ランチや飲み会の誘いをしても断られたり、電話やメールの反応が悪かったり、遠回しに嫌味を言われたり……。ふとしたときに「もしかしたら、あの人に嫌われているのかも」と思ったことはありませんか?

自分は仲良くしたいと思っているのに、距離を置かれたり冷たくされたりすると、辛いですよね。でも実はそれ、あなたがいつも何気なくやっている習慣が原因かもしれません! そもそも「人たらし」な人は、日ごろの行いから違うもの。

そこで、ビジネスにおけるイメージコンサルティングの第一人者・西松眞子さんに、好感度の低い人が無意識でやっているNG習慣を教えていただきました。周囲の人からもっと愛される女性になるために、以下の6つを気をつけていきましょう!

人たらしな人は絶対にやらない好感度を下げるNG習慣6選

■1:気の抜けたあいさつをしている

あいさつはどんなときも笑顔で!

初めての人と会う際の第一印象は、好感度に影響を与えます。そのため多くの人が、遅刻をしないように心がけ、身だしなみにも細心の注意を払います。しかし、いざあいさつという段階で、思わぬ落とし穴が待っているそうです。

「せっかく準備万端で初めての人とお会いしたのに、あいさつの段階でやってしまいがちなNGがあります。それは、相手の目を見ていない、興味のなさそうな声を出してしまっている、自然な笑顔がつくれていない、の3つです。

とくにあいさつの際の声にハリがなく、興味なしという感じが間違って伝わってしまうと、相手も『他社にあたるべきかも』と察知しまい、あなたの第一印象だけでなく、本題の商談にも悪影響を与えかねません。そこで、言葉に抑揚をつけて、明るい声であいさつをして、今回の出会いや商談に対する謝意、興味、期待感などを相手に示しましょう」(西松さん)

たしかに夕方や夜の打ち合わせなどでは、つい、その日の疲れが出てしまい、気の抜けた言葉であいさつをしてしまいがちです。ただ、いったん相手に与えてしまった印象や好感度はなかなか変えにくいもの。西松さんのアドバイスするあいさつ時の3つのNGに気を付け、第一印象から好感度を上げていきましょう。

■2:共有スペースを汚しても気にしない

洗面所をキレイに使っていますか?

第一印象は確かに重要です。しかし、西松さんによれば、さらに注意するべきなのが、相手にその次に与える第二印象なのだそうです。

「第一印象をクリアしたとしても油断は大敵です。というのも、あなたの好感度が確固たるものとして定着するのは実は、その次に与える第二印象だからです。

第一印象は自己アピールの段階ですので、自分のことだけを考えていてもクリアできるでしょう。しかし次の第二印象は私と相手との関係性を築く段階であり、問われるのは、自分だけでなくどれだけ相手(他者・周囲)との関係性も配慮できるかです。この第二印象によって、本当のあなたの好感度が決まるのです。

ありがちなNG習慣としては、公共やプライベートではふるまいが雑になるです。例えばお化粧直しなどでトイレを使う際、手洗い台を水浸しにしても、まったく気にもせずに出ていく人がいます。

異性からは見られないため、つい、素の自分が出てしまうのかもしれませんが、同性はそういう部分もしっかりとチェックしています。外見的にはどんなにアピール力があっても、公共や共有スペースを平気で汚せる人は自分だけのことしか考えられない人と判断され、好感度は一気にダウンして定着してしまいます。

これはほんの一例ですが、自分だけでなく相手(他者・周囲)との関係性を配慮できるかは好感度においてとても重要なポイントなので、注意していただきたいですね」(西松さん)

まさに、手洗いあるある、ですね。手を洗ったあと手をピッピッと振って鏡に水しぶきを飛ばしてそのまま出て行く人もいます。西松さんによれば、こうした他者への配慮不足は、いろんなシーンで無意識に出てしまうそう。つまり一事が万事。たかがトイレ習慣などと思わず、小さなことから修正していくことが必要なようです。

■3:素直に「教えてください」と言わない

偉そうに「説明してよ」などと言うのはもってのほか!

会議などでは自分が知らない知識、言葉、話題などが飛び交うことがあります。またパソコン業務などにおいても、今さら恥ずかしくて人に聞けないIT基本スキルが自分に欠落していた、などの問題と直面することがあります。

「仕事においてプライドは確かに必要なものです。ですが、わからないことに直面をしたにもかかわらず、変なプライドが邪魔して『教えてください』と素直に言えない人がいます。

その場を繕うためにヘタに知ったかぶりをしたため、余計に『教えてください』と後から言えなくなり、結果、多くの人に迷惑がかかるといった事態になれば、それこそ好感度は地に落ちてしまいます。

わからないことや不確かなことは、いかに先輩というプライドがあろうとも、素直に『わからないので教えてください』と言えるようになりましょう。

また、教えてくださいと素直に言えず、『意味がわかるように説明して』などと上から目線的に言うのもNGです。受け手は『説明してではなく、教えてくださいだろ』と内心思っています。プライドを感じさせない素直さは、あなたの好感度を上げることはあっても、下げることはないのです」(西松さん)

特に、会議などで緊張感があったり、重役などがいたりすると、評価が気になってつい知ったかぶりなどをしてしまいがちですよね。もちろん「知っていて当然」の内容なら別ですが、「知らなくてもしょうがない」ことなら、素直に「教えてください」と言えば、「じつは俺も」「私も」などと賛同者も現れ、あなたの好感度ががぜん急上昇なんてことにもなるかもしれませんね。

■4:ボロボロの名刺入れを使っている

あまりに年季の入ったものは印象を下げてしまうかも

好感度というと人柄ばかりだと思っていませんか? じつは、その人が使うビジネスグッズなどにも周囲は目を配っているようです。

「好感度に関わるビジネスグッズと言えば、名刺交換の際の主役ともいえる名刺入れは、その代表格かもしれません。名刺入れは、交換する際に名刺と一緒に相手の目にもまず止まりますし、打ち合わせ中は相手のお名刺を乗せておく場所にもなります。もしその名刺入れが、仮に有名ブランドのものであっても、年季が入り過ぎてボロボロだったらどんな印象を与えるでしょうか?

私はセミナーなどでも、名刺入れを相手の看板であるお名刺を置いておく大切なお座布団という言い方でお伝えしています。そういう場所であるだけに、ブランドにこだわるよりも、清潔感をいちばん大切にしてほしいと思います」(西松さん)

自分のファッションやバッグ類などには気を遣っていても、その中からボロボロの名刺入れが出てきたのではせっかくの好感度も一気にダウンしてしまいます。名刺入れとはいえ、相手をおもてなしする重要なビジネスグッズ。ぜひ、清潔感に気を配りましょう。

■5:ファッションが上質なのに、安いペンを使っている

大人の女性は筆記具にも気を配りましょう

グッズにも気を配るべきビジネスシーンは、まだまだ他にもあるそうです。中でも、契約書の締結など、重要な会議などの際には要注意なのだそう。

「契約書を取り交わすなど、ここいちばんという重要な会議などで、いいブランドのファッションに身を包み、さっそうと会議の席に着いたのに、ペンケースから安いボールペンなどが出てくると、すごくちぐはぐな印象になってしまいます。

そんな際は、お客様に差し出してもはずかしくないような高級なマイペンを用意しておくようにしましょう。もちろん安くても優秀なペンはたくさんあり、単なる日常使いなら、そうしたペンを使うので問題ありません。

ただ社内においても、何かの際に高級なマイペンを使っている姿を後輩が見れば、『かっこいいな』と好感度も上がるでしょう。傘などの小物も同様ですね。ビニール傘などは避けるようにして、ハイブランドのファッションにマッチした高級な傘を使う方が好感度はぐっと上がります」(西松さん)

トータルコーディネートの一環としての小物であり、同時に、他者への気遣いとしても重要となるマイペン。手書きする機会が減った昨今だけに、マイペンという発想はなかなか持ちにくいかもしれませんが、礼状を書く際などには、ぜひマイペンで一味違った一筆をしたためるようにしてみましょう。

■6:いつも「私が~」「私の~」「私は~」で話し始めている

自己主張はほどほどに!

打ち合わせや雑談時などで相手と交わす会話は、好感度に大きな影響を及ぼします。こうした会話時に、間違いなく好感度を下げてしまうタイプの人がいると言います。

「会話がいつも『私が思っているのは~』『私のおすすめは~』など、私で始まり、私のことばかりを中心に会話を進めようとするタイプの人は、間違いなく、好感度を下げてしまっています。これは先ほどお話した第二印象の要でもある、私と相手との関係性を築くことができない人になります。

二人称でのコミュニケーションができない人とは、『次も会ってみたい』とは思われません。もし私で切り出したとしても、すぐに、『あなたは?』と相手の意見を求めればまだいいのですが、私見ばかりを言いたがる人は要注意です。

まず会話を『あなたは~』と二人称から始めてみてほしいのです。相手に関心を向けるひと言から始めると、不思議とどんな人ともすんなり会話することができ、打ち解けられます。

例えば相手が自分のお気に入り文具を使っていたら、『あ、ロディアですね、私も同じもの、使ってます』など、まず相手に触れて、次に自分というふうにして会話を進めてみましょう」(西松さん)

趣味のことなどを話すとつい熱くなってしまい、自分事ばかりになりがちですよね。でも会話や人間関係は相手とのキャッチボールで成り立つもの。相手に関心を持っていることを常に示す心配りが必要なのです。

意外と、細かいところまで見られているのです! 些細な言動にドン引きされて、印象を下げるのは嫌ですよね。好感度は、これからの習慣でいくらでも変えてゆくことができます。人たらしな女性を目指して、上記のNGを注意していきましょう。

西松眞子さん
ビジネスイメージコンサルタント
(にしまつ まこ)京都生まれ。大学職員を経て、イベント会社で接客・印象指導を担当。また心理学・色彩学を修め心理カウンセラー及び色彩心理学講師となる。2001年よりイメージアップ研修・講演を主に「Carpe Diem」を開設。 外見面からの表現だけでなく、心理学をベースとした、内面からのアプローチで独自の「自己演出理論」を確立し、社会人向け印象講座や起業家セミナー、エグゼクティブ・個人コンサルティングも受託。『魅せる技術』(2004年)が7万部以上のベストセラーとなる他、多数著書を発表。ビジネス書著者としても活躍中。
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WRITING :
町田 光
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