年齢や経験を問わず、誰もが楽しむことができるボールルームダンス。日本では「社交ダンス」と呼ばれ、たくさんの方々に親しまれています。

欧米圏ではセレブリティなパーティーや格式高いパーティーになるほど、ボールルームダンスを踊る「ダンスタイム」の時間が設けられ、多くの人たちがダンスを楽しむのが常。

豪華な大型客船、きらびやかなインテリア、生演奏を聴きながらいただく料理…。そんなクルーズ旅でのダンスタイムのときにも、淑女のたしなみとして、ある程度は社交ダンスを踊れるようになっていたいものですよね。少なくとも、合わせる簡単なステップだけでも…!

Precious.jpでは、初心者の方に向けた「社交ダンスの始め方」を全3回に分けてご紹介していきます。お話を伺ったのは、ダンスマガジン「AUDREY」の編集長・小鳥翔太さん。自身も社交ダンスを日々楽しんでいるという小鳥さんに、まずは「社交ダンスの魅力」から伺いました。

国際社会では、ボールルームダンスは「マナー」

欧米圏のパーティーによく出席される方からは、せっかくパーティーに出席して「一緒に踊りましょう」と誘われても、踊れないのは日本人だけ…という話をよく耳にします。

ヨーロッパやアメリカの方は、プロムやパーティーの場で男女がペアになってダンスを踊る機会が多いので、ボールルームダンスの経験がなくても、「なんとなく」踊れてしまうそうなのです。しかし、日本では男女が組んで踊るという機会そのものが、なかなかないですよね。

海外だけでなく、日本のクルーズやフォーマルなパーティーに出席しても、せっかくのダンスタイムに踊れないのはとてももったいない。正確に踊れる必要はなくて、男性のリードを受けてついていけるだけで、十分ダンスタイムを楽しむことができますよ。

「何か踊りを踊ってみたかったから」が始めたきっかけ

僕が最初に社交ダンスを始めたきっかけは、何か身体を動かすことがしたい、それならダンスかなと思ったときに、たまたま近所に社交ダンス教室があって。体験レッスンで踊ってみたらとても楽しかったので、そこから教室に通うようになりました。ダンスを踊るということ自体初めてでしたし、ほかに何か運動をしていたわけでもないのですが、ふとした思いつきがきっかけで、今までずっと社交ダンスを楽しめています。

社交ダンスならではの3つの魅力

社交ダンスには、ほかのダンスとは違う、こんな魅力的な点があります。

1.男女がペアになって、お互いを感じて、呼吸を合わせながら踊るたのしさ

社交ダンスの最大の魅力は、男女がペアになって「2名」で踊ること。最初は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、男性が女性をエスコートし、女性はそれに答える。互いにサポートし合って踊っていくことが、社交ダンスの最大の魅力でもあります。また、日々それを意識して踊ることで、自然と異性への上品なマナーも身につきます。

2.ダンス種目が多様

社交ダンスと一言でいっても、10種類以上の踊りの種目があるのですが、種目によってそれぞれ特徴があるので、見ていても、踊っていても飽きがきません。曲調も違えば、踊り方もステップも違うので多様性があり、それが社交ダンスを長く続けていても飽きない、ひとつの大きな理由かもしれませんね。そのときの気分で好きなダンスの種目も違いますし、その日の気分に合わせて踊る種目を変えられるのも楽しいですよ。

3.クローゼットに眠っている、美麗なドレスたちの見せ場に

イブニングドレスなど、煌びやかなお洋服は持っているけれど、着ていく場所がない、見せる場所がない、いいと思う服を集めていったら、溜まっていってしまった…。そういう方たちにとって、ダンスパーティーはまたとないドレスの見せ場です。ドレスを着てパーティーに出ていくことで、若さを保つモチベーションにもつながります。また、社交ダンス=専用の服装、といったものはないので、ご自身の持っているパーティドレスで自信をもって臨んでほしいですね。

クルーズパーティーでのダンスタイムを目標にステップをマスターしたい、旦那さまとの趣味にしたい、交友関係を広げたい…。何かをきっかけに社交ダンスに興味を持った方に、ぜひ社交ダンスを体験していただきたいです。

次回は、気になる社交ダンスのレッスンに通う頻度やお月謝代、服やアイテムにかかるお金について、詳しくお届けします!

【まずは教室の選び方、そして、そろえるべきアイテムはこれ!】

PROFILE
小鳥 翔太(おどり・しょうた)
新潟県上越市出身。Webサイト「ダンスマガジンAudrey」編集長、ダンスイベントプロデューサー。週刊少年ジャンプにて掲載されていた社交ダンス漫画「背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~」や、宝塚歌劇×社交ダンスの舞台「FOCUS」をはじめ、数々の企画にてディレクターを務める。また、プロバスケットボールチームとコラボしたイベント「Shall we ダンク?」や社交ダンス未経験者へ向けた体験型ダンスイベント「ダンスパーティーAudrey」の開催、社交ダンサーをモデルとしたカレンダー「社交男子」&「社交女子」の出版など、ダンス界の外へ向けた企画を次々とプロデュースし、社交ダンスの普及活動に尽力を続ける。
ダンスマガジンAudrey
この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2017.7.1 更新
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クレジット :
構成/サワダユキコ