お金に関する漠然とした不安を抱く瞬間って、ありませんか? 例えば、病気や怪我のリスクで働けなくなって、収入源が断たれるかもしれない。老後は年金だけで生活できないかもしれない、など……。このようなネガティブ思考に陥ったとき、対処法がわからないと、どうしても不安を見て見ぬフリしてしまいがちですよね。

しかし、もう心配いりません! 不安を取り除くために、具体的に何をすればいいのか? お金持ち事情に詳しい副業アカデミー代表・小林昌裕さんから、漠然としたお金に対する不安を取り除くためのアプローチ方法を教えていただきました。どんどん悪いことばかり考えてしまう前に、すぐ実践してみてください。

漠然としたお金の不安が「みるみる消える」5つの方法

■1:怖くても「現状を書き出して」可視化する

紙に書くことで必要額が実感できる

突然ですが、あなたは月々の収入・支出は把握できていますか? なかには「現状を知りたくない……」と尻込みしてしまう方もいるはず。それでも、老後の資金がいくら必要なのか、子育てにいくらお金がかかるのかを具体的に調べてみましょう。

きっと、多くの方が「このままではいけない……」と恐怖を感じるはずです。このように、ぼんやりと抱いていた不安が、はっきりした恐怖に変れば、「現状をしっかり把握しなければ!」と一歩を踏み出す力になるはずです。

「なかなか一歩が踏み出せない、という方は、非日常を体感することもおすすめです。『いつもと違う道から帰ってみる』『行ったことのないパーティーに参加する』など、ちょっとした日常のズレですが、こんな世界があったんだ、と感じられれば、その気持ちも力に変わります」(小林昌裕さん)

今の状態を知らなければ、どんな対策ができるのか、考えることはできません。自らの気持ちを整えたら、ペンとメモ用紙を用意してください。ざっくりで構いませんので、あなたの現状を書き出してみましょう!

■2:お金本来の持つ概念を体感する

お金は感謝と信頼の証

みなさんにとって、お金はどういうものでしょうか? 「時間と労働の対価」「月に一度、会社から支払われるもの」「家族のために残すもの」「親から引き継いだもの」「気持ちいい時間を過ごすための取引ツール」など、いろいろな考え方があるはずです。ですが、お金の不安をなくすために、これからはお金を「信頼と感謝が形になったもの」と考えてみてください。

例えば、飲食店であれば料理を提供してくれたこと、経営コンサルタントには経営改善のためのアドバイスをくれたという価値に対して、感謝と信頼を報酬という形で支払います。もし、「お金をもらうことは汚く、卑しいことだ」という考えでは、収入を増やすことは難しいでしょう。

「なかにはデスクワークが多いなど、外からの感謝や信頼を感じにくい、というお仕事に従事されている方もいらっしゃると思います。そういう方は、自分の仕事が社会のなかでどういう役割になっているのか、ちゃんと書き出してみてください。そして、冷静に自分の仕事と向き合ってみることが大切です」(小林さん)

自分が支払うお金にも、人からもらうお金には必ずと言っていいほど、感謝と信頼が存在します。まずは身の周りのやりとりからこのことを体感し、お金の概念を変えてみましょう。

■3:お金があったら「できることを書き出す」

やりたいことをリストアップする

お金の不安がなく、何でも好きなことができるほどお金を持っているとしたら、あなたは何がしたいですか? 次のステップとして「世界一周旅行がしたい」「大きな家に住みたい」「起業してみたい」など、考えているとワクワクすることを紙に書きだしてみましょう。

「やりたいことは書き尽くすことが大事です。次に、書き出したワクワクするやりたいことを実践するための目標を書きましょう。そのときに大事なのは、半年、1年でギリギリ届く目標にするということ。そして、『半年後に収入を10万円増やす』のように、数字を書くということです。最後に、それをスマホの壁紙やパソコンのデスクトップ画面、トイレのドアなど、毎日必ず見るところに置いてください」(小林さん)

常に目に入る場所に、自分にとってワクワクする目標を置く。そうすることで、潜在意識の中から「やりたい!」「実現したい!」という想いが湧き出るようになります。

■4:「親のお金」の価値観を反面教師にする

必ずしも両親が正しいとは限らない

親のお金に対する考え方は、私たちの金銭感覚や価値観にも影響を与えます。影響の受け方は2パターンあり、親と同じ考え方を踏襲するパターンと、逆に反面教師にするパターンに分かれるそう。

「親からはさまざまな影響を受けるものです。だからといって『ウチはこうだったから……』と、あきらめる必要はありません。大事なのは自立です。お金の面、心の面が親から自立できていれば、お金持ちになれるマインドになります。そして、親との関わり方も考えていただきたい。もし、親を失ってしまったとき、『あのとき、こうしていれば……』と後悔しない。それを意識してほしいです」(小林さん)

親のために「何かしてあげたい」と思っていても、お金がなければ何もできません。マインドだけでなく、実行するための力が必要となります。親との関係をじっくり考えてみることも、お金に対しての考え方を変えるトリガーとなりそうですね。

■5:やった方がいいけど、やるのは嫌なことを3回に1回は実行する

「今から選ぶ」という視点で考えて動く!

ここまで現在地を確認し、お金に対するマインドを改め、ワクワクする未来への目標が決まりました。ここからは行動あるのみ。夢に向かって一歩を踏み出しましょう。

とはいえ、いきなり株や不動産投資、FXを始めるというのはハードルが高いですよね。まずは、やった方がいい、でもやるのは嫌な行動をやるようにしましょう。例えば、「ダイエットのためにはランニングをした方がいい。でも、疲れるから嫌だ」という行動です。

「いきなり、全部をこなすのは難しいですよね。ですから、嫌だなと思うことを3回のうち1回やってみてください。2回はやらなくていい。でも、たった1回なら頑張れるもの。それを少しずつ続けてください。これがお金の不安から脱する一番のカギです」(小林さん)

現状を変えることができない一番の原因は、何もやらないこと。例え、小さな一歩であっても、成功への正しい一歩で一週間、一か月、一年と続けば、自分でもびっくりするほど遠くへ行けるものです。不安を抱える毎日ではなく、夢にワクワクする毎日を手に入れてみましょう。

最後に「お金の不安から脱却し、お金持ちになるために必要な要素は?」という質問を小林さんにしたところ、「継続です」と一言。途中で放り出さない、最後までやり抜くことが自分の力になっていくのです。

この記事を読んで「なるほど!」と満足するだけではいけません。ひとつでもいいから実践し、それを続けていきましょう。そうすれば、お金の不安から解放され、自分が本当にやりたいワクワクできることにチャレンジできるはずですですよ!

小林昌裕さん
副業アカデミー代表
1982年東京都板橋区生まれ。副業アカデミー代表、明治大学リバティアカデミー「金融マネジメント入門」講師として活躍。著書に『年収350万円のサラリーマンから年収1億円になった小林さんのお金の増やし方』(SBクリエイティブ)、『ふがいない僕が年下の億万長者から教わった「勇気」と「お金」の法則』(朝日新聞出版) がある。
『ふがいない僕が年下の億万長者から教わった「勇気」と「お金」の法則』小林昌裕・著 朝日新聞出版刊
この記事の執筆者
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WRITING :
冴島友貴
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