月曜日の朝を筆頭に、「職場へ行くのが何となく憂鬱」と感じることはありませんか? とはいえ、できることなら毎朝、晴れやかな気持ちで出勤したいですよね。

『憂鬱な毎日は“いますぐ”やめなさい。』の著者・岡崎かつひろさんによると、「憂鬱や不安は、あなたを次のステップに進めるためのサクセスコール」なのだと言います。すべての感情や、それにまつわる出来事は、今のあなたにとって必要なもの。「チャンスと障害はワンセット」なのです。

以下で紹介する、仕事における憂鬱を解消するための方法を参考に、一日でも早く憂鬱な気分を振り払いましょう。

仕事の憂鬱を解消する5つの方法

■1:自分が何に憂鬱を感じているかを知る

自己分析で、憂鬱の種は対処できます。

毎朝、出勤前に憂鬱な気分になる方は少なからずいらっしゃいます。そんなとき、あなたはその憂鬱の原因が何なのか、考えてみたことはありますか? 憂鬱を解消するには、この自己分析が大切だと岡崎さんは言います。

「人はなぜ憂鬱になるのかというと、それは心のどこかで『きっと自分なら解決できるはず』と思っているからです。仮に自分にはまったく対処できないことなら、憂鬱になるのではなく諦めてしまうでしょう。

つまり期待と現実のギャップが、憂鬱を生み出していると言えます。例えば、出社時の満員電車が憂鬱だと感じるなら、それは『満員電車ではない現実』を期待しているということです。

このように、憂鬱な気分のときに自己分析しないといけないのは、『自分はいったい何を期待しているのか』ということ。自分が期待していることに気が付くと、対処のしようが出てきます」(岡崎さん)

もし満員電車が憂鬱の種ならば、早起きをして混んでいない時間帯の電車に乗るといった対処ができます。まずは自分にとって何が憂鬱なのかを明確にすることから始めましょう。

■2:他人の評価を気にしない

周りの目や世間体を気にしないことが重要。

仕事に限らず、プライベートでも世間体や他人からの評判を気にしてしまい、自分の想いや理想に素直になれない、という方はいませんか? そこで大切なのが、「自分で思っているほど他人から見られていない」ということに気付くことです。

「人は人とのつながりを求め、人から求められたい、愛されたいと思っています。ところが、人は誰でも自分に一番関心があるもの。ですから、期待しているほど、他人はあなたのことを見てくれません。この期待と現実のギャップが、あなたを憂鬱にさせてしまっています。

『周りの人は思っているほど自分を気にしていない』と考えると、きっと気持ちが楽になるはず。すると他人の評価を気にしなくて済み、よい意味で開き直ることができます。他人にどう思われるかではなく、自分はどうしたいかに正直になりましょう」(岡崎さん)

誰でも自分が一番かわいいのは同じですから、他人の評価は、案外あてにならないものです。周囲の目や世間体は気にせず、開き直って自分の理想に向かって突き進んでみてはいかがでしょうか。

■3:雰囲気に流されて残業しない

先輩や上司よりも先に帰るのは気まずい、という暗黙のルールがある職場は、今でも少なくありません。なかには残業が半ば当たり前のようになっているところも……。このような、本当は気にしなくてもいいルールに縛られてしまっている人は要注意です。

「『先輩より先に帰ってはいけない』『最低でも3年は同じ会社で働きなさい』などのルールや常識に縛られて生きている人が大勢いますが、常識とはあくまで多数派意見であって、正解ではありません。どうでもいい常識は手放してしまいましょう。

守るべきルールはもちろんありますが、法律が時代によって変わるように、ルールが時代に合っていないことはたくさんあります。ときには身の周りのルールに疑問をもつことも大事です」(岡崎さん)

職場の雰囲気に流されて不要な残業をしていませんか? そういった暗黙のルールが憂鬱の原因になっていませんか? 心当たりのある方は、職場のルールがあなたにとって本当に大事なものなのか、今一度考えてみるとよいかもしれませんね。

■4:仕組みを見直して結果・成果を出す

ほしい結果に合わせて、正しい努力をしましょう。

今の仕事を続けて将来どうなりたいか、どのような人生を送りたいか、考えたことはありますか? もし、このまま今の職場で働いていても将来の目標は達成できない……という不満を抱えているのなら、ただがんばるのではなく、欲しい結果に合わせてがんばり方を変えなくてはなりません。

「能力は努力の差で決まり、結果・成果は仕組みの差で決まります。結果や成果が出ずに悩んでいるなら、仕組みを見直して正しい努力をしましょう。

例えば、コンビニのアルバイトという仕組みでは、どんなに能力が高くても、得られる結果はある程度決まっています。寝る間を惜しんでがむしゃらに頑張れば、年収1,000万円くらいまでは達成できるかもしれません。しかし、時間もお金も欲しいと思ったら、起業や投資を考える、ルーティンワークを自動化するなど、理想に合わせた適切な努力が必要です」(岡崎さん)

若いころの努力が、あとになって役に立つことは多々あります。努力をすること自体も大切ですが、より早く結果を出すためには、ただ努力するのだけでなく、相応の仕組みが必要なのです。あなたがつくり出したい結果・成果がしっかりと決まっていれば、そのために変えるべきものがきっと見えてくるでしょう。

■5:やりがいで仕事を選ばない

やりがいではなく、理想に近づくかどうかで選ぶことが重要です。

「今の仕事は自分に向いていないんじゃないか」「もっとやりがいのある仕事をしたい」といった悩みが憂鬱のもとになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが、岡崎さんは「やりがいで仕事を選ぶのは大きな間違い」と警鐘を鳴らしています。

「仕事はやりがいが大事、という考え方は間違っていません。ただし、仕事のやりがいは、その仕事ができるようになって初めて感じられるもの。要するに、やってみないとやりがいなんて出てこないということです。

『やりがいがある』『仕事が楽しい』ということと、『自分の人生が理想に近づく仕事』というのは、まったく別問題です。どの仕事をするかによって、どんな結果が得られるかが決定づけられますから、仕事を選ぶときは、『自分の人生が理想に近づくかどうか』という観点・基準で見直してみましょう」(岡崎さん)

どんな仕事でも、できるようになれば必ずやりがいを見つけることができます。そのため、仕事はやりがいではなく、その仕事によって自分の人生が理想に近づくかどうかで選ぶことが重要だと覚えておきましょう。


仕事で憂鬱になるということは、裏を返せば、その憂鬱に対処する方法が必ずあるということ。まずはその原因を分析することで、きっと素敵な未来を切り拓けるはずです。

岡崎かつひろさん
経営者・起業家
(おかざき かつひろ)株式会社DW代表取締役、ほか2社を有するかたわら、ビジネストレーニング事業や業務コンサルティング、飲食店経営などを展開。講演会は累積動員人数10万人を超える。著書に『自分を安売りするのは“いますぐ”やめなさい。』『言いなりの人生は“いますぐ”やめなさい。』(共にきずな出版)がある。http://okazakikatsuhiro.com/
この記事の執筆者
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WRITING :
上原 純
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