酷暑の折 “ご自EYEください”「アイゾーン」注意警報、発令中!

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皮膚にも、眼球にもダメージを与える夏の紫外線と環境汚染。特別なアイゾーンケアはこの時期の大人の必須課題です。トップス¥88,000(ポステレガント)、ピアス¥744,700・リング/指先から[ローズゴールド]¥249,700〜・[ホワイトゴールド]¥193,600〜(フォッペジャパン)

猛暑が続くこの時期、汗や皮脂でなんとなく肌が潤っているように感じて、アイケアは手を抜いてしまいがち。クリームや美容液を顔に塗るついでになじませる程度のケアでは、20代の肌ならまだしも、大人のアイゾーンは修復が追いつかない。

知っておきたいのは夏こそ、目元のエイジングが深刻化しやすいということ。強烈な紫外線は肌の奥のコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやくすみ、たるみを加速させます。さらに追い打ちをかけるのが、長時間のエアコンによる乾燥と冷え。室内外の温度差で血行は滞り、くすみやクマがじわじわと進行。空気中の汚染物質による酸化ストレスも重なれば、まぶたのエイジングは一気に加速するのです。

そして見逃せないのが眼球へのダメージです。紫外線やエアコンによる乾燥は角膜にも影響を与え、ドライアイや疲れ目の原因に。寝苦しい熱帯夜が続けば睡眠中の疲労回復も追いつかず、瞳の健康にも支障をきたします。それなのに多くの人がアイゾーンケアを手薄にしてしまっている──。まずはそのことを認識しておきたい。

今回は、夏に特に注意したい年齢と共に現れる視覚の衰え「アイフレイル」について、杏林大学医学部 眼科教授の山田昌和先生に詳しくお話しをうかがいました。

【瞳の健康】大人の瞳に必要なのは「アイフレイル」予防です

お話をうかがったのは
山田昌和先生
杏林大学医学部 眼科教授
「アイフレイルアドバイスドクター」として、診療・研究を手掛ける日本眼科学会認定眼科専門医。メディア出演も多く、目の健康寿命を延ばすための啓発活動を行う。

◇年齢と共に現れる視覚の衰え、「アイフレイル」について

眼精疲労や乾燥、見えづらさ…など、40歳を過ぎると少しずつ現れ始める瞳の変化。近年、そんな状態を指す「アイフレイル」という言葉に注目が集まっています。

「加齢で目の機能が低下した状態を『アイフレイル』といいます。放置すると見えづらさが進み、生活の質の低下につながる可能性も」(杏林大学医学部 眼科教授・山田昌和先生)。

「アイフレイル」の最初のサインとして挙げられるのが老眼です。ピントを合わせる力はなんと10代から低下。その変化を自覚し始めるのが40代なのだとか。老眼というと小さな文字が読みづらくなるイメージですが、初期症状は目の疲労感。

「年齢と共にピントを合わせる力が低下するので目の疲れを感じやすくなります。また、長時間のスマホやPC使用に加え、夏はエアコンによる乾燥、さらに更年期世代の女性は目が乾きやすくなる傾向にあり、さらにピント調整がしづらくなります」と山田先生。白内障や緑内障などがひそんでいるケースがあるので、見えづらさを感じたら、一度眼科で検診を受けることが大切なのだそう。

「紫外線は瞳にも悪影響。白内障のリスクを高めることも知られていますし、白目に結膜母斑と呼ばれるシミができることも。紫外線対策にはサングラスが有効です」(山田先生) 

未来のクリアな視覚のために、今こそ正しい「アイフレイル」予防を。

◇瞳のエイジングを進行させる「3コン」に注意!

1.エアコン
2.パソコン
3.コンタクトレンズ

 

目のバリア機能低下や視力低下を招くドライアイ。室内の湿度を低下させる「エアコン」の使用、長時間の「パソコン」作業によるまばたきの回数の減少、目の水分を吸収しやすく異物が付着しやすい「コンタクトレンズ」の装着。この「3コン」が、目の乾きを促進させ、ドライアイのリスクを高めます。

◇これが「アイフレイル」進行のサインです

□目が疲れやすい
□夕方になると見えづらくなった
□まぶしく感じやすい
□眼鏡をかけても見えづらい
□はっきり見えないとき、まばたきをすることが増えた
□新聞や本を長時間読むのがつらくなった
□段差や階段で危ないと感じた
□まっすぐな線が歪んで見えることがある

ふだんあまり自覚していない、目の疲れや乾き、文字の読みにくさ…など、ちょっとした変化こそが「アイフレイル」の初期症状。気づかないうちに見えづらさが進行して、日常生活に影響を及ぼすこともあるので油断は禁物です。チェック項目にふたつ以上当てはまる症状がある場合は、一度眼科医に相談を。

眼球の構造と現れやすい「アイフレイル」の症状

眼球の仕組みは、よくカメラに例えられます。レンズの役割を果たす角膜や水晶体、絞りが虹彩、フィルムが網膜、データを脳へ送るケーブルのような役割を担うのが視神経。これらの組織の連携によって、私たちはものを見ることができるのですが、加齢と共にそれぞれの機能が少しずつ低下。ドライアイや老眼などのサインが現れます。さらには白内障や緑内障などの病いがひそんでいることも。まずは眼球の構造と、部位ごとに起こりやすい変化を覚えて、アイフレイル進行の予防を。

ボディケア_1

【角膜→ドライアイ】
蒸発を防ぐために涙の主成分である水層を、上下まぶたの縁にあるマイボーム腺から分泌される油層がコーティング。涙腺からの涙の減少やマイボーム腺からの油分の不足などによって、ドライアイが起こると、目を動かす摩擦で角膜の細胞が傷つきやすくなります。

【網膜→加齢黄斑変性】
網膜の中央にある視力の大半を担う黄斑。代謝の低下により黄斑に老廃物が蓄積することで起こるのが「加齢黄斑変性」。視力低下や視界の歪み、色覚異常などの症状が現れます。紫外線によって発症や進行が助長されるのでしっかりと対策を。

【虹彩→まぶしさ・見えにくさ】
目に入る光の量を調節する瞳孔と、その周囲で伸び縮みして瞳孔の大きさを変える虹彩。この虹彩の筋肉の働きが低下すると、光の量を適切に調節できなくなり、まぶしさを感じやすくなったり、暗いところで見えにくくなったりします。

【水晶体→白内障】
目のレンズの役割を担う水晶体が白く濁る病気が「白内障」。卵白が熱で白く固まるように、水晶体を構成する透明のたんぱく質が加齢によって変性して濁り硬化。すると、光の屈折が不規則になり、かすんで見えるなどの症状が現れるように。

【視神経→緑内障】
目の奥にある光の信号を脳へ伝送する視神経。この視神経が眼圧で圧迫されるとダメージを受け、細胞が徐々に死滅。死滅した視神経の数だけ見える範囲が欠けたり、見えにくくなる疾患が「緑内障」。失明の原因の第一位でもあるので要注意。

【毛様体筋・水晶体→老眼】
カメラのオートフォーカス機能のように、毛様体筋の収縮で水晶体をふくらませることでピント調節が行われます。加齢によって毛様体筋の筋力低下と水晶体の硬化が起こると、ピントが合わせにくく。こうして見えづらくなるのが「老眼」です。

【硝子体(しょうしたい)→飛蚊症】
水分とコラーゲンで構成される無色透明でゼリー状の硝子体が、加齢によって濁ると、その影が網膜に映し出され、視界に浮遊物が飛んでいるように見えるのが「飛蚊症」。急激な症状の悪化は失明につながる疾患がひそんでいる場合もあるので、早急に眼科受診を。

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