Instagramは、自分自身、感性、趣味、好みなどを発信できる上に、人との交流も深まり、毎日を楽しくしてくれますよね。でも、依存しすぎると、知らずにマナーとしてNGな行動をしてしまっていることもあります。
そこで今回は、日々のインスタをもっと楽しくするために、誰かと一緒に飲食店へお出かけした際に、インスタ依存者がやってしまいがちなNG行動と共に、大人のエレガントな女性になるための改善策を、マナー講師の森下あさみさんに教えていただきました。
飲食店における「インスタNGマナー」5つ
まずは、誰かと飲食店で食事をする際の、InstagramにまつわるNGマナーをひと通りチェックしておきましょう。次の5つ、思い当たりませんか?
1:食事の前にすべてのメニュー撮影をする
2:食べようとする相手に「今撮るからまだ食べないで!」とストップをかける
3:一緒にいる相手より優先させ、逐一、写真投稿、いいねチェックをする
4:撮影した後、食べずに、もしくは食べきれずに飲食物を捨てる、退店する
5:投稿する写真を加工しすぎる
これらの行動はなぜNGなのかの理由と改善策を森下さんに伺いました。
■1:食事の前にすべてのメニュー撮影をするのはNG
「お料理は、熱いうち、冷たいうちに食べるのがマナー。そのときが一番おいしいからです。写真を撮っているうちに、一番おいしいときを逃してしまうと、お料理をつくってくださった方に失礼に当たります。撮影したくなる気持ちも分かりますが、お料理は一番おいしいときにいただくというマナーも守りながら、適宜、撮影するのがいいのではないでしょうか」(森下さん)
■2:食べようとする相手に「今撮るからまだ食べないで!」とストップをかけるのはNG
「一緒に食事へ行く人は、食事を楽しんだり、お話をしたりするのを楽しみにしているものです。それなのに相手そっちのけで撮影するのは、相手にとっても失礼。さらに相手は早く食べたいのに、『ちょっとまだ食べないで!』と言われてしまうと、うんざりされてしまい、今後のお誘いがなくなる可能性も。撮影するなら自分のオーダーしたものだけにしましょう」(森下さん)
■3:一緒にいる相手より優先させ、逐一、写真投稿、いいねチェックをするのはNG
「相手を無視して写真を撮り、そのままインスタに投稿し、常にいいねチェックなどをしていると、相手の方は一緒に来た意味がありません。『自分はいなくてもいいのでは?』と思ってしまいますよ。基本的に、食事の席でスマホをいじるのはNG。できるのであれば、マナーモードにして、極力テーブルに出さないようにしたいですね」(森下さん)
■4:撮影した後、食べずに、もしくは食べきれずに飲食物を捨てる、退店するのはNG
「目的が『食べに来た』ではなく『インスタ用の写真を撮りに来た』となっており、本来の目的とは異なってしまっています。お店の方に大変失礼です。捨てるなどはもってのほか。目的をはきちがえないようにしましょう」(森下さん)
■5:投稿する写真を加工しすぎるのはNG
「加工しすぎて、実物と全然違う人のように見せてしまうのは、ある意味、見る方をだましているようなもの。また、お店の雰囲気も、実際と異なる印象で投稿してしまうと、それを見た人が『写真と実際の雰囲気が違う!』とクレームになることもあるというお話も聞きます。お店の方にも迷惑になるため、加工はほどほどに」(森下さん)
いかがでしたでしょうか。夢中になってしまい、他人が迷惑に感じていることに気づかないこともあります。飲食店では、基本マナーを守りながら、インスタを楽しむのがよさそうです。
森下さんの公式ブログ
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利