ジャズ・ヴォーカリスト、ブレナ・ウィテカーのデビューは2016年。まだ世に出て日が浅いが、そのスタートは華々しいものだった。デビュー・アルバムの『ブレナ・ウィテカー』の解説には、「アメリカのジャズレーベル、ヴァーヴ(verve)の、誕生60周年という節目に、現会長のデイビッド・フォスターが満を辞してデビューさせた歌手!」という謳い文句が躍る。ヴァーヴといえば、ビリー・ホリデー、エラ・フィッツジェラルド、アニタ・オデイなどの数々のスター・シンガーを看板アーティストにもった名門レーベル。しかも、世界的なヒット・メーカーのデイビッド・フォスターが、マイケル・ブーブレ以来、初めてプロデュースを担当した新星というのだから、音楽ファンたちの興味を引かないわけがない。 

パワフルなヴォーカル、セクシーなパフォーマンス。魅力の尽きない注目の女性シンガーがブルーノート東京のステージに再び!

撮影 : 山路 ゆか

 ブレナ・ウィテカーは、アメリカ、カンザス・シティ生まれ。アニタ・オディの歌声に出会ったのをきかっけに、ルース・ブラウンやペギー・リーに憧れ、10代の初めから自分の歌唱力とスタイルに磨きをかけてきたという。そんな彼女が注目されたのは、ロサンゼルスにあるホテル、ダブリュー ハリウッド (W Hollywood) で毎週日曜日に催されるジャズ・ナイトというイベントへの出演から。彼女のために編成されたリトル・ビッグ・バンドを率いて、ブレナは、お気に入りの1940年代から1950年代のナンバーを歌った。演出にも趣向を凝らしたそのステージは話題を呼び、やがてマイケル・ブーブレやスティービー・ワンダーも飛び入りで参加。ついにヴァーヴから声がかかり、メジャー・デビューのチャンスを掴んだのだった。 

デイビッド・フォスターが全面プロデュースした歌姫。

ジャズ・ヴォーカリスト、ブレナ・ウィテカー

 ブレナのブルーノート東京での初ステージは、デビュー間もない2016年3月。パワフルなヴォーカルと1950年代のアメリカのファッション雑誌のモデルを思わせるようなノスタルジックな雰囲気の美貌で、瞬く間にオーディエンスを魅了した。再来日した今年の5月には、ブルーノート東京での公演に併せ、特別にセッティングされたジャズ・クルーズの催しにも参加。優雅なライブ・パフォーマンスで魅せてくれた。 

 そして、いよいよ待望のクリスマス公演。今月22日から4夜連続でブルーノート東京のステージに登場する。ペギー・リーやエタ・ジェイムズといった伝説的な歌手を敬愛する彼女の幅広いレパートリーの中から、歌ってくれるのは……? なんでもディズニー関連の楽曲やクリスマ・ソングもたっぷり披露される予定というから、楽しみでたまらない。 

 麗しき歌姫、ブレナ・ウィテカーの圧倒的なライブ・パフォーマンスは、まさに、とびっきり素敵なプレゼント。忘れられない、極上のクリスマスになるに違いない。

■スケジュール
2018年12月22日(土)、23日(日)、24日(月)、25日(火)
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~年に一度のクリスマスを彩るスペシャル・ディナー~

~年に一度のクリスマスを彩るスペシャル・ディナー~ ブルーノート東京では12月18日~25日の8日、色彩豊かでボリューム感も十分な4品のディナー・コースを用意。ライブ前のひとときに、厳選素材を使った美食の数々を堪能することができます。ライブ前日の20時まで予約を受付けています。

この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
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