc.。今という時代を照らす、美しきシグネチャーがここに。
【GRANDSEIKO(グランドセイコー)】紫桐に着想を得たという光で変化する淡い紫色が日本の美意識を照らして

春を映す桐の花のような淡いパープルのダイヤルが、光の角度で繊細に表情を変える。またそこには、グランドセイコースタジオ 雫石から望む岩手山の山肌を繊細な型打ちで表現。ザラツ研磨による鏡面とサテンの切り返しが、構造に抑揚を与えている。搭載するのは、手巻きの「キャリバー9S64」。なめらかな秒針の動きに、日本の時計づくりが受け継いできた哲学と誇りがにじむ 。
たおやかにして、凛としたフォルム。直線と曲線の交差が美しいケース形状に、⻑く受け継がれてきた「グランドセイコースタイル」の本質が宿っています。ラウンドケースに収められたのは、春を飾る「南部の紫桐」をモチーフにした淡いパープルのダイヤル。角度と光の移ろいに応じて微妙なトーンの変化を見せ、そのたびに時間の情緒的な表情を映し出します。
立体的なインデックスと多面カットの針が、柔らかな色調のなかでも視認性を確保。美しさと実用性を両立させた設計といえるでしょう。ケースとブレスレットに採用されたのは、ステンレススティール。直径はわずか36.5mmながら、表面のサテンと鏡面の仕上げを組み合わせることで、造形に力強さが生まれています。
そして静かな鼓動を刻むのが、手巻きムーブメント「キャリバー9S64」。そのひとつひとつに、日本の時計づくりの信念と矜持が込められているのです。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、SS=ステンレススティールを表します。
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