某テーマパークで、未会計のぬいぐるみにキスやハグをした写真をSNSにアップした学生やタレントが、マナー違反だとして炎上。その後、該当記事が削除される、などという事態が先日、発生しました。
それと同様、掲示板サイトでも写真撮影のマナーが話題となり、「こんな場所で撮影している人がいた!」という目撃談が多数、報告されています。スマホひとつでどこでも撮影ができる便利さゆえ、知らず知らずのうちにマナー違反をしてしまっていないか、一度チェックしてみましょう。
投稿者のセンスが疑われてしまう「SNS写真」5パターン
■1:試着室からこんにちは!? 買っていないものを身につけて撮影
話題となった某テーマパークでの未会計商品での撮影のほか、多くの人がマナー違反の例として挙げているのが、試着室での撮影。色違いやサイズ違い含め、何パターンかの服を試着し、「試着室からこんにちは」というハッシュタグをつけてSNSにアップしているのです。インスタグラムでこのハッシュタグを検索してみると、なんと、2000件近くもの写真がアップされています。
自分が試着している時に隣でシャッター音が聞こえたら、盗撮じゃないか、と不安になったりしますよね。それに、何枚も撮影することで時間がかかり、他の人が試着室を待たされることに……。
お店によってはすでに「店内の商品を身につけての撮影はおやめください」という貼り紙がされているケースもあるようです。それだけマナー違反をしてしまっている人が多い、ということですね。
■2:勝手にすっぴんを晒された! 他人のプライベートを勝手に撮影
掲示板には「すっぴんの写真を撮られていた」「勝手に子どもの写真をアップされていた」というケースの投稿も多く見られました。また、偶然入ってしまう通りすがりの人の写真を、勝手にアップするのも絶対NG。
なかには、「こんなカッコいい車を見つけた!」と、ナンバープレート入りの車の画像をアップしている人もいたのだとか。これはかなり残念ですよね。友人と一緒に写っている写真であっても、SNSにアップする際は事前にOKをもらう、通りすがりの人の写り込みはスタンプなどで消すなど、プライバシーには配慮しましょう。
■3:撮影禁止のはずがなぜかSNSに! ライブ会場での撮影
ライブ会場で「撮影禁止」と書かれていたはずなのに、SNSを見ると画像をアップしている人がいた、ということはありませんか? 「場内撮影禁止」というプレートを持っているスタッフがいるにも関わらず、撮影する人もいるようです。せっかく好きなアーティストのライブに行っているのに、マナー違反の人がいると嫌な気分になりますよね。また、ひとりが撮り始めると、他の人まで撮影を始めてしまうということもよくあります。開演前、終演後であっても、OKと言われない限りは撮影はしないようにするのがよさそうです。
■4:他の人がいなくても絶対 NG! 温泉内での撮影
旅先での高揚感からか、なんと温泉内で撮影し、SNSにアップしている人も! 「人がいなかったので撮影しました」や「人がいたので写真は撮れませんでした」などとコメントしているようですが、そういう問題ではありません。
脱衣所で浴衣を着て写真を撮るのも、他人から見て不快です。温泉や脱衣所にカメラやスマホを持ち込むのは避けましょう。それと同様、フィットネスクラブやヨガスタジオなどのロッカールームでの撮影も避けるべきです。
■5:一緒にいる人も迷惑! 料理の写真を何度も撮影
一緒に食事をしているのに、相手が会話もそこそこに、ずっと写真を撮っていると、心穏やかではありませんよね。周りからも、迷惑な視線を送られるかもしれません。
飲食店での撮影はNGではないですが、やはりお店の人に一言、声をかける方がスマートですよね。なるべくサッと撮影し、その後はスマホはバッグにしまっておくのがベターです。店内を撮影する際は、他の人が写り込まないように配慮する心がけも大切です。
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以上、自分が撮っていると気にならないのに、他人がやっていると不快に感じることの多い、スマホでの撮影マナーをご紹介しました。SNS映えを気にするばかり、周囲への配慮がなくなっていないか、改めて注意してみませんか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部