大人世代の肌悩みNo.1である「たるみ」に効果テキメンの新しいマッサージを、美療サロン ハリジェンヌ院長の光本朱美さんに教えていただきました。

顔は「下」にたるむのではなく、「外」へたるむのです…

皆さんはご存じでしたか? 顔が下だけでなく、外側へも広がりながらたるむということを…!

だからこそ、たるみを解消するには、上げるだけでなく、寄せることも必須なのです。今回は、速攻力がありながら、手軽に「寄せて上げられる」新メソッドをご紹介していきます。

あなたは大丈夫?「外だるみ」度チェック

チェック項目1〜8

■1:髪の生え際を、両手の指の腹で上下に動かすと、硬くて動きづらい。
■2:こめかみの周辺がくぼんできた。
■3:上まぶたが重くなってきた。
■4:フェイスラインのたるみが気になる。
■5:髪の生え際から眉に向けて、額を縦になぞると、ボコッとした段がある。
■6:眉頭が盛り上がっている。
■7:小鼻をふくらませようとしてもふくらみにくい。
■8:ニコッとしても、口角が上がりにくい。

上記8項目でチェックが多いほど、「外だるみ」が」進行中!ひとつでも当てはまれば、たるみ予備軍です。

もうひとつ、「外だるみ」度がすぐにわかるセンタープレスチェック

両手のひらを、顔の左右にピッタリと当て、顔の中央に向けてグッと寄せるように力を入れてプレスする。その際に、額・目の下・口の周りなどに、細かく縦ジワが入る人は要注意! シワが多い人ほど「外だるみ」が進行している可能性大です。

若いころに比べて、なんだか顔が大きくなった気がする、そんな心当たりはありませんか?

これは気のせいではないと、ハリジェンヌ院長の光本朱美さん。「大人世代のお悩みで多いたるみですが、下にたるむと思っている方がとても多いものの、外側にもたるむことがわかっています。この外側にたるむ『外だるみ』は、実は老化現象ではないんですよ」と光本さん。いったい何が原因なのかうかがうと…。

「外だるみの要因はライフスタイルです。特に、現代人は表情筋を使う機会が減っています。表情筋という筋肉は、動かさないと収縮して固まってしまい、それが毛細血管を圧迫してリンパの流れを停滞させてしまうのです。すると、下だけでなく、外にもたるんでいくのです。そのため、若い世代でもたるみ悩みが増えています」(光本さん) 

顔の外だるみは筋力の低下から起こっていたのです。この筋肉をほぐして動かすことで、たるみを解消へと導くメソッドをご紹介します。

 新・顔上げメソッド『ユビバリー』とは?

人さし指の第二関節を鍼のように使い、親指で筋肉をほぐす、という自分の手を使って、だれもが手軽に「外だるみ」のケアができるのが、『ユビバリー』のスゴイところ。1回でも顔がスッキリと上がるので、ぜひお試しを!

『ユビバリー』は、鍼の効果を指で再現するセルフケアメソッド

東洋の鍼の技術とパリのエステの手法を併せもち、美容鍼を提供している光本さん。この『ユビバリー』が生まれた背景にはある想いが…。「定期的にいらっしゃるお客様でも、ご来店の間隔はさまざまで、1か月以上空く方もいらっしゃいます。どの間隔でお越しいただいても、来るたびに効果が上乗せできるようにと思い、セルフケアをご提案し始めました。

すると、より効果を実感していただけるようになったのです。それがこの『ユビバリー』。これは、スキンケアの最後などに、衰えた筋肉を指で刺激することで、効率よく筋トレができるようになっています。同時に、もみほぐすエステの技も取り入れているので、回復力を促すことができ、たるみのないスッキリとした小顔に近づけます」とのこと。誰もが手軽に、でも本格的にたるみケアができる、注目のメソッドなのです。

\『ユビバリー』で使う指の基本形/

鍼の役割をするのは、人さし指の第二関節。そこで筋肉をほぐしたり、刺激したりします。親指は、もむ動作を行ったり、『ユビバリー』を行うときの支えとなる役割も。

\集中的にほぐすべきは、3エリア+1ライン!/ 

集中的にほぐすべきポイントは4つ。

■1:頭皮エリア
■2:ほうれい線エリア

■3:輪郭エリア
■4:マリオネットライン

HOW TO 『ユビバリー』簡単な8つのプロセスをマスター!

■1:準備運動

耳を挟んでほぐし、血行促進から。

スキンケアで整え、滑りがよい状態で始めます。両耳を同時に、後ろ側から親指と人さし指で挟み、耳をふたつ折りにするようなイメージで15回パタパタと折る。耳周りには血管やリンパが集中しているので、これだけでも顔の血流がアップし、血色がよくなります。

■2:頭皮エリア

頭皮と顔筋をゆるめて、土台を引き上げる。

耳の上の生え際に人さし指の『ユビバリー』部分を当てて、親指は耳の後ろ側におきます。人さし指と親指でつまむようにしてもみほぐす。1か所につき5回もんだら、指を上に移動させて3か所×5回ずつ行う。硬い人は少し多めに行いましょう。

点の部分を『ユビバリー』部分で、グッと刺激する。
親指の位置を意識して、もむように動かしましょう。

■3:輪郭エリア

たるみの元凶である「噛む筋肉」を挟んでほぐす。

口を「お」の形で少し開き、そのときに両頬にできるくぼみとあごの骨との境に、人さし指の『ユビバリー』部分をグイッと入れ、親指を耳下あたりに添える。人さし指を小さくクルクルと回し、「噛む筋肉」を5回ほぐす。終わったら上に人さし指をずらし、5か所×5回ずつほぐしましょう。

■4:輪郭エリア

フェースラインを下から上へさすり上げる。

 耳の下に両手の親指をおいて支点にし、人さし指の『ユビバリー』部分を左右の口角下に当て、耳の下に向けて滑らせるようにして引き上げる。終わったら、人さし指を上にずらし、口元から耳の下、鼻下から耳の下と3か所を5回ずつさすり上げます。

■5:マリオネットライン

口周りの筋肉をクルクル回して刺激する。

口の周りを1周するように、下唇の中央から筋肉をほぐしていきます。人さし指の『ユビバリー』部分を下唇の中央に立てるように当て、小さくクルクルと回しながらほぐしていく。1か所につき、5回ずつほぐす。口の周りをまんべんなくほぐせたらOK。

■6:ほうれい線エリア

ほうれい線をつくっているコリをほぐす。

小鼻の脇に両手の人さし指の『ユビバリー』部分を当て、親指は耳の前あたりにおきます。人さし指にグッと力を入れ、小さな円を描くようにクルクルと10回ほぐす。人さし指を外側に移動させ、黒目の下まで3か所同様に行いましょう。

■7:ほうれい線エリア

頬骨のいちばん高いところへ小鼻脇から寄せていく。 

小鼻の脇に両手の人さし指の『ユビバリー』部分を当て、親指は耳の前あたりにおく。小鼻の脇の人さし指にグッと力を入れ、黒目の下の頬がいちばん高いところまで真横に滑らせる。これを5回繰り返してください。

■8:仕上げ

頬骨のいちばん高いところに全方向から集めて寄せる。

黒目の下と小鼻の脇が交わるポイントに、全方向から寄せて上げていく。口角の下あたりに人さし指の『ユビバリー』部分を当て、ポイントまで滑らせる。人さし指をずらしながら、同様にポイントまで。全部で10ラインほど行って終了です!

光本朱美さん
美療サロン ハリジェンヌ 院長
(みつもと あけみ)19歳で渡仏、エステティック国際資格を取得したのち、日本で鍼灸国家資格を取得。世界35か国のサロン・鍼灸院などで施術を経験。2012年「ハリジェンヌ」を表参道にオープン。『“刺さない美容鍼”ですべてを上げる!』(文藝春秋刊)も好評。美療サロン ハリジェンヌ ホームページ
この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious4月号』小学館、2019年
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
鈴木宏
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
真樹麗子(Precious専属)
EDIT :
荒川千佳子、長田和歌子、五十嵐享子・佐藤友貴絵(Precious)