インターネットやスマートフォンとの接続で、より便利な使い方が出来るスマート家電。なかでもAppleのように通信機器メーカーでのエンジニア経験者が生活家電に乗り出すなど、ありそうでなかった機能を実装した製品アイディアはさまざまなものが登場しています。
サポーターからの小口投資を募るクラウドファンディングも活用しながら、身近な生活の質を高めてくれる製品が徐々に実用化されているのも楽しみなところ。スマートオーブン「June Oven」もそのひとつ。特長的な5つのすごいところ、ご紹介します!
豊かな暮らしを演出する、エンジニアの知恵が集結!
■1:内蔵カメラが食材を自動で識別!
オーブンの中には高解像度カメラが内蔵されていて、庫内に入れた食材が何の素材か自動で識別してしまうんです! 例えばステーキを庫内に入れると、肉の種類は「フィレ」なのか「骨付き肉」なのか、そんなところまでわかってしまうんですって。自動計量も同時に行われるので、今から何をつくろうとしているのかもお見通し…といったところ。
■2:適切な温度と調理時間を自動で算出!
庫内にある素材を識別したあとは、適切な温度と調理時間が自動で算出されます。「Toasts(トースト)」「Bakes(ベイク)」「Roasts(ロースト)」「Broils(ブロイラー)」という4つの調理方法をこの一台で出来てしまうタフさも素敵です。例えばローストチキンなど素材に厚みのあるものは、火の通り具合を見るための竹串のように、直接挿して使える専用温度計もアクセサリーとして準備されています。
内側の温度を図りながら、焼き上がり具合をカメラでチェックしているので、タイミングに失敗して焼きムラになることも防げます。これはオーブン内に搭載されたNvidiaというチップが自動感知で温度や焼成具合を制御してくれるから。経験がモノを言う細かいテクニックを、テクノロジーが手助けしてくれるのはうれしい! 長い時間ずっと見張っていなくてもいいのも便利ですね。
■3:あなた好みの料理を学習するAIを搭載!
なんといってもこのオーブンの肝になるのは、使い手の利用傾向を学習するAI(人工知能)を搭載しているところ。つくった料理や温度調整などの利用データをどんどん記録して学習していくんです。使えば使うほど、まるで専属のお抱えシェフのように、好みの火加減や仕上がりを覚えて自動で制御してくれるんですって。不器用さんもめんどくさがりさんも、この機能が当たり前になると料理がもっと楽しくなりそう!
■4:リモートで庫内を確認できる!
オーブンとスマホアプリをWi-Fiで接続すると、庫内の様子を映し出すカメラの映像がチェックできます。自動制御で焼きムラは回避されますが、実際に目視で好みの仕上がりに調節することもできますね。調理が完了したらプッシュ通知が来たり、ボタンひとつで調理中止・延長も可能。まるでリモコンのように使えるんです。わざわざキッチンまで足を運ぶ必要がないのは想像以上に便利。リビングでくつろぎながら、他の家事を片付けながら、効率的な時間の使い方が出来そう。
■5:インテリアに馴染むシンプルなデザイン
角に丸みをもたせ、必要十分なものだけが揃えられているような洗練されたデザインは、どんなインテリアにもフィットします。幅19.6×高さ12.8×奥行19インチ(約49.7×32.5×48.2センチ)というサイズ感も、デカすぎず小さすぎずでちょうどいい感じ。ファミリータイプに比べれば小さめですが、チキン丸ごと1羽が入る十分な容量です。キッチンカウンターに調理家電を並べてコレクション風に見せるのもオシャレ! パネルやディスプレイからの操作方法も、誰もが直感で使えるような設計になっていて、このあたりのデザインはさすが元Appleの設計者といったところでしょうか。
使えば使うほどに、敏腕な相棒として活躍してくれそうな魔法のオーブン。「JUNE」の価格は$1,495(約¥16.2万)となかなかのお値段はしますが、本国オフィシャルサイトではSOLD OUTが続いているようです。日本国内ではまだ入手することは難しいようですが、今後に期待したいですね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 飯塚美穂