みなさんもLINEを使っているときに「失敗した!」と思ったケースが、一度くらいはあるのではないでしょうか。

そこで今回は、よくあるLINEの失敗における対処法を、コミュニケーション心理専門家でWillコミュニケーション代表取締役の植田愛美さんに教えていただきました。

大人であれば、家族や親しい友人同士だけでなく、会社の上司や部下、取引先の人とのやりとりをすることもあるでしょう。そういった仕事の人間関係も含めたLINEコミュニケーション術としてチェックしておきましょう。

LINEでよくある失敗パターン7つとエレガントな対処法

LINEでよくある失敗パターンとその対処方法

■1:きちんと返信する時間がないのに「既読」にしてしまった

「すぐに返信できない状況であれば、定型文を使って返信を送ったり、『あとで返信します』といったことが書かれたスタンプを送ったりするのもひとつの方法です。個人的にはとりあえずのスタンプ返信をおすすめしていますが、その際は直前の会話の内容、相手と自分との関係性を考慮した上でのスタンプ選びをするのがよさそうです」

■2:間違った画像を送ってしまった

「誤送に気づいたらすぐに画像を削除することは当然ですが、しばらく気づかなかった場合、相手の方に誠意が伝わる謝罪をしましょう。気をつけたいのは『誠意=長文』という勘違いをしないこと、それとスタンプひとつでは終わらせないことです。もちろん親しい方であればスタンプだけで済むこともあるかもしれませんが、画面上でのコミュニケーションは誤解を生みやすいこともありますので、真剣な謝罪であれば極力、絵文字やスタンプは使わずに反省の気持ちを相手に伝えてください。いつもとは違う雰囲気に、気持ちが伝わりやすくなります」

■3:上司や部下のトークに、間違えて家族向けのメッセージを打ってしまった

節度を保つことは社会人としてのマナーのひとつ

「誤送してしまった相手に謝罪を伝えることは必須ですが、その方との距離感や送ってしまった内容によってはLINEだけでなく、実際にお会いした際、ひと言謝罪を伝えるといいと思います。気の知れた部下との間のことでしたら、そこまでする必要はないかもしれませんが、あくまでも会社の人間。オフィシャルな関係性であれば節度を保つことは社会人としてのマナーのひとつです」

■4:スタンプを送りすぎたのか、返信が来なくなった

「返信のない相手はしばらくそっとしておきましょう。『返信がないこともまたひとつの返信』です。それがどう意味なのかを察する力こそ、大人の女性の愛されマナーですね。再び、その相手とLINEでやり取りが発生することになってもスタンプの送りすぎに注意しましょう。『反省しない人』という印象がついて、より距離を置かれてしまう可能性があります」

■5:それほど親しくない人に、間違えてLINE電話をかけてしまった

「私もやってしまったことがあります。慌てて『間違えてお電話してしまいました』と謝罪のLINEをしたのですが、それがきっかけで会話をするようになりました。こうしたアクシデントも、その後で、きちんと相手と誠実なコミュニケーションを行っていくと、人間関係構築のきっかけになることもあります。起きてしまったことを嘆くより、その後の対応を速やかに、誠実に行ってください」

■6:グループトークなのに特定の人とばかり話してしまった

「実際、こういう方はひんしゅくをかっていることにも気付かないことが多いかもしれません。本人も『気づいたら、特定の人とばかり話しをしていた」という感じだと思います。あえて真面目に謝罪する必要はありません。なぜならグループLINEは明るさが大事で、暗い話は不向きだからです。この場合、『あっ、ごめんなさい。この件については○○さん宛てに後ほどLINEしますね』という感じでライトに謝罪+切り替える方向で全体コミュニケーションに舵取りしてほしいですね。周りも角が立たない程度で話を別の方に切り替え、質問などを投げてもいいと思います。この場合は、ラリー中の会話を引用して次につながる質問をすると話を中断した感じもあまりなく、方向転換ができますよ」

■7:グループトークに参加していない人の悪口を書いてしまった。

「メールやLINEという文字としての証拠が残ってしまうものに悪口や個人の意見を書き込むことはやめておいたほうが得策です。それが元で大きな問題へと発展してきた例を多く見てきましたが、品位を損なうことはいうまでもありません。コミュニケーションの結果は相手がそれをどう受け取ったのか、ということで決まるものですが、この場合、どんな悪口を言ったかという内容よりも、悪口を言ったあなた自身の人間性を疑われる結果しか残りません。そうした誤解を生まないためにも、1対多数のコミュニケーションを取る場で個人の主観的コメントなどを発信することはやめておきましょう」

私のLINE失敗談!失敗後のアクションこそが大事!

LINEは失敗後のアクションこそが大事!

ところで、植田さん自身も、LINEで大失敗してしまった経験はあるそうです。

「私も誤送はよくあります。最近はLINEに削除機能が追加されたので、急いで削除するのですが、それでも『削除』という足跡が残るので、念のため謝罪LINEも入れます。私の場合、誤送がよくあるので相手に合わせた『謝罪画像』や『謝罪スタンプ』をシチュエーションによって送り分けています。

謝罪画像といっても、どこかの偉い人たちがよくやる会見的な画像ではなく、『間違えました。ごめんなさい。』の一文と共に、例えば時期的な花の画像(今ならアジサイなど)を送ったり、ママ友であれば子どものおもしろい画像を送ったりすることもあります。そのようにして、やってしまった失敗を相手にとっての『笑い』や『癒し』に変えるということを、意図的に行っています。ネガティブになってしまったものを少しでもポジティブなものに変換できるアクションさえ取れれば、失敗からの挽回は可能です。

しかし、ミスはしないのが一番ですから、できれば誤送がないよう、LINEする前に宛先確認、画像確認などを心掛けたいですね」

LINEでよくある失敗パターン7つ

いかがでしたか? LINEの失敗は誰もがやってしまうものです。そうした失敗を防ぐための努力とともに、失敗してしまったときの対処法を準備しておくことが、大人のLINEコミュニケーションで重要なことといえそうですね。

植田愛美さん
(うえだ まなみ)コミュニケーション心理専門家、Willコミュニケーション代表取締役
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利
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