シュウマイは、ギョウザに比べると少し地味な存在。しかし、『マツコの知らない世界』でシュウマイが取り上げられたことで、状況が変わってきています。一気にTwitterのトレンド入りし、テレビや雑誌でシュウマイの食べ比べやお弁当特集が増えているのです!

それで「今日はシュウマイにしようかな」と思ったとき、いつも通りの食べ方だと損をしてしまうかもしれません。何も考えずに食べると、シュウマイ本来のおいしさが最大限に味わえない可能性大!

そこで今回は、200種類のシュウマイを食べ歩いたライターの種藤 潤さんに、さらにおいしくシュウマイを食べるための条件をお聞きしました。シュウマイブームが来る前に、ポイントをおさえておきましょう!

最高においしいシュウマイを食べるための「5つ」の条件

■1:シュウマイが看板商品となっているお店を選ぶ

中華料理屋ではなくシュウマイの専門店に行ってみましょう!

そもそもシュウマイを外で食べるときは、お店選びからこだわる必要があります。

種藤さん曰く「実は、シュウマイを看板商品にしている店は、みなさんが思っている以上に少ないのが現状です。だからこそ私は約3年間、シュウマイを名物にしている全国のお店を可能な限り巡り、食べ、情報発信してきました。自信を持って焼売を看板商品にしているということは、皮、具材にオリジナリティーを持ち、より良い状態で提供する工夫がされています。そうした店は、一定のレベル以上のおいしさがあります」とのこと。

シュウマイがメインのお店の中でも、シュウマイが持つ個性を見極めるのが必要だそう。例えば、大きさはもちろん、具材の中身が豚肉なのか海鮮なのか、食感を持つ具材を使っているのか、その具材のこね具合と食感、柔らかいか固めか……などにも気をつけてみましょう。

一言でシュウマイと言っても、非常に多様であるのがシュウマイの魅力のひとつです。その特徴を理解した上で、さまざまなシュウマイを選べば、もっとおいしく楽しめるはずですよ!

■2:ひとり2個ずつぐらい食べる量を頼む

おいしさを最大限に味わうにはできたてのシュウマイをすぐに食べて!

シュウマイのおいしさを堪能するには、お店で食べるときはできたてを味わうために、あまり一度に大量に注文しないことが重要です。まず、ひとり2個ぐらい食べる量を頼み、なくなったぐらいで、お腹がまだ食べられそうなら追加し、またできたてを味わうのがオススメです。

自宅で食べるときは、基本はできたてをできる限り早く食べること。シュウマイは冷めてもおいしく、だからこそお弁当にも重宝されますが、できたてであるだけで、味わいとその焼売の個性がさらに際立ちます。

人が集まるパーティーなどでもてなす際は、蒸し器などで温かな状態を維持できるようにしておくと、おいしいのはもちろん、ビジュアル的にも盛り上がるでしょう。

■3: レモンサワーと一緒がオススメ

どんな飲み物も合いそうなシュウマイですが、お薦めの飲み方はあるのでしょうか?

「飲み物は、私は基本的にビールを頼みますが、最近ではワインを合わせるシュウマイなどもあり、シュウマイにこだわりのある店なら、お店に確認するのがいいでしょう。最近は、オーソドックスな焼売の場合は、レモンサワーが個人的なお気に入り。豚肉の濃厚な味わいをサワーが爽やかにしてくれて、また次も食べたくなります。海鮮シュウマイは、日本酒もなかなか合いますよ。シュウマイの個性に応じて、お気に入りのお酒を探すのも楽しいでしょう」(種藤さん)

まずはぜひ、オススメのレモンサワーと一緒にシュウマイを味わってみてください!

■4:まずは何も調味料をつけずに食べる

また、種藤さんにおすすめの食べ方をお聞きしたところ、シュウマイを切って具材を確かめてから、何も調味料をつけずに食べるのがいいとのこと。

「個人的にシュウマイを食べる際には、まず半分に切って、断面を眺める。すると、そのシュウマイにどんな具材が使われているかわかり、シュウマイの個性が見えてきます。その上で、まず半分を何もつけずに味わう。見た目の個性を、口の中で確かめる訳です。そしてもう半分は、お店おすすめの調味料をつけて味わう。2個目以降は、シュウマイの個性に沿った調味料を、自分なりにいくつか試してみることが多いです」(種藤さん)

1個目は、中身を見たらそのまま味わいましょう。いいシュウマイは、大半は具材に絶妙な下味をついており、その味自体がシュウマイの魅力のひとつです。その繊細なこだわりを体感してください。

シュウマイに限らず、醤油など調味料を大量につける人が目立ちますが、せっかくのこだわりが台無しです。醤油などをつけるとしても、アクセント程度にしましょう。

■5:和がらしは気持ち多めにつけて食べる

調味料はできるだけ高価なものを使うほうがいいです

前述の何もつけずに味わうと逆のようですが、和がらしは特に豚肉と玉ねぎの味わいを引き立ててくれます。少し多いぐらいにつけると、今まで当たり前だと思っていたシュウマイの味が、ひと味違ったおいしさを感じられるはず。わさびや柚子胡椒などをつける場合も、気持ち多めにつけてみましょう。

もちろん、ほかにもつける調味料をさまざま用意しておくと、焼売の楽しみはさらに広がります。醤油と和がらしが基本ですが、酢やポン酢、めんつゆ、トンカツソース、わさびや柚子胡椒など、複数組み合わせて試してみるのもいいです。

シュウマイにつける調味料は、醤油や酢だったら国産食材を用いた天然醸造のものなど、少し高価でも、いいものを選ぶのがオススメ。シュウマイの味わいが、いっそう引き立ちます。

以上が、最高のシュウマイを堪能するための条件でした。シュウマイを何気なく食べていた方は、少しの工夫でおいしくなるなんて知らなかったはず。

ちなみにシュウマイの保存は製造するお店やメーカーにより異なりますが、大半は長期保存にも適した冷凍がいいそうです。食べるときには、レンジでの加熱ができるシュウマイでもできれば蒸し器で加熱しましょう。とくに皮の食感がより自然に再現できる、とのこと。

冷凍のシュウマイもいいですが、やっぱりお店で食べるできたてが一番です。ぜひ上記の条件を参考に、最高のシュウマイを味わってみてくださいね!

種藤 潤さん
フリーライター、エディター
(たねふじじゅん)教育大学卒業後、フリーランスのライター、エディター、ウェブプランナーとして活動を開始し、現在は食とオーガニックを中心とした幅広いジャンルで取材執筆を行う。シュウマイに関しては2015年ごろから着目し、インスタグラム「シュウマイ生活」で全国各地の焼売を実食し発信。2018年4月現在で200種類を制覇した。2018年5月にTBS『マツコの知らない世界』でシュウマイの知らない世界を紹介している。
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この記事の執筆者
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WRITING :
池守りぜね