子育てが落ちつき、自分のために人生を豊かにする時間を持ちたい、または、仕事や家事以外に没頭できる趣味が欲しいーー。そう感じたら、子供時代に習ったピアノを再開するのもひとつのアイディアです。
ピアノといえば、厳しい先生に辟易し、退屈に思えたバイエルで挫折してしまった人も多いかもしれません。しかし、実はマスターしたい憧れの曲があったのなら、大人になった今、改めて向き合ってみても。幼い頃に習得した技術は、マッスルメモリーとして、意外と体が覚えているものです。
それに、余裕を持ってピアノに向かえる今なら、義務で練習していた以前とは異なり、心から音楽を奏でる喜びを感じることができます。
再開を決めたら、ピアノにもこだわりたくなってくるものです。また、古いピアノを処分してしまった場合も、新たに購入するなら、少しグレードアップしたものが欲しくなったり…。そんな大人の女性にふさわしい、日本が誇るピアノメーカーの、グランドピアノと電子ピアノをご紹介します。
『ヤマハ(YAMAHA)』の高級グランドピアノ
ヤマハ CXシリーズ C3X
一世紀以上の長きに渡り、ピアニスト達の思いを真摯に受け止め、新たな理想を目指してきたヤマハ。その創業125周年という節目の年に生まれたのがCXシリーズです。
このモデルは奥行きが186cmで、シリーズの中では中間にあたり、標準的なサイズ感。CシリーズのCは「Conservatory」、つまり音楽大学の頭文字をとったものですが、その名のとおり、音大の練習室でも多く使用されているモデルです。
ヤマハ CXシリーズ C1X-SH2
優れたバランスと豊かな音色が際立つC1Xに、消音機能をプラスしたサイレントピアノです。普段はアコースティックピアノとして、音が気になる時間帯は付属のヘッドフォンを使用し、消音演奏が可能。
ヤマハのフルコンサートグランドピアノ「CFX」と、ウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー「インペリアル」の2種類の音色を搭載し、ヘッドフォン使用時でも世界最高峰のグランドピアノの音を、立体感のある自然な響きで奏でることができます。
ヤマハ CXシリーズ C7X
Cシリーズの中では一番長い、奥行き227cmのモデルです。ヤマハが誇るコンサートグランドピアノ「CFX」と同様の手法により、いっそう豊かな響きとレスポンスの良さを実現しています。
いつもの空間をコンサートホールへ変貌させる力を秘め、また長い弦は軽いタッチでも十分に響くので、ピアノを演奏する喜びが倍増しそうです。
ヤマハ CXシリーズ C5X
奥行き200cm、響きや音のバランスが良く、音楽大学の練習室だけでなく、家庭用としても最も人気のあるモデルです。
フォルテシモなど奏者からのエネルギーをきちんと受け止め、豊かに響かせるための要となる奥框(おくがまち)と呼ばれる部品が従来より約20%厚く、音に力強さがあるデザインです。
ヤマハ CXシリーズ C2X
CXシリーズの中でもコンパクトな部類に入る、奥行き173cmのモデルです。CFXと同等のフェルトを採用し、ピアニストの微妙なタッチの変化に表情豊かに応えます。
住環境や用途に合わせ、消音機能のサイレント、電子ピアノ機能のトランスアコースティック、そして自動演奏機能のディスクラビアの3タイプから選択可能。畳2畳分の大きさで、無理なく6畳の部屋にもフィットします。
『カワイ(KAWAI)』の高級ピアノ
カワイ 電子ピアノ CA48A
繊細なタッチとなめらかな音色変化を実現した、スタンダードモデルの電子ピアノ。白鍵、黒鍵共に木製の鍵盤には、グランドピアノのタッチを再現する「グランド・フィール・スタンダード・アクション」を採用。
ピアノを長く続けるかわからない場合、気負わず気軽に始めるのにぴったりなミニマムなモデルと言えます。
カワイ 電子ピアノ CA98R
グランドピアノと同様に、鍵盤の奥側を弾いた時と、鍵盤先端部を弾いた時とのタッチ感の差が少なく、思い通りの表現を可能にする、進化した電子ピアノです。
プレミアムローズウッド調仕上げのほか、黒漆艶出し塗装仕上げもあり、電子ながら見た目のラグジュアリー感も抜群。フルコンサートグランドピアノ「SK-EX」と「EX 」の2つの音色を内蔵し、アコースティックピアノに近い、迫力ある演奏が楽しめます。
カワイ 電子ピアノ CA78A
電子ピアノとして、機能のバランスがよく、最も人気の高いモデルです。
木製鍵盤でグランドピアノに近いタッチを実現。右手、左手パートを個別に再生するなど、多彩な練習が可能なレッスン機能も魅力です。まずは独学でピアノを楽しむことをお考えなら、大いに活用したい、電子ピアノならではの特長です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部