【目次】
- オフィスカジュアルにふさわしい靴とは?
- 【1】プレーンパンプス
- 【2】ストラップパンプス
- 【3】バックル付きパンプス
- 【4】フラットパンプス
- 【5】ローファー
- 【6】マニッシュシューズ
- 【7】ブーティー・ショートブーツ
オフィスカジュアルにふさわしい靴とは?
「きちんと感」と「動きやすさ」の両立
「オフィスカジュアル」とは、社内で仕事をするのに適した服装のこと。身なりが整っていて「周囲に不快感を与えない」のに加え、実際に「働きやすい」ことを、念頭に置く必要があります。そう、あくまでオフィスは働く場所。動きにくい靴では本末転倒ですし、仕事を疎かにしているようで、不快に映る恐れがあります。以上の観点より、避けたいのは以下のアイテム。
【NGアイテム】
<不快感を与える>
・カジュアル過ぎる…サンダル、ミュール、スニーカー、ロングブーツ、厚底靴など
・奇抜なデザイン…派手色、アニマル柄、華美な装飾など
<動きにくい>
・ヒールが高過ぎるパンプス
・安定感のないピンヒールのパンプス
・先がとがりすぎたポインテッドトゥ
以上のアイテムを避け、カラーは黒・ベージュ・グレイなどが無難。ストッキングや黒のタイツと合わせるのが、基本マナーです。
ただし会社ごとに基準は異なり、仕事の内容によっては、たとえばスニーカーでも許容される場合があります。最初は「これは履いてもいいのかな?」と疑問に思うようなアイテムは避け、社内の状況を観察し、徐々にボーダーラインを理解していくと良いでしょう。
【1】プレーンパンプス
最も無難な一足。「ヒール」は安定感のあるものを
最もオフィスカジュアルに適しているのが、この「プレーンパンプス」。下の画像のような、装飾のない、シンプルな「ヒール」付きパンプスで、黒・グレー・ベージュなど、落ち着いた色を選べば、まず失敗する心配はありません。ただし、ヒールの高さにご注意を。オフィスはあくまで仕事をする場なので、あまりに高過ぎるヒールは、実用的ではありません。ヒールの高さは5センチ程度で、安定感のある太さがおすすめ。仕事に適した「疲れにくい」一足を選びましょう。そういった意味でも、つま先部分は、とがっていないデザインがベターです。
グラデーションできちんとした佇いに大人の余裕が香り立つ
ほんのり光沢のあるゴールドベージュのパンツスーツを主役に、優しく上品なワントーンコーディネートを実践。インナーと靴は、スーツよりもワントーン明るいベージュを合わせると、リッチな奥行きが生まれ、一歩先ゆく洗練されたおしゃれが実現します。
×「ブラウス&スカート」
手編みの温もりを感じさせるブラウンのローゲージカーディガンに、きりっと白シャツ&オフ白のタイトスカートを合わせた、人前で話すときを想定したスタイリング。
×「ワンピース」
一枚で様になり、着心地もいい優秀ワンピース
程よくストレッチをきかせた、目面の美しいビスコース混生地を使用したワンピースは、さらりと肌離れがよく快適な着心地。デザイン性の高いブラックパールのロングネックレスを添えれば、かしこまりすぎずに品よく全体が引き締まる。
×「スーツ」
ジャケットとスーツになるスカートをセットアップに
堅い印象に見えないよう、深みのあるカーキの艷やかなサテンブラウスでこなれ感を加えた、スカートのセットアップスタイル。時計のベルト、バッグ、パンプスは黒でまとめて、きりりと締めて。
×「ジャケット」
ベージュのこなれ感を味方に凛とした美しい白を気負いなくまとう
白のタイトスカートは、定番アイテムだからこそ、アウターにはパンチング加工を施した軽やかなベージュのレザーブルゾンを。小物で添えたシャンパンゴールドが浮かないよう、艶のあるインナーで上手につないで。
グレートーンでまとめて、澄んだエレガンスを演出
仕事後に予定がある日は、グレイッシュなレースを贅沢に使ったノースリーブのティアードロングワンピースを。きちんと感のあるダブルジャケットがワンピースの甘さとふくらみを程よく抑え、クールエレガンスが香る着こなしに仕上がります。
シンプルだけど華やか!大人は堂々とオフィスでカラーパンツ
落ち感が優雅なワイドパンツだから、カジュアルなカーキもエレガントな雰囲気! ハイゲージのニットジャケットも、仕事では応用力抜群です。
シックカラーを選んで装いに奥行きを与える「なじませテクニック」を活用したコーディネート。コットンリネンのジャケットにラメが光るリボンベルトでリッチ感を添えて。ベルトの先端を垂らして、こなれ感のあるジャケットスタイルに。
×「軽アウター」
グレージュを基調にバランスよく配した黒が小粋なエレガンスを表現
ライダースのインに黒のタートルニットを着て、波打つような艶をたたえたタイトスカートを合わせた装い。配色でコントラストを効かせつつも、アイテムの組み合わせでも緩急をつけると奥行きが生まれておしゃれ感倍増。
ホワイト~グレーのグラデーションで澄んだ上品配色にやわらかな奥行きを
ゴールドベージュのテントラインジャケットから着想し、日差しに映える明るいカラートーンでまとめて。ライトグレーのニットから靴に向かって自然に濃くなるグレーグラデーションで、Ⅰラインを構築。さらにパールネックレスと白のバッグで、全体の印象を品よくトーンアップ。やわらかな色調のなかに、リッチな陰影が生まれて、印象的な品格スタイルに。
×「コート」
ふんわり甘いスカートには、丸みのあるノーカラーコートが好相性
上品なライトベージュが魅力のノーカラーコートは、わずかにコクーンシルエットを描くウール×ナイロン混紡の一枚仕立て。ベージュのレース素材が温かみのある華やかさを醸し出すスカートの女性らしさを、程よく引き立てます。ファーストールでリッチなアクセントも添えて。
【2】ストラップパンプス
「バックストラップ」はNG、「アンクル」にストラップの付いたタイプを
「アンクル」にストラップの付いたパンプスは、脱げにくく、実用の面でもおすすめ。ただしかかと部分がストラップになった「バックストラップ」タイプは、サンダルのようにも見え、避けたほうが無難です。取り入れたい場合は、周りの人が履いているか、見極めてからにしましょう。
×「コート」
大判シルクカシミアの軽やかなボリューム感がリッチなアクセントに
ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのがモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、視線を上に。
【3】バックル付きパンプス
コーデにアクセントが欲しい時に
つま先にバックルの付いた、定番デザインのパンプス。たとえば下の画像のような、モノトーンコーデに取り入れると、さりげない装飾がエレガントなアクセントとなり、洗練された印象に格上げしてくれます。
ガウンタイプのきれいめロングカーデのINに端正なブラウスで、きちんと感を意識したパンツコーディネート。
×「ブラウス&スカート」
ワンピースに匹敵する華やかなブラウスは大人のマストアイテム
大人のブラウス選びのポイントは一枚でも華やかであること。ただし、スカートや小物まで甘めにすると過剰で野暮ったくなるので、あくまでも辛口に徹するべし。きりっとしたスリット入りのタイトスカート、パンチの効いた小物やジュエリーが洗練されたスタイルに。
色香漂うブラックレースはモノトーンでまとめて品よく
繊細なレース使いにうっとりせずにはいられない、着映え効果の高い「印象派ブラウス」。上質なシルクの一枚は、モノトーン柄のプリーツスカートと合わせることで、きちんと感が求められるシーンにも映える。
×「スーツ」
ダークスーツというルールを守りながら、おしゃれに装うコツは素材と美シルエットにあり
ダークスーツが基本というかしこまった場でも、シルエットや素材感にこだわれば地味な色味でも、おしゃれに見えます。かっちりとしたフォルムのハンドバッグや、パンプスの艶感も、黒に華やぎを与えてくれて、まさにパーフェクトな着こなし。黒のジャケットも質感があるので、ダークスーツなのに表情豊か。
生地からこだわってつくったテーラードのリネンジャケット
エクリュカラーのベルテッドジャケットのセットアップは、信頼をおく尾州(現・愛知県西部)の機はたや屋の協力のもと、ナチュラルなリネンに擬麻加工レーヨンを交織してしなやかさを出したオリジナルのハイブリッド生地を使用。ゆとりのあるシルエットのジャケットは、ウエスト高め位置でほんの少し絞りを入れたことでスタイルがよく見えます。
【4】フラットパンプス
カジュアルになりすぎない、きれいめデザインを
楽ちんなヒール無しパンプスは、ラフになりすぎないよう、艶のある質感や、下の画像のような、上品な装飾が付いたデザインを選ぶと良いでしょう。
甘さを上品に演出する大人好みのミドルグレー×スモーキーピンク
知的なグレーとかわいさのあるピンクはもともと相性がいい色。明るいだけでない、こんなマチュアなピンクなら、落ち着いたムードのなかにフェミニンさが漂います。バッグでグレーを加えて、配色バランスを整えるのも大事なポイントに。
×「ブラウス&パンツ」
Tシャツ感覚のブラウスは個性的な小物を加えてかわいい女をアピール
フロントは短く、後ろ姿はたっぷり、このすその前後差が今らしいゆとりを表現。
今どきのこなれ感へ導くゆったりとしたブラウスを着こなしのキーアイテムに
体の線を強調しすぎないリネンコットンのブラウスをインすれば、テーパードのシャープなシルエットが生きて、すっきりとしたかっこいいスタイルが完成。パンツの色とリンクした白いパンプスがスリムなラインを強めて。
×「ワンピース」
タイムレスな魅力を宿すブラックワンピースは、大人の女性の美しさや自信を引き立てる名品。フォーマルな雰囲気をもちながら、伸縮性のある素材でアクティブな現代のライフシーンを支えてくれます。リネンカーディガンはクリアな白を選べば、都会に映える夏のモノトーンルックが完成します。
×「ジャケット」
着慣れない色で冒険をしても、デザインがベーシックだから安心
とろみのあるグレージュのパンツに同系色の小物を重ねて、流行のワントーンの着こなしが完成。
リラックス感のあるニットジャケットは、ワントーンで引き締めて
ミドルゲージのニットにもかかわらず、そでを通せば、驚くほど構築的なシルエットとTシャツのような軽やかさを実現。素材は、コットンストレッチ。
×「コート」
ホワイトTシャツに色と素材を重ねたら着こなしに奥行きとリッチ感が宿る
どんな着こなしにも合わせやすいシンプルなTシャツは、ビジネスシーンでも頼れる一枚。ホワイトTシャツは、知的でクリーンな印象を与えながら、顔周りの印象を明るくする効果も。ワントーンでまとめると、さらに洗練されて。
大人配色で仕事スタイルがよりリッチに!
「グレージュの微妙な色合いが引き立つ、カシミアやファーなど表情のある素材が好きなので、着るのは冬が中心に。ヘリンボーン柄で端正なイメージをもちつつ、ファー襟で迫力を加えたドルチェ&ガッバーナのコートに、グレージュのニット&ストールで穏やかな印象を与えて。合わせるアイテムはシックな黒でも、艶でまとめれば贅沢な大人の雰囲気に」吉川 純〈エキスパート エディター〉
パンツ×フラット靴のアクティブスタイルには、ジャケット感覚のチェスターコートを
カシミア混ウールのダブルフェースコートは、オフホワイトにルーレックス糸を織り込んでいるため、ほのかな輝きを発する一枚。マニッシュなチェック柄パンツにフラットシューズを合わせた、アクティブな装いとも相性抜群。ジャケット感覚でさらりとはおるのが素敵です。
【5】ローファー
学生風にならないよう、大人っぽいコーデに合わせて
真面目な印象で、履き心地も良い「ローファー」。ともすると学生っぽい雰囲気になるので、パンツスタイルなど、クールめコーデに合わせると良いでしょう。タッセルやホースビット(馬具を模した金具・下の写真参照)など、定番の装飾が付いたデザインもおすすめ。バイカラーは、オフィスにふさわしい、落ち着いた色の組み合わせを。
辛口カラーを重ねて仕上げる知的モードなパンツスタイル
品のあるバッグを、白のノースリーブトップスとベージュのパンツのコーデに投入。グレイッシュカーキの辛口のニュアンスが、淡色配色に深みと自然なメリハリを生み出し、洗練された印象に導きます。カーディガンの前を開けてはおると、白のボタンが縦ラインを強調してすっきりスタイルアップできます!
×「ブラウス&スカート」
淡いブルーと白の軽妙なハーモニーで、都会に似合うすっきりとした装いが完成
白のピンストライプが施されたタイトスカートには、サイダーのように爽快なブルーシャツを取り入れて、おしゃれを更新。比翼シャツはゆったりとしたドルマンスリーブ、スカートにはフロントにラッフルが施され、きちんと感をキープしながらも、ほんのり旬が楽しめるデザインに。
×「ジャケット」
ネイビージャケットの万能さを発揮するコーディネートを披露
ジャケットネイビーという色を生かし、センタープレスのパンツや端正なローファーで、凛としたエッセンスを加えたビジネスカジュアルコーデ。バッグはライトグレーで装いに溶け込ませ、軽やかさを演出。
トラッドなジャケットスタイルに、個性的なヴァンプで差をつけて!洗練されたシックカラーのジャケットスタイル。細めのヴァンプで足元はすっきり、軽やかに。
ワンピースの流麗な表情で、上品配色をいきいきと優雅に
胸元のギャザーが顔周りを華やがせる、シルク素材のネイビーワンピース。キャメルジャケットとの上品配色を、モードな迫力を醸すバランスで今らしい装いに。ジャケットにベルトを配せば、スタイルアップも実現できます。
デコルテからのぞく白が爽快さを演出
ジャケット着用時こそ、涼やかに凛とありたいもの。背抜きのジャケットのインには、風通しのよい薄手の一枚が好相性。
チノクロスのパンツを合わせた鮮度高めのきれいめカジュアル
インナーや小物で白を随所に効かせて抜け感をつくると、夏らしく清々しい着こなしに。
ストイックなラインで洗練を手に入れるクールカジュアル
やや長めの着丈のオーバーシルエットに、足首まできゅっと強調するスティックパンツの組み合わせは、最強コンビ! フォルムが上品なぶん、素材やきれい色を取り入れれば、おしゃれの幅もぐんと広がります。アウターはツイード地が華やかなテーラード。そでぐり、ラペル幅が細身のため、着てみると想像以上にスマート。カジュアルを目指すなら、小物をメンズライクにまとめるのがこなれるコツ。
×「コート」
聡明なムードを醸す黒に近いダークネイビー
黒に近いダークネイビーのコートを、グレー配色の知的なトラッドテイストで品よくまとめたコーディネート。ローファーや手袋の艶のあるレザーがマニッシュ感を演出しています。
ブランケット感覚の暖かさと存在感で冬ならではの着映えを堪能
インナーは縦のラインを強調するネイビーで統一。グレージュとのメリハリを効かせる配色ワザで、キリッと辛口なカジュアルが完成。さらにミドルグレーのニットストールを広げて肩がけすれば、色使いに奥行きが生まれ、ぐっとこなれた印象に。
ピンク色を加えたら女力も洗練度もアップして断然、エレガント!
マニッシュなジャケットコートに、爽やかなオフホワイトのスティックパンツで、すっきりとした縦シルエットを強調。トップスには、顔周りを華やかに彩るピンクのニットを選んで、好感度アップを図りたい。
ウエストマークでイメージ一新。シックな大人顔ピーコート
ロロ・ピアーナ社の透湿防水加工を施したカシミア生地のピーコートは、少し大きめの襟とシックなグレーが大人の表情を醸し出す一枚。さらに付属のベルトでウエストマークすることで、着こなしにエレガントさも加わります。ニットとバッグで黒を取り入れ、切れ味のいいコーディネートに仕上げて。
【6】マニッシュシューズ
シンプルコーデに合わせたい、ハンサムなシューズ
たとえばレースアップのレザーシューズ。男性がスーツに合わせていそうな、ハンサムな「マニッシュシューズ」は、履くだけでちょっと凛々しい雰囲気に。下のようなシンプルコーデを、さらに知的に格上げしてくれます。ただし合わせるコーデにご注意を。「おじ靴」という異名が示す通り、全体が野暮ったくなる恐れもあります。一時期流行した「スカート+靴下+マニッシュシューズ」は、オフィスにはそぐいません。
コンパクトショルダーと小さめ襟でクラシックにまとめて
ジル・サンダー自身が好んだ最もアイコニックなシャツは、襟も身幅もコンパクト。すっきりとした比翼ボタンで、ミニマムを極めた美しさ。ネイビーのパンツと存在感のある黒小物で、心も引き締めて、一週間をスタートしたい。
×「スーツ」
ファーストシーズンから人気を誇る定番Vジャケット
さまざまなインナーと相性よく着こなせる、ノーカラーのVネックジャケットが主役のセットアップ。ボトムは程よくフレアにしたクロップド丈のハイウエストパンツです。墨黒のリネン生地により、ビジネスの場に必要なきちんと感を備えつつ、肩ひじ張らないムードを演出できます。
×「コート」
発色の美しいセージグリーンのトレンチ
目面(めづら)の美しい、なめらかなウールメルトン生地のカーキのトレンチコート。淡いカーキのニットにベージュのスカート、茶系のハンサムシューズと、アースカラーをグラデーションさせた曖昧カラーで、美しく凛とした雰囲気に。
【7】ブーティー・ショートブーツ
防寒対策にも重宝
寒い冬に、甲の出るパンプスはなかなかつらいもの。ロングブーツはカジュアル過ぎるけど、会社によってはブーティー・ショートブーツは許容されています。下の写真くらいまでの丈で、動きやすいヒールのものを選びましょう。
アームホール付きの杢グレーストール
クリエイティブな仕事に没頭する日は、黒を基調にかっこよく。ファッショニスタをお手本に、グレーのストールをマントのようにはおり、モダンな雰囲気に。
×「ブラウス&パンツ」
素材感のある骨太Iライン。シンプルで男前なパンツスタイル
黒タートルニットに白シャツをレイヤードし、グレーのワイドパンツを合わせたスマートカジュアル。カーディガンにはそでを通さず、無造作に肩に引っかけるのが気分。ワイドパンツに太ヒールのブーツを合わせて、颯爽とスタイリッシュに。
×「軽アウター」
ネイビー×黒のシックな顔立ちに女らしさが香り立つ
主役のワンピースはしなやかな落ち感がエレガント。ウエスト部分はゴムになっているので、着心地も抜群。ノーカラーのレザージャケットをはおって、やや辛口に仕上げたスタイル。細ベルトの金具がアクセントに。
膨張色なのにすっきり見えるワントーンの色マジック
オフ白~グレージュでまとめた好感度の高いカジュアルは、全体をピンクがかったニュアンス色でそろえることが成功のポイント。まずはインナーのタートルとパンツをピンクがかったオフ白でつなげて、縦を強調。そこに一段濃い、ピンクみの強いグレージュ系のムートンジャケットをプラス。そで口に配したファーの色が、インのニットやパンツとリンクしているから、全体のまとまり感は完璧です。
×「コート」
光沢を放つネイビーがマニッシュコートに品格をもたらす
なめらかな質感のブラウスと、シルクの繊細な艶が美しいパンツを、溶け込ませるようにレイヤード。深いネイビーの清潔感に加え、ブラウスにあしらわれたスカーフ調のディテールも相まって、かしこまった席にも自信をもって臨める凛々しさが生まれて。ブラウス×パンツと、インが正統なぶん、オーバーサイズコートやショートブーツなどで、ハンサムなアクセントを加えるのが、着こなしを無難に終わらせないコツ。
ファーとスカーフの重ね技で一気におしゃれ上級者
顔周りのリッチなテクスチャーは、大人の女性の表情を美しく際立たせてくれるもの。ファーとスカーフをミックスしたダブルツイスト巻きでボリュームを出したら、その代わり、全身のシルエットはコート×タイトワンピースですっきりと。ブルーの大きめレザーバッグを指し色に。