年齢を重ねると、経験値が上がっていきます。そのため、どんどん人としての深みや本質的な魅力を求められるようになりがちですよね。ただ、残念ながら人間力は一朝一夕では身につきません。

一体どんなことをすれば、「あの人の人間性が素晴らしい」「素敵な年のとり方をしている人だ」と思われるようになるのでしょうか? 実はこれ、毎朝1分のクセづけによって、実現が可能なのです!

今回は朝1分の成功習慣トレーナー・後藤勇人さんの著書『成果を出す人、出せない人との大きな違い その『1分』を変えなさい!』から、毎朝1分の積み重ねによって人間力が高まっていく習慣を紹介します。

朝起きたらすぐに以下の5つを実践して、強い人間力を手に入れましょう!

毎朝たった1分で「本質的な人間力」が高められる5つの良習慣

■1:偉人本を読んで成功する人間力を身につける

毎朝1ページ読むだけでもOK!

人間力は「さまざまな問題にぶつかったときに、正しい決断ができる能力」とも言い換えられます。この能力を身につけるには、時空を超えて長い間生き残っている、大ベストセラーである偉人本を読むのが一番!

理由は、不変の生き方の指針を読むことで、昔の日本で成功を成し遂げた人と同じような体験をしたことになり、現代社会で起こる多様な問題に対処する力が手に入るから。実際に成功者の多くは、強い人間力を身につけるために、偉人の本を読むことを習慣にしているそうです。

後藤さんのオススメは、孔子の『論語』、孫子の『孫子の兵法』、吉田松陰の『吉田松陰一日一言』、森 信三の『修身教授録』。本以外では、武田信玄の風林火山。これは現代社会で十分通用する戦略です。

風林火山とは、戦いのときに「風のように素早く動いたり、林のように静かに構えたり、火のような激しい勢いで侵略したり、山のようにどっしり構えて動かない」という意味。後藤さんは武田信玄のM&A的な戦略を模倣して、ショットバーを買収したり、自社ビル建築で空き店舗になるお店を、美容室として再出店したりしたそうです。

過去の時代を何度も疑似体験することにより、現代社会を生き抜くための問題解決力が、どんどん身についていきます。毎朝1分、偉人の本を1ページ読む、もしくは格言をひとつ読む習慣をスタートさせてみましょう!

■2:四文字熟語を「読み上げて」本質的な心の強さを手に入れる

人生の指針にしたい四文字熟語を見つけよう

読むと人間力が高まるのは、偉人本や格言だけではありません。四文字熟語には、短い凝縮された表現の中に、本質的な教えが多く含まれています。そのため、大事な人生の不変の教訓にできるのです!

後藤さんは毎朝、「無上意」「安心立命」「主一無適」「恬退緩静」の4つを読み上げて、心の鍛錬をしているとのこと。

「無上意」は四文字熟語ではありませんが、重要なので入れているそうです。これは、「これ以上ない思いや行動で、目の前のことに全力で当たること」という意味。「安心立命」は「安らかにして動ぜず、尽力を尽くして天命を待つ」、「主一無適」は「ひとつのひとに選択集中して、全力で事に当たること」という意味です。

最後の「恬退緩静」は「おだやかで人と争わず、ゆったりとして物静かなこと」という意味で、実際に後藤さんはこの言葉をトラブルに巻き込まれたときに、思い出してやり過ごしたことがあるのだとか。

四文字熟語を学ぶことで、ビジネスシーンで起こるトラブル解決の基盤ができ、人生をよりよい方向に持ってゆくことが可能。自分の人生の指針にしたい四文字熟語をインターネットで検索して、朝の1分で読み上げるだけで、潜在意識に浸透します。人としての、本質的な心の強さが備わるこの行動、毎朝読み上げることを習慣にしてみましょう!

■3:昨日の反省をして今日に生かす

毎朝1分でも反省すれば同じ過ちを繰り返さない!

後藤さんは、「反省できる人は、日々成長できる人」と言います。毎朝昨日起こったことを思い出し、よくなかった行動や思いを反省する時間をつくりましょう。

ただし、戻ってやり直すことができない過去を悔やんで、まだ起こることも決まっていない未来に大きな不安を持ち、一番大事な今を台無しにしてしまわないように、気をつける必要があります。

そのため、反省するときは「悔やみ過ぎないバランス」が重要。不安が顔を出してきたら、今できる目の前のことに意識を集中してみてください。

大事なことは、過去から学び、今を全力で生きて、未来に希望を持つこと! 目を閉じて反省をしたら、次回はどのような行動をすべきか?を、導き出していきましょう。

■4:ブログやSNSで自分の強みを発信する

フェイスブック、ブログ、メルマガはウェブの三種の神器

ここ数年、ブログやSNSの普及により、誰でも自分の意見を発信できるインフラが整いました。今は自分でお金をかけずにセルフブランディングをしてビジネスを仕掛けることができるので、この流れを有効活用しない手はありません!

毎朝1分、ビジネスを円滑に回すためにFacebook、ブログ、メルマガなどに、書き込む作業をしてみましょう。

後藤さんは毎朝、メルマガを書いているそうです。日々あったことから自分の専門分野の話につなげて、難しい文体にならないように心がけて書いている、とのこと。

最初はタイトル出しくらいしかできないかもしれませんが、慣れてくれば簡単に書けるようになります。続けるコツは、シンプルに簡単に書き、良い文章を書こうと自分にプレッシャーをかけないこと!

朝に文章を書く習慣をつければ、メルマガやブログが継続しやすくなるそうです。邪魔が入らない朝に歯磨きをするように仕組み化して、自分の強みをうまくアピールしていきましょう。第三者にも自分の魅力が伝わりやすくなるだけでなく、自己肯定感も高まります。

■5:将来達成したい目標に階段をつける

何を順番にやるべきなのかハッキリさせよう

最後は、朝1分で理想の自分になるための一歩を明確にしましょう。現在の自分から理想の自分の位置まで階段をつけるのです! この数は5~7ステップがベター。

簡単なメモに書き出して、1番から5番までやるべき手順を書いていけばOK。

例えば、将来はイギリスに移住したいと思っていたら、(1)英語の勉強をする、(2)イギリス人の友達をつくる、(3)移住資金を貯める、(4)英語で日常会話ができるようになったら物件を探し出す、(5)移住する、といったような流れになります。

一見、当たり前のようですが、この当たり前の計画を愚直にしなければ、夢は叶いません。理想の自分は、通過点があまりにアバウトだとイメージがしにくいもの。このように階段をつける発想を持つことで、何を順番にやっていけばいいのか?が明確になります。

なりたい自分は、「1000万円貯める」「10kg痩せる」などでも大丈夫です! 階段を明確にすれば、夢の実現も現実味を帯びてきます。毎朝1分だけ、今の自分から理想の自分に階段をつけてみましょう。目標達成のための現実的な行動することで、人間力はぐんぐん高まっていきます。

本質的な心の強さが手に入れば、どんどん周りの見る目は変わっていきます。そもそも成果を出す人は、こぞって人間力が高いです。毎朝の1分の習慣で人として成長していき、仕事もプライベートも充実させていきましょう!

後藤勇人さん
朝1分の成功習慣トレーナー、ブランディングプロデューサー、女性ビジネスブランディングの専門家
(ごとう はやと)専門学校卒業後、24歳で独立し、ヘアサロンを開業。順風満帆のスタートを切ったが、まもなく社員の謀反や横領など数々の試練を経験。精神的に挫折する。その後、多くの成功者の姿から朝の大切さに気づき、朝の過ごし方を変えたところ、初の著書が出版され、32歳でヘアサロン・日焼けサロンなどグループ4店舗に拡大し、年収2000万円や1億円の自社ビル建設など、次々と夢を実現。現在は、有限会社BKプロジェクト、一般社団法人「日本女性ビジネスブランディング協会」の代表を務め、「夢を叶える朝の成功習慣ワーク」をはじめ、「最速夢実現」を可能にする独自ノウハウを教える各種のセミナーや講演を全国で行い、多くの人から支持されている。
『成果を出す人、出せない人との大きな違い その『1分』を変えなさい!』後藤勇人・著 実業之日本社刊
この記事の執筆者
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WRITING :
藤岡あかね
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