冬本番は「黒ブーツ」が恋しくなる季節。脚が冷えないだけではなく、ほっそり感を添えてくれるので、着膨れが気になる季節の頼もしさは別格です。細感とエレガンスを両立させる点でお勧めの組み合わせは「ロングスカート×ロングブーツ」。さらに、タイツを加えると、温もりがぐんとアップします。
冬も品格ルックを期待される王妃たちも、このコーディネート技をご愛用の様子。さすがのロイヤルな着こなしを拝見していきましょう。
世界の美人王妃の切り札とは?着膨れしない「ロングスカート×黒ブーツ」の黄金比率を公開
■柄スカート編:「定番のチェック柄」を今どき風味にアップデート
最も一般的なブラックブーツの場合、ボトムスにインパクトのある柄を選んで、コントラストを際立たせる技が使えます。
英国のCatherine(キャサリン)妃は、伝統のチェック柄をチョイス。歴史を感じさせる装いにまとめ上げました。ボックスプリーツが、縦落ち感を印象づけています。クリスマスムードを帯びる赤は、年末に生かしたい色です。小さいボタンを縦にたくさん連ねたリブニットで、ボディーをコンパクトに見せている点もお手本になります。
■メタリックスカート編:「華やかメタリック」に落ち着きをプラス
黒ブーツは、メタリックカラーの引き立て役としてもいい仕事をしてくれます。
スペインのLeitizia(レティシア)王妃は、ゴールドがまばゆいプリーツスカートで記念式典にご出席。黒ブーツで足元を引き締め、グッドバランスに整えました。コンパクトな黒トップスに、紳士服ライクなロング丈のチェスターコートを肩掛けではおり、落ち着きを演出。黒革のクラッチバッグを添えて優美な装いを完成させています。
■黒スカート編:ほっそり美脚をメイクする「同系色レイヤード」
ロングスカートとロングブーツを同系色で組み合わせると、腰から足先までがつながって見えるおかげで、スラリとして映る効果が期待できます。
モナコのCharlene(シャルレーヌ)公妃は、帽子とブラウスも黒系でまとめて教会にふさわしい装いに。ドレープのきれいな膝丈スカートを選んで、黒ブーツのほっそり感をうまく引き出しました。スカートのふんわりしたボリュームが、レッグラインをさらにスレンダーに演出。クラシカルな柄のジャケットが気品を寄り添わせています。
■ベージュスカート編:無難色を引き立てる「色コントラスト」
ベージュやグレーといった着回しやすい「無難色」と、黒ブーツは絶妙にマッチします。
英国のMeghan(メーガン)妃は、ベージュのマーメードスカートに黒ブーツを添えて、色のコントラストを強調。見逃せないのは、ウエストに巻いた黒革の細ベルト。ブーツとのサンドイッチ効果で、ベージュスカートを引き立てています。トップスもシンプルな黒ニットを選んで、すっきりしたバイカラーにまとめました。
黒のロングブーツをロングスカートに合わせるだけで、ブーツとスカートがお互いを引き立て合ってくれます。手持ちアイテムの鮮度も上がるから、冬コーデに生かさない手はありません。縦長イメージが際立つメリットまで期待できるので、着膨れが気になる年末年始のお出かけコーデに役立ててみてください。
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- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 宮田理江
- EDIT :
- 石原あや乃