お金はたくさんあるに越したことはありません。ただ、それで「お金持ちになりたい!」「資産を最大化したい!」と思っても、怪しい話が多すぎて、何から手を付けていいのか、悩みますよね。

最も手っ取り早くて確実な方法は、何なのか? それは、超富裕層のお金を増やす習慣を真似すること。お金持ちたちには、一般の人々とは異なる思考回路があるため、まずはその部分を自分の中に取り入れるところから始めるのが、一番の近道なのです。

そこで今回は、お金持ちの実態に詳しい株式会社ZUU代表取締役社長の冨田和成さんから、稼ぐ人が普段から実践している習慣を教えていただきました。以下の6つの習慣は、誰でもすぐにできることばかり。お金を増やすために、簡単なものから意識してみましょう。

超富裕層が実践している「お金を増やすマネー習慣」6選

■1:クレジットカードを使うときは「ひと手間プラス」する

カード払いを工夫することが無駄遣いが激減

現金がなくても、気軽にショッピングできるカード払い。還元率の高さも魅力ですよね。そのため、家賃・光熱費などもカード払いにして、ポイントを貯めているという方も多いのではないでしょうか。

非常に便利で、お得なクレジットカード。しかし、お金を払っている感覚がなくなってしまい、ついつい使いすぎてしまう、なんてことも。買い物をする際には、ひとつひとつ「ムダ遣いではないか」「必要な投資であるか」を考えなければいけません。

「ネットショッピングでは、カード払いが非常に便利。ですが、便利なぶんついムダ遣いしてしまう人が多いようです。そんな方は、『毎回カード情報を入力しないと購入できない設定』にするなど、購入するためのひと手間をプラスしてみてください。あえて決済まで間を空けることで、衝動買いをせず、冷静に考えることができます」(冨田和成さん)

お金を使っている感覚を常に持ち続けるために、現金払いを心がけるのもひとつの手。カード払いと現金払い、いずれにせよ、その買い物が投資・消費・浪費のどれにあたるのか、考えるクセをつけましょう。

■2:人生のゴールを決めてお金を使う

「お金を貯めたい」「お金を増やしたい」という方は多いでしょうが、その増えたお金を何に使うか?というゴールを答えられる人は、あまり多くないかもしれません。

あくまで、お金は夢や目標を成し遂げるための手段です。人生のゴールを設定し、意識することで、お金を効果的に使うことができます。

「まずは、老後をどうしたいのか、考えてみてください。例えば、沖縄で家を買って過ごしたいのか、生涯現役で仕事を続けていきたいのか、によって必要になる資金が変わります。老後では考えにくいという人は5年後、10年後という短期スパンでも問題ありません」(冨田さん)

目指すべき道をしっかり見据えること。これにより、目的意識が高まるため、結果的にお金が増えるようになります。

■3:「目的」と「目標」を分けて考える

やりたいことと、そのために必要なことは違う

目的と目標は、言葉が似ていることもあってか、このふたつを混同してしまっていませんか? まずはこのふたつが違うものだと、しっかり認識し、正しく目的・目標を定める必要があります。

冨田さんによると、「目的はその人の想いとか、感情に起因するもの。目標は目的を実現させるための具体的、数字的な行動です。例えば、ビジネススクールに入学してMBAを取得することが目標。その先でやりたいことが目的となります。これが混同してしまうと、ビジネススクールに通うための資金づくりが目的になってしまう、といった恐れがあるので、注意が必要です」とのこと。

「人生のゴールを決めてお金を使う」と近い部分もありますが、●●万円貯めるというのはあくまで目標。そのお金で何をやりたいのか、しっかり考えましょう。

■4:お金を使って「時間という資本」を最大化する

家事や移動に無駄な時間を使っていませんか?

「時は金なり」という言葉があるように、時間は大切なもの。ときにはお金以上に大切となることもあります。富裕層の方は、自分の時間を最大化するために、「お金をかけてでも時短」をする感覚を持っているのです。

例えば、「家政婦さんを雇う」「アイロンがけが必要な衣類はクリーニングに出す」「食事は出前か外食」など。「自分でやれば、そのぶんお金はかからない」と考えるのではなく、時間を買って、さらなるお金を生み出すサイクルをつくる、と考えます。

「コツは、”お金で時間を買う”という感覚に慣れることです。例えば、時短のためにタクシーに乗っても『贅沢してはいけないんじゃないか』『調子に乗っているって思われるんじゃないか』と引け目を感じてしまうもの。だから、まずはやってみる。あるいは時短商品を買ってみる。そのうえで、どれほど時間が短縮できたのかを計算してみると、時間を買う実感が湧くはずです」(冨田さん)

無駄な時間を減れば、そのぶんだけ仕事や投資に集中できます。時短にお金を使うことを考えてみましょう。

■5:これから「伸びる人やコミュニティ」を見極めて、そこに賭ける

投資をするなら伸びそうなものをチョイス!

人脈は重要な人的資本のひとつ。しかし、手あたり次第に人脈を増やしていけば、交際費だけでなく、時間も浪費することになります。そこで、将来性のある人物やコミュニティに狙いを定め、そこにお金、時間を賭けるというのが、富裕層の考え方です。とはいえ、「これから伸びる」と判断するためには、どこに注目すればよいのでしょうか?

一番のポイントは継続性です。コミュニティならば、長く続くコミュニティに参加すれば、参加メンバーと信頼関係を築くことができます。また、部活動や趣味など、過去に何か継続した経験がある人は、伸びる可能性が高いはずです。ある一定以上のレベルに達するには継続は欠かせませんから、大切な指標のひとつだと考えています」(冨田さん)

ただ単に、ダラダラ続けているだけの人。没頭して続けることができる人では、継続の質は違うもの。この点もしっかりと見極め、判断材料にしてみましょう。

■6:子どもの教育に投資する

遺産を相続する。その際には相続税が必ずかかってしまうもの。しかし、頭脳に税金をかけることはできません。つまり、教育を通して稼ぐ力を身につけさせることができれば、教育は最高の資産転移になるということです。

「子どもの教育に投資をする最大のメリットは、小さい頃から基準が高いコミュニティに身を置くことができることです。つまり、そこに集まっている仲間たちの質や姿勢が高ければ高いほど、それに合わせて子どもの可能性を広げていくことができます」(冨田さん)

投資によって子供がより多くを学び、教養や幅広い人間関係を身につければ、自分の資産が増える可能性も高まります。お子さんがいらっしゃる、これから考えているという方は、ご自身の将来のためにも、ハイレベルな教育を検討してみましょう。

超富裕層が一体どんなことを実践しているのかと思えば、どれも意外とシンプルな習慣ばかり。とはいえ、いきなりすべてを実行することは難しいもの。まずはこの中のひとつから取り入れてみてはいかがでしょうか。それだけで、意識が変わってくるはずですよ!

冨田和成さん
株式会社ZUU代表取締役社長
(とみた かずなり)『稼ぐ人が実践している お金のPDCA』(KADOKAWA)、『鬼速PDCA』『営業』『大富豪が実践しているお金の哲学』(以上、クロスメディア・パブリッシング)、『プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?』(ダイヤモンド社)などの著書がある。
『稼ぐ人が実践している お金のPDCA』冨田和成・著 KADOKAWA刊
この記事の執筆者
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WRITING :
冴島友貴
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