アイケアコスメでは解決しにくい「青グマ」。その原因は、冷え、寝不足などの何らかの要因で血流の流れが滞るのが考えられます。血液は滞ると酸素を使い果たし、真っ赤から青く濁り、特に目元は皮膚が薄いために、毛細血管が透けて見えて青く目立つ…これが「青グマ」の正体なのです。

スマホやパソコンで目を酷使したり、睡眠不足が続くと血液循環が滞り「青グマ」が慢性化しがち。血流を高める以外に手段はないので、村木さんのメソッドはとても有効! 眼精疲労解消にもなるので、1日に数回行ってみてください。

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
((むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」美容メソッドを確立。現在は「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP社)など多数あり。
体験者:読者モデル 長尾優子さん
44歳・サービス業
「目の奥の疲れがスッキリと取れる感じ。これはぐーっと圧をかける感じでこするような動作がなく、メイクがくずれないのがいいですね。疲れを感じたらこまめにやるようにします!」

 「青グマ」が消える!目元の血流アップ・マッサージ

■Step1:目周りの骨を押さえる指の位置を確認

右手の親指で眉頭の下(目を囲む骨のところ)に引っ掛けて、人さし指と中指で頭の骨を押さえて固定する。左手は親指と中指で鼻の骨を挟む。指で挟む位置はメガネの鼻あてがあたるところです。

目元と鼻を指圧している女性
目の皮膚は薄いのでマッサージするとシワの原因に。摩擦の刺激なく目周りの筋肉の動きを引き出して、血流をアップするメソッド。

■Step2:上下に引っ張り合い、眼輪筋の動きを引き出す

Step1の状態から、眉頭の下に引っ掛けている右手親指は上に向かって、鼻をつかんでいる左手の親指と中指は下へと引っ張り合う。気持ちいいと感じる程度の圧で行って。

目元と鼻を指圧している女性
左手は小指球(手のひらの小指側のふくらみ)をあごにつけると安定して引っ張りやすい。

■Step3:上下に引っ張り合いながら首を左右に振り、眼輪筋をほぐす

Step2の引っ張り合った状態のまま、「イヤイヤ」というように、小さく首を横に振ります。これを6回。これで眼輪筋をほぐす効果が高まり、血液の流れがさらによくなります。

目元と鼻を指圧している女性
眼窩の骨と鼻の骨を引き離すような動作。このとき呼吸は止めずに、自然な深呼吸を。

■Step4:上下に引っ張り合いながら首を縦に振り、圧をかける

これもStep3と同様に眼輪筋をほぐす動作。上下に引っ張り合いながら「ウンウン」というように、小さく首を縦に振ります。これを6回。ここまで終わったら、反対側の目元も同様に行って。

目元と鼻を指圧している女性
2分程度でできるし、疲れ目がすっきり!視界がクリアに感じるでしょう。むくみ目予防にもつながります。

【まとめ|「青グマ」を解消する血流アップメソッドのポイント 4か条】
1.青グマの原因は、血行不良にあり。眼輪筋をほぐして血流アップを。
2.目元の皮膚は薄く繊細なのでマッサージは厳禁。眼窩の骨と鼻の骨に圧をかけて血液循環を改善。
3.指でプッシュするだけよりも、「イヤイヤ」「ウンウン」の動作を入れると圧がかかり効果倍増。
4.眼精疲労解消にも効果あり。アイメイクもくずれにくいから、仕事の合間にこまめに行って。

以上、目元の血流をアップし「青グマ」を解消するメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

4月のテーマはたるみが気になる人必見の「リフトアップ」で、次回は4月6日の更新です。お楽しみに!

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子