素敵な女性は、年を重ねるごとに、どんどん魅力を増していくもの。自分自身もそうなりたいと思ったら、品格を高め続けることが重要になります。ただ、これは具体的にどうすればいいのか?イメージしづらいですよね。

そこでこの疑問を、コミュニケーション・コンシェルジュの吉田正美さんにぶつけたところ、「品格やたたずまいのような『目に見えないもの』は、生まれながらにして備わった資質ではなく、習慣としてひとつずつ意識することによって自分のものにすることができる」との回答が。

つまり、日々の過ごし方によって上品な女性と下品な女性はどんどん差が開く一方なのです。あなたは普段、うっかり品格を下げるようなことをしていませんか!?

今回は吉田さんから、周囲から上品と認められている女性は絶対にやらない6つの習慣を挙げていただきました。真のいい女として周囲から一目置かれたいなら、すぐに全てを断ち切っていきましょう。

■1:早口で「激しく自己主張」する

公共の場では声の音量に気を付けて

早口で話す人は、心に余裕がないような印象を相手に与え、エレガントに見えません。また、早口なのは、相手に自分の話がどう伝わっているのかについて無頓着な証拠。つまり、聞き手に対する思いやりに欠けるのです。その気質ゆえ、早口の人は「私が、私が」と自己主張が激しく、人の話を遮ってまで自分が話題の中心にならないと気が済まないようなところも……。

そのような話し方では「あの人は自己中心的で、なんだか下品」などと、周囲から敬遠されてしまう原因に。

「ハイクラスな方のスピーチを拝見していると、圧倒的に”間のとりかた”がお上手です。より自分の声が聞き手に届きやすいように、自身の話し方を徹底的に客観視しているのでしょう。上品と認められたいなら、見た目だけでなく、話し方においても、相手からどう受け取られるのかをしっかり意識するようにしてみてください」(吉田さん)

緊張したり、話したいエネルギーが強すぎたりすると、自分でも気づかないうちに早口になってしまうこともあるようです。一度、スマホの通話などを録音してみて、自分の話すスピードをチェックしてみましょう。

■2:「大声」で話す

話し方でのNGはもう一点。ところかまわず大声で話す人は、恥じらいに欠けて下品に見えてしまいます。

「電車のなかやお店など公共の場所において大声で話すのは、人に見られているという意識や思いやりに欠ける行為で、品性を疑われてしまいます。自分だけでなく、一緒にいる人にも恥をかかせてしまうおそれもありますし、上品な女性は絶対にやりません」(吉田さん)

気心の知れた友人と会食している際などに、声のボリュームがどんどん大きくなってしまうことはありませんか? さらに、おしゃべりに熱中するあまり早口ということになれば、二重の意味で下品に見えてしまうことも。自分たちさえ楽しければいい……ではなく、常に周囲への配慮をお忘れなく。

■3:「女でいること」を楽しもうとしていない

見た目の印象はやっぱり重要!

楽だからといってウエストの緩い服ばかり着たり、もう何年もメイクの仕方がワンパターンだったり、女性としてより美しくあるための努力を放棄していませんか?

ビジネスにおいてもプライベートにおいても、第一印象はとても重要。周囲から上品と認められている女性は、身だしなみにおいても、常にブラッシュアップを心がけています。他方、見た目を磨く努力を怠っていると、いくら“心は錦”でも、肝心の中身まで見てもらえません。

「ファッションやメイクもさることながら、頭髪のケアも大切です。たとえば、オイルをつけて髪のツヤを出してみるなど、一工夫するだけでも見た目印象は大きく変わります。また、女性は同性同士で厳しくジャッジし合う傾向がありますので、刺激を受けるために、同窓会など知人が多く集まる場に参加するのもおすすめです」(吉田さん)

若い頃よりも、おしゃれに対して興味がなくなってきた…という女性は特に要注意ですね。身だしなみを整えることも、相手に対する気遣いの一種。ぜひ人からどう見られるかを常に意識して、年齢に応じたおしゃれを楽しむようにしましょう。

■4:頻繁に忙しい・体調が悪いアピールをする

SNSでのネガティブな投稿はNG

「忙しい」が口癖でいつもイライラしていたり、「しんどい、だるい」と眉間にシワを寄せていたりする人には、正直あまりお近づきになりたくはありませんよね。

面と向かってそのようなネガティブな態度を取ってはいけないのはもちろんのこと、SNSでの投稿にも要注意です。SNSは自分の思ったことを自由に吐き出せる場だと思って、愚痴っぽい書き込みばかりしていないでしょうか?

「忙しいというのはスケジュールの管理ができない。体調が悪いのは健康の管理ができない。いずれにせよ、SNSでそれをぼやくのは、知性や品性がない行為だと見なされかねません。

特に、『忙しい』は『心を亡くす』という言葉ですので、自分だけでなく、相手に対しても極力使わないことが望ましいです。『忙しい』を『ご多用』に変換しましょう」(吉田さん)

「忙しい」や「体調が悪い」は、周囲から「大丈夫?」と気遣ってほしいという一種の甘えとも解釈できます。振り返ってみると、大人の女性としてちょっと恥ずかしいことですよね。リアルでもネット上でも、この2フレーズは禁句とするのがよさそうです。

■5:「手癖」や「足癖」が悪い

手先や足元に品性が表れる

その人の品性は、何気ない手や足の動きに如実に現れます。

「緊張した際に無意識のうちに髪をさわったり、退屈したときにペンをまわしたりする女性は、いかにも落ち着きがなさそうに見えますよね。また、手癖だけなく、足癖にも要注意です。たとえば、職場の会議中、テーブルの下の足の状態はどのようになっているでしょうか?

テーブルの下で、足をぶらぶらさせたり、さらに、ヒール靴を半分脱いでいたりすると、非常に残念な印象を与えてしまいます。おそらくこれをやっている方は無意識のうちにやってしまっているのでしょうが、手先も足元も、人からしっかり見られていることを肝に銘じましょう」(吉田さん)

電車で座っているときの足元にも要注意です。膝をぴったり閉じて、脚をまっすぐそろえているでしょうか? 無意識で出てしまう癖は、意識して克服するように努めましょう。

■6:「でも、だって、どうせ」が口癖になっている

内面が顔に形状記憶される

「でも、だって、どうせ」と口を開けば、不平不満や言い訳、悪口のオンパレードという人は、品性のかけらもありません。

「品があるというのは、他者に思いやりがあるということ。この点、自己肯定感が低くてネガティブな人は、周囲に気を使わせてばかりなので、上品とは対極にあるといえます。ちなみに、不平不満が多い人というのは、内面が表情にも表れて口角が下がっています。面接などで本人はいい顔をしているつもりでも、ネガティブが顔に形状記憶されているので、面接官は一目でその人となりを見抜いてしまいます」(吉田さん)

自分でも気づかぬうちに口角が下がってしまうとは、とても恐ろしいことですよね。口癖をいきなり変えることは難しいですが、まずは自他ともに長所を見つけることや、日々のささやかなことに感謝することを心がけてみましょう。

どんなにいいお洋服やアクセサリーで着飾っても、これら6つの習慣に心当たりがあれば、台無しになってしまう恐れがあります。「あの人って上品ね」と周囲から一目を置かれるためには、まずこれらのNG習慣から脱却しましょう。

吉田正美さん
コミュニケーション・コンシェルジュ
(よしだ まさみ)20年にわたって展示会ナレーターコンパニオン、式典のMCのみならず大臣、総督など800名以上のVIPアテンドを経験。MCでは、式典、ブライダル、政経セミナーなど1000件の実績。第一印象を劇的にアップする面接指導600名以上。また各種研修にて「話す・伝える・表現する」の育成指導にあたりのべ1500件の登壇実績。好感の持てる話し方、接遇、マナーなど各種講座を現場のニーズに応じて展開。「すぐに使える」実践型の研修には定評がある。著書に『「ぜひとも、あなたに」とお願いされる ハイクラスな人の気配りの習慣』がある。
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この記事の執筆者
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WRITING :
中田綾美
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