スイーツには欠かせない、甘酸っぱくてジューシーなイチゴ。ビタミンCが豊富で、風邪予防や美容にもうれしい果物。ですが、保存方法を間違えるとおいしさが一気に半減してしまいます……。

今回は、大粒な甘いイチゴ「あまおう」が名産である福岡のJA全農ふくれん 園芸部 生産販売課の担当者に、NGな保存方法や新鮮ないちごを見分けるコツを伺いました。

いちごが劣化する4つのNG行動

■1:買ってきたパックのまま保存するのはNG

スーパーなどで購入したパックのまま保存するのはNG

スーパーなどで購入したパック詰のまま、冷蔵庫に入れてしまっていませんか? そのままではイチゴが乾燥しやすく、劣化を早めてしまいます。かといって、乾燥しやすい冷蔵庫を避けて常温で保存すると、傷みが早まるのみでなく糖度も落ちてしまうそう。

イチゴは収穫後も呼吸しており、糖分を少しずつ消耗しています。保存温度が高いと呼吸作用が高まり、糖分を消耗して甘みが落ちてしまうので、冷蔵の保存で呼吸作用を抑える必要があるそうです。

保存時はパックにラップをかけるか、タッパーに移し替えて乾燥を避け、冷蔵で保存し、水分と甘みを保ちましょう。冷えすぎず程よい湿度で鮮度が保たれる野菜室での保存がおすすめです。

■2:イチゴ同士が重なるように並べるはNG

イチゴ同士が重なり合わないようにし、ヘタを下にして並べるのがベスト

イチゴは非常にデリケートな果物なので、イチゴが重なり、押し合っている状態での保存はNG。重なった部分から傷みはじめます。イチゴが重なり合わない程度に間隔をあけて並べ、一番硬くて強いヘタを下向きにしましょう。イチゴはヘタ部分から水分が出やすいので、ヘタを下向きにすれば乾燥も防げます。

■3:洗ってから保存するのはNG

イチゴを洗うのは、食べる直前だけ

保存前に洗ってしまうと、イチゴが水っぽくなり、カビが生えやすくなります。タッパーに移し替えて保存する場合でも、洗わないようにしましょう。また、イチゴに含まれるビタミンCは水に溶けやすいので、食べる直前に流水で手早く洗うのが鉄則です。

■4:ヘタを取って洗うのはNG

食べる直前に、ヘタをつけたまま手早く洗いましょう

洗う前にヘタを取るとイチゴが水っぽくなりやすくなり、味が悪くなってしまうそう。また、ビタミンCも流出しやすくなります。イチゴは必ずヘタをつけたまま、さっと流水で洗いましょう。

【まとめ/いちごが劣化する4つのNG行動】
1:買ってきたパックのまま保存
2:イチゴ同士が重なるように並べる
3:洗ってから保存
4:ヘタを取って洗う

イチゴをもっとおいしく食べるポイント

新鮮なイチゴと劣化の見分け方

色味とハリが鮮度のポイント

担当者によると、新鮮でおいしいイチゴを見分けるポイントは以下の4点。

・ヘタがきれいな緑色で、反り返るほどピンと張っている
・果実の色が鮮やかな赤色で、果皮にハリと光沢(ツヤ)がある
・種が赤い
・イチゴらしい甘い香りがする

果実に黒ずみのあるもの、ヘタが茶色っぽかったり、黒っぽかったりするものは、新鮮さに欠け、栄養も十分ではないそう。また、種が黄色いものは、葉の陰になり太陽の光をあまり浴びておらず、赤色の発色が悪く、みずみずしさの証であるツヤがないイチゴ。赤い種は光をよく浴びた証拠なのだそうです。

購入する際はこの4点をしっかりチェックし、味も見た目もおいしいイチゴを楽しみましょう。

甘さを楽しむには、常温に戻し、ヘタの方から食べる

担当者によると、イチゴが冷たいと本来の甘みを感じにくいそう。食べる前に冷蔵庫から出し、少し常温に戻すことで、よりおいしくいただけます。

また、食べる順番にもコツが。思わず先端からカブリつきたくなるイチゴですが、ヘタに近い方から口に入れ、糖分の高い先端部分を最後に食べると、イチゴのおいしさをより満喫できるそうです。

みなさんも、新鮮なイチゴを正しく保存し、おいしい食べ方で自然な甘みを楽しんでくださいね。

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この記事の執筆者
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WRITING :
田代祐子
EDIT :
廣瀬 翼(東京通信社)
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