ものづくりの裏側をのぞける工場見学。小さいころ、学校行事や家族旅行で訪れてワクワクしたものですよね。大人になってからは工場見学に行っていないという方も多いかもしれませんが、子どものころと今ではまた違った魅力が詰まっています。

そこで今回は、試飲もできるワイナリーにウイスキー蒸溜所、懐かしい和菓子の工場やいつも安全な空の旅を支えてくれる航空機とフライトの裏側、さらに海上から工場夜景を楽しめるクルーズをご紹介します。

目次

関東近郊の工場見学おすすめ5選

■1:ココ・ファーム・ワイナリー@栃木県足利市

国際会議で世界のVIPもうならせた味!国内産葡萄にこだわる自然派ワイナリー

カフェも併設されているココ・ファーム・ワイナリー。広がる葡萄畑と山並みを眺めながらいただくワインは、逸品

2000年の九州・沖縄サミットでスパークリングワイン「NOVO」がふるまわれ、一躍有名になった「ココ・ファーム・ワイナリー」。その後も2008年の洞爺湖サミットで赤ワイン「風のルージュ」が、2016年のG7広島外相会合でスパークリングワイン「北ののぼ」が採用され、世界のVIPから好評を得ています。

使っている葡萄は全て国内産の「日本ワイン」。自家畑では化学肥料や除草剤は一切使わず、醸造場での発酵には天然の野生酵母や野生乳酸菌を中心に使用している、自然派のワイナリーです。

伝統的な瓶内二次発酵でつくられるスパークリングワイン。手間を惜しまない人の手仕事と自然、膨大な年月が贈る味わいです

ココ・ファームのワインの中から、気に入った一本を購入したいという方におすすめなのは「ワインティスティング」。¥500で5種類のワインを、ワインショップのカウンターで飲み比べながら楽しめます。

「手軽に、ワインが育まれる環境を見てみたい」という方は、¥500で参加できる「ワイナリー見学コース」がおすすめ。葡萄畑やワインづくりの現場をスタッフが案内してくれます。10:30〜、13:00〜、15:00〜の1日3回開催されており、所要時間は約45分です。

また、11月17日(土)・18日(日)には今年のできたてワインを楽しめる「収穫祭」が開催予定です。今年で35回目を迎える収穫祭には、例年遠方から多くの人が集まり賑わいます。葡萄畑にレジャーシートを広げて、できたてのワインを嗜めるのはこの日だけ。今から要チェックです。

お問い合わせ先

  • ココ・ファーム・ワイナリー
  •  
  • 営業時間/ワインショップ 10:00〜18:00、カフェ 11:00〜17:30(ラストオーダー)、ワインテイスティング 10:00〜17:00、ワイナリー見学コース 10:30〜・13:00〜・15:00〜 ※所要時間45分
  • 予約の有無/不要(見学コース及び参加人数によっては要予約)
  • 料金/試飲 ¥500(税込)、ワイナリー見学コース ¥500(税込)
  • 交通アクセス/JR両毛線「足利駅」、東武伊勢崎線「足利市駅」よりタクシーで約18分、あしバスアッシー行道線「ココファーム入口」より徒歩で約7分
  • TEL:0284-42-1194
  • 住所/栃木県足利市田島町611


■2:サントリー白州蒸溜所@山梨県北杜市

南アルプスの麓、豊かな緑に囲まれた「森の蒸溜所」

場内のレストラン「ホワイトテラス」では、ウイスキーと相性のいい地元北杜市の食材を活かした料理とともにシングルモルトウイスキー「白州」を楽しめます

「山崎」と並びサントリーを代表するシングルモルトウイスキー「白州」。軽快でキレがあり穏やかな味わいが世界でも評価されているブランドです。そんなシングルモルトウイスキー「白州」は、山梨の山間にある日本有数の名水地、白州で蒸溜されています。

豊かな森に囲まれ「森の蒸留所」とも呼ばれる白州蒸溜所では、シングルモルトウイスキー「白州」の魅力を体感できる「白州蒸溜所ツアー」に事前予約で参加できます。ツアーでは、案内ガイドの案内で蒸溜所の音や温度、香りを楽しみながら製造工程を見学します。

ゆっくりと時間をかけて熟成を続けるウイスキー。樽貯蔵庫内では華やかな香りに包み込まれる

さらに、製造工程の見学後にはシングルモルトウイスキー「白州」や、ここでしか味わえない「白州」の元となるモルトウイスキー原酒(非売品)のテイスティングも楽しめるそう。

場内には他にもウイスキー博物館やレストランがあり、ゆったりと自由なペースでウイスキーの奥深い世界を五感で楽しめます。ファクトリーショップでは、ウイスキーのほかにもウイスキー樽で燻製したチーズなどおいしいおつまみも扱っており、お土産に喜ばれること間違いなし。蒸溜所限定グッズも見逃せません。

お問い合わせ先

  • サントリー白州蒸溜所
  • 営業時間/9:30〜16:30(最終入場16:00)
  • 休業日/年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
  • 予約の有無/要予約
  • 料金/見学コースにより異なる(コース一覧はこちら
  • 交通アクセス/JR中央本線「小淵沢駅」より無料シャトルバスで約20分、JR中央本線「小淵沢駅」よりタクシーで約15分、北杜市民バス下教来石線「松原上」より徒歩で約10分
  • TEL:0551-35-2211
  • 住所/山梨県北杜市白州町鳥原2913-1


■3:桔梗信玄餅工場テーマパーク@山梨県笛吹市

モンドセレクション金賞を受賞した山梨銘菓「桔梗信玄餅」

風呂敷を模した包みが特徴的で濃い黒蜜が人気! 山梨土産の定番

子どもからシニアまで幅広い年代に根強い人気がある「桔梗信玄餅」。器いっぱいのきな粉に包まれたやわらかいお餅に、濃い黒蜜をかけて食べる山梨県の銘菓です。そんな桔梗信玄餅をつくる桔梗信玄餅工場テーマパークでは、製造工程を見学できます。

桔梗信玄餅は1968(昭和43)年に甲府市で誕生しました。50年経った今でも、誕生当初と変わらず一つひとつを人の手で包装しているそう。工場見学ではガラス越しに、流れるように包装していくプロの早業を見られます。

製造ラインをガラス越しに見学。プロの美しい早業にワクワクします

桔梗信玄餅工場テーマパークには、工場のほかにも上生菓子の素材を使って四季折々の花を再現した工芸菓子を見られる「お菓子の美術館」、桔梗屋グループの農業法人が栽培・生産する野菜などを特価で購入できる「グリーンアウトレット1/2」があります。

「お菓子の美術館」では桔梗信玄餅の包装体験ができます。工場でプロが包む様子を見た後に体験すると、きっと「どうしてあんなに素早く綺麗に包めるの?!」と驚くでしょう。自分で包装した桔梗信玄餅は持ち帰れるので、お土産にもぴったりです。

また「グリーンアウトレット1/2」では「お菓子の詰め放題」が大人気。桔梗信玄餅をはじめとする桔梗屋のお菓子を、専用袋いっぱいに好きなだけ詰められます。和菓子やスイーツ好きにはたまらないですね。

問い合わせ先

  • 桔梗信玄餅工場テーマパーク
  • 営業時間/8:00〜18:00
  • ※店舗により異なります
  • 工場見学案内時間/9:00、10:00、11:00、12:40、13:40、15:00、16:00
  • ※自由見学の場合もあります
  • ※12月31日は15:00が最終案内
  • ※11:40〜12:20は桔梗信玄餅の製造ラインが止まります
  • 予約の有無/不要
  • ※団体バスを利用するグループは前日までに要予約
  • 料金/無料
  • 交通アクセス/JR中央本線「石和温泉駅」よりタクシーで約10分、中央自動車道「一宮・御坂IC」より車で約5分
  • ※無料駐車場あり、100台
  • TEL:0553-47-3700
  • 住所/山梨県笛吹市一宮町坪井1928


■4:JAL工場見学〜SKY MUSEUM〜@東京都大田区

空の旅を支える航空機を、学んで、体験して、間近に見る!

機体整備について学びながら、出発前の航空機を間近で見学できます

この展示エリアでPrecious.jp読者におすすめしたいのが、JALグループ歴代制服の展示です。日本を代表するデザイナー森 英恵さんが手がけた制服も並んでいます。今では濃紺にスカーフがアクセントのイメージが強いキャビンアテンダントの制服ですが、過去には明るい色のものや膝上のミニスカートも。著名なデザイナーたちが手がけてきた、時代背景を反映しつつ洗練されたデザインは要注目です。

展示コーナーにはJALグループ歴代の制服の展示も

見学コースを案内してくれるのは、整備士や運航乗務員、客室乗務員などを実際に経験したスタッフ。それぞれの経験を活かした生の情報を聞けば、これからの空の旅がより安心してワクワクと楽しめるものになることでしょう。

問い合わせ先

  • JAL工場見学SKY MUSEUM
  • 営業時間/9:30〜16:30
  • 見学開催時間/10:00〜11:40、11:30〜13:10、13:00〜14:40、14:30〜16:10、16:00〜17:40(1日5回、各回約100分間)
  • ※年末年始を除く
  • 予約の有無/要予約(インターネットからの予約のみ
  • ※団体バスを利用するグループは前日までに要予約
  • 料金/無料
  • 交通アクセス/東京モノレール「新整備場駅」より徒歩で約2分
  • ※駐車場・駐輪場はありません
  • 住所/東京都大田区羽田空港3丁目5-1 JALメンテナンスセンター1


■5:工場夜景アドベンチャークルーズ@神奈川県横浜市

幾何学的な建物にライトきらめく「光の城」に心躍るクルージング

横浜の海からクルーザーを走らせ目指すのは白くきらめく工場プラント/撮影:丸田あつし

幾何学模様に光を反射する硬質な壁、そこに煌めく無数のライトが幻想的だと本が出るほど人気の工場の夜。そんな工場夜景を海から楽しむ100分間のクルーズです。

クルーズは赤レンガ倉庫が見える桟橋からスタート。クルーザーはそのまま横浜ベイブリッジの真下を潜り抜けます。真上に迫るベイブリッジは、大迫力! 工場のみでなく、ライトアップされた横浜のビル街や観覧車を楽しめるのも、このクルーズの魅力です。

出港前に眺める横浜の夜景も、工場夜景アドベンチャークルーズの醍醐味

波をかき分けながらクルーザーが進むのは、根岸港の工場地帯。敷地面積227万㎡、日本最大の製油所であるJXTGエネルギー根岸製油所が見えてきます。

白いライトが硬質な建築に反射し、工場から立ち上がる水蒸気もフワリと輝くその景色は、まるで「光の城」。心踊る圧巻の風景に、日常を抜け出してファンタジーの世界に迷い込んだような気分になります。

横浜夜景のロマンチックさと、冒険心あふれる工場夜景。どちらも楽しめるクルーズにはカメラを携えて参加するのがおすすめです。ファインダー越しに見る夜景は、またひと味違った輝きと深みの表情を見せてくれますよ。

お問い合わせ先

  • ケーエムシーコーポレーション 工場夜景アドベンチャークルーズ
  • 電話受付時間/10:00〜18:00(平日)
  • 出航時間/9月 18:00
  • ※季節により異なります。詳しくは運航日程にてご確認ください
  • 予約の有無/要予約
  • 料金/大人 ¥4,900(税込)、小人 ¥2,450(税込)
  • ※幼児は大人1名につき1名無料、2人目から小人料金
  • 交通アクセス/JR・横浜市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩で約20分、みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩で約10分、横浜市営バス「赤レンガ倉庫・マリン&ウォーク」より徒歩で約3分、首都高速「みなとみらい」より車で約10分
  • ※ピア赤レンガ駐車場(有料、約80台)に駐車ください
  • TEL:045-290-8377
  • 住所/神奈川県横浜市中区新港1-1先


以上、関東近郊おすすめの「大人の工場見学」を5つご紹介しました。

この秋は冒険心くすぐられる工場見学へ行ってみませんか?

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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
廣瀬 翼(東京通信社)