2012年に、パリ ヴァンドーム広場にて創設された「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」は、幅広い年代の一般人に対して、ジュエリーの基礎を教える世界で唯一の教育文化機関です。

Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)の支援のもと運営されるこの学校は、2013年に世界に先駆けて日本で開講された14日間のプログラムを皮切りに、香港、ドバイ、ニューヨークなど、これまでに44か国で30,000名以上の学生に多彩な学びの機会を与えてきました。

老舗ジュエラーが支える特別講座がカムバック! 14日間限定で開講へ

ヴァン クリーフ&アーペル プレジデントであるアルバン・ベロワーさん

注目度の高いこの特別講座が、2019年2月23日(土)〜3月8日(金)の期間、京都造形芸術大学 外苑キャンパスにて開講されるというので、今回特別にヴァン クリーフ&アーペル プレジデントであるアルバン・ベロワーさんに、その魅力をお聞きしました。

Q. ヴァン クリーフ&アーペルがこの学校をサポートする意義はどんなところにありますか?

A. ジュエリーと宝飾芸術の世界はこれまで、選び抜かれた少数の専門家たちから弟子たちへと引き継がれてきたこともあり、一般教育や日常生活のなかで学ぶことが難しい分野とされていました。

ですが、レコールが開講されたことにより、歴史あるサヴォアフェールの一端を一般の方々にも知っていただくということが可能になりました。メゾンとしての活動内ではなかなか行うことができない取り組みですし、まずジュエリー自体に興味をもっていただくという意味でも、とても良いきっかけになるのでは、と思っております。

Q. なぜ一般人に向けて行うのですか?

A. ジュエリーというものは、どうしても限られた人に向けられた世界だと思われがちです。そのイメージを払拭するためにも、幅広い層の方々に触れていただき、プロの技を身近に感じていただくことが重要だと考えています。

Q. 今まで開講されたクラスのなかで、印象的なエピソードがあれば教えてください

A. 実際の職人同様、自分の手を動かしながら作業工程を学ぶ「サヴォアフェール」のクラスを体験された皆さんは、自らが本物の職人になったかのような真剣な表情で、作業に熱中されておられました。多くの人が引き込まれるクラスは、それを見ている私たちも楽しい気分にさせられます。予約を開始しましたので、皆さんもぜひ、参加してみてください!

ジュエリーの基礎を知る「3テーマ」の講義内容とは

「レコール」では、ジュエリーと宝飾芸術を知る上で最も重要とされる3つのテーマ、「サヴォアフェール<匠の技>」「ジュエリーの芸術史」「原石の世界」を講義の軸とし、ジュエリーの魅力を伝えていきます。学生は、自らの興味に応じて15クラスのなかから好きな数だけ、好きな順番で自由に受講することが可能です。

来日した専門家が教える「レコール」の講義風景。

■1:サヴォアフェール<匠の技>【6クラス開講】

すべての学生がジュエリー職人の白衣を着用し、それぞれの手で素材と道具に触れて、扱い方を学びます。本国から来日する職人たちの指導のもと、ワックスモデリングや金属プレートのカッティングなど、実際に作業をしながら職人技に触れることができます。

■2:ジュエリーの芸術史【5クラス開講】

古代から現代まで、歴史と美学の両面からジュエリーの進化を探ります。「ゴールド」が権威の象徴として崇められた古代からルネッサンス期、著名な宝飾職人たちの創造性に満ちたアール・ヌーヴォーの時代など、それぞれの時代に愛されたジュエリーを通して歴史を学んでいきます。

■3:原石の世界【4クラス開講】

宝石鑑定士の道具を実際に使い、石の見分け方を学びます。

宝石の誕生秘話など、貴石がどのように発見され宝石として評価されるようになったのか、石の原点から向き合っていきます。実際に宝石鑑定士の道具を使い石を観察しながら「ホンモノ」を見分ける実習を行うなど、熟練の職人技術を学びます。

それぞれのクラスの受講を希望される方は、こちらから詳細を確認し、予約してください。

現役の宝飾職人やデザイナー、ラッカー職人や宝石鑑定士など、それぞれの専門家が来日して教えるこれらのクラスは、すべての学生が十分な学びを選べるようにと、定員12名という少人数制で提供されるのも魅力的。この機会に講師陣と交流を深めて、ジュエリーに関する知識を深めてください。

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この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
石原あや乃