マスカラやアイシャドウ、アイラインなどのアイメイクは落とすのに手間がかかります。そのため、できるだけ効率的にできるようなクレンジングアイテムを選びたくなりますよね。
でも、実はアイテムよりも落とし方の方が重要。もしコットンや手でこすっているなら、今すぐやめましょう。やり続けていると、茶くまの原因になって、老け目元が加速してしまいます!
落とし方は、どのクレンジングアイテムでも共通。綿棒を使ってマスカラ、アイシャドウ、アイラインをていねいに落とすこと。時間がかかるし、面倒くさいと思うかもしれませんが、その効果は想像以上に大きいのです。
ビューティモデルの真樹麗子さんは、「コットンと綿棒を使って、少しだけ時間をかけて落とすようになったら、しつこく残っていた目周りのくすみが消えた」とコメントしています。
また、まぶたに汚れが残っていては上質なアイケアコスメを塗っても浸透しないので、ここは時間をかけてきっちり落とすことも重要です。文字だけだとわかりづらいので、以下から写真と共に、アイメイクの正しいクレンジング4ステップをご紹介します。
■1:コットンと太い綿棒を使い、アイラインやマスカラを「絡めて」落とす
これはプロがやっているワザで、ポイントは肌当たりの優しい、太め綿棒を使うこと。まつげを下からコットンで押さえ、クレンジング剤をとった綿棒で、優しくなでるようにして落とします。このとき絶対にやってはいけないのが、コットンでゴシゴシこする行為。
ウォータープルーフマスカラを使った場合は、クレンジング剤をつけたコットンを30秒くらいのせて、剥がれやすくしておくと楽に落とせます。
■2:上まぶたの際に残ったアイラインを「綿棒の先端」で拭き取る
上まぶたの際に残ったアイラインをオフするときは、もう片方の手で上まぶたを持ち上げ、際が見える状態にします。粘膜には目にとって大事な分泌腺があるので、面倒がらず、きちんと落とすことが大切です。
■3:クレンジングで「下まぶたに移ってしまった汚れ」を優しく拭き取る
何度もお伝えしているように、目の周辺はとても刺激に敏感なので、摩擦は絶対厳禁! ティッシュやコットンで雑に拭き取るのはNGです。太め綿棒を使い、なでるような軽いタッチで行うこと。
また、目尻側にアイラインやマスカラの粉がたまってしまうこともありますよね。これは放置すると、目に悪影響を及ぼすこともあるので、綿棒でしっかり拭き取りましょう。
■4:仕上げに「茶くま」の原因、上まぶたの際に残ったアイシャドウを拭き取る
丁寧にクレンジングしても、皮ふが重なり合った上まぶたの際や二重のシワの溝をよく見ると、アイシャドウが残っていることも。これを拭き取るひと手間を習慣にすると、目元全体のくすみが消えて明るくなります。
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間違ったクレンジング方法が知らず知らずのうちに「茶くま」を生み出しているなんて、ぞっとしますよね。繰り返しますが、目元の皮ふはとても刺激に弱いもの。ひと手間かけることで肌の状態もぐっとよくなりますよ。
- PHOTO :
- 鈴木 宏(人物)
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious)
- COOPERATION :
- クレ・ド・ポー ボーテ研究所、野毛まゆり、目の美容院アイソロジスト トレーニングマネージャー 高橋真理子、ラ・プレリー
- EDIT :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)