各ブランドから新たに発表された注目のクリエイションを厳選【息を呑む、心を奪う…「最新ハイジュエリー」名鑑】

心を奪う色彩、想像を超える造形、そして鮮やかな輝き。選び抜かれた宝石と卓越した職人技が融合して生まれた、世界のトップジュエラーによるハイジュエリーコレクション。

それは、まさに華麗な進化を続ける「身に纏う芸術」── その最新作を一堂に集めてご紹介します。

「VAN CLEEF & ARPELS(ヴァン クリーフ&アーペル)」鮮烈な色彩と独創的モチーフ!時を超える『エジプトの魅惑』

古代文明への尽きせぬ憧憬は、時代を超えてさまざまな表現を生み出してきました。絵画や映画、舞台などに映し出され、幾重にも解釈され続けてきた「エジプトの美」。「ヴァン クリーフ&アーペル」は新作ハイジュエリーコレクション『エジプトの魅惑』で、その多彩なイメージを大胆かつモダンな意匠へと昇華。洗練を極めたグラフィカルな世界が、鮮烈なジェムストーンの輝きと共に広がります。

多彩な芸術の視点を重ねて、エジプトの美が洗練を極めたモダンな意匠に

指輪_1,ダイヤモンド_1
『フルール デュ ニル ミステリユーズ』リング[WG×RG×DIA(センター11.59ct)×ルビー]/参考商品(ヴァン クリーフ&アーペル)

聖なるナイルの花を象った「ミステリーセット」の輝き

蓮の花のリングは、古代エジプトの壁画をもとに描かれたデッサンが着想源。蓮の実に見立てたタイプIIaのペアシェイプダイヤモンドを中央に据え、ミステリーセットによるルビーと多彩なカットのダイヤモンドで、開きゆく花びらの動きが表現された。茎を思わせるアシメトリーのアームに生命感が息づき、ローズゴールドが彫刻的な花の造形を際立たせる。

形を変えるイヤリングは古代の楔形文字が着想源

イヤリング_1,ダイヤモンド_2
『カラム ミステリユー』取り外し可能なペンダント付きイヤリング[WG×RG×DIA計14.59ct(センター5.22ct、5.12ct)×ルビー計9.44ct]/参考商品(ヴァン クリーフ&アーペル)

最古の文字体系である楔形文字から着想を得たデザイン。ミステリーセットのルビーが描くシンメトリーな意匠のなかで、ロゼンジ(菱形)カットを施した希少なタイプIIaのダイヤモンドが揺れ動き、輝きを放つ。

下部のペンダント部分は着脱が可能で、スタッドタイプのイヤリングにも。装いに合わせてふたつの表情を楽しむことができる。


煌めく太陽、滔々(とうとう)と流れるナイル川、そびえ立つピラミッド。尽きることのない古代エジプトの魅力は、長きにわたり世界中の芸術家たちの想像力をかき立ててきました。19世紀の挿絵に描かれた神話の世界から、映画に登場するクレオパトラの絢爛たる姿、そしてアールデコの幾何学的な意匠、ポップアートの鮮烈な色彩まで──芸術を通して幾度となく解釈されてきたエジプトのイメージは、多彩な広がりを見せています。

「ヴァン クリーフ&アーペル」の新作ハイジュエリーコレクション『エジプトの魅惑』が着想源とするのは、古代エジプトが遺した豊穣な遺産と、その美に魅せられた後世の創造者たちが紡いできた多層的な眼差し。それは史実の意匠やモチーフをなぞるにとどまらず、「エジプトの美」をメゾン独自の感性で描き直した、壮大なプロジェクトといえます。

グラフィカルで洗練されたコレクションに時代の息吹を与えるのは、類いまれな宝石がもたらす豊かな色彩のパレット。鮮麗なルビーやサファイアといったプレシャスストーンが、ラピスラズリやターコイズなどの装飾石とドラマティックに響き合い、卓越したサヴォアフェールのもと、多様な宝石が放つ色と光を調和させてひとつの作品に。それは、メゾンの1世紀以上にわたる美の探求が結実した、至高のクリエイション。悠久のエジプトが今、新たな輝きを纏って甦ります。

〈 Savoir-Faire in Focus 〉メゾンを象徴する至高の技「ミステリーセット」とは?

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ミステリーセットを専門に手掛ける職人が、『フルール デュ ニル ミステリユーズ』リングにミステリーセットを施すところ。レールが台座に嵌め込まれたのち、ビスで固定される。 (C)VAN CLEEF & ARPELS

石留めの金属が表面からは見えない革新的な「ミステリーセット」は、1933年に特許を取得した、メゾンを象徴するサヴォアフェールのひとつ。宝石の側面に極細の溝を刻み、それをゴールドのレールへ1石ずつ滑り込ませていくことで完成します。

この技法は時代と共に進化し、最初に誕生した「トラディショナル ミステリーセット」に加え、今やいくつもの種類を擁するまでに進化。表現の幅も広がりを見せています。

卓越したサヴォアフェールが美しく具現化する古代の神々や聖なる動植物

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左/『エール マジェストユーズ』クリップ[WG×YG×DIA計6.73ct(センター3.50ct)×サファイア計3.04ct×エメラルド計2.09ct]/参考商品・右/『エスプリ ドゥ ルニヴェール』ネックレス[WG×YG×サファイア計31.93ct(センター28.08ct)×DIA計45.98ct]/参考商品(ヴァン クリーフ&アーペル)

左/クリムトの名画に描かれた優美な翼がモチーフに

クリムトの絵画に描かれた女神イシスと守護神ネクベトの翼をモチーフにしたクリップ(ブローチ)。カリブルカットされたエメラルドとサファイアの鮮やかなラインが、翼のグラフィカルな美しさを際立たせる。この色合わせはピーコックカラーと呼ばれ、20世紀初頭に人気を博した。左のエメラルドカットのダイヤモンドは、水のように澄みきった最高純度のタイプIIa。

右/蛇神のしなやかさを映す高度な技による連結構造

インスピレーションの源となったのは、19世紀の挿絵に描かれたエジプト神話の蛇神ネヘブカウの姿。高度なサヴォアフェールによって、ネックレスの内部構造に多数の連結部が隠されており、それがしなやかな動きと極上のフィット感を生み出している。中央には、深く鮮やかなオーバルシュガーローフカットのサファイアが煌めき、神秘的なオーラを放つ。

〈 Savoir-Faire in Focus 〉

ネックレス_2
(C)VAN CLEEF & ARPELS

豊かなボリュームを湛えながら、デコルテにしなやかに沿うネックレス。その秘密は、内部に組み込まれた精緻な連結構造にある。横方向にも分節されたパーツを巧みにつなぎ合わせることで各部が連動し、体の線になめらかになじむ。創意と熟練の職人技が、彫刻的な美しさと快適なつけ心地を両立させた。

※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、RG=ローズゴールド、DIA=ダイヤモンド、YG=イエローゴールドを表します。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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問い合わせ先

ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク

TEL:0120-10-1906

PHOTO :
武田正彦
構成・文 :
福田詞子(英国宝石学協会 FGA)
コーディネート :
鈴木春恵