正解は…2:世間を渡ってずる賢くなっている。 です!

正解できましたか? 文化庁の調査では、正解率が

平成16年…51.4%

平成25年…35.6%

と、9年間で15.8%も、正しく理解している日本人が減ってしまっている言葉なのです。

間違える方の数が、年々増えているのです。
間違える方の数が、年々増えているのです。

「世間ずれ」という言葉が誤解されるポイントは「ずれ」という部分の解釈でしょう。カン違いしている方々は「ズレている=的外れ、常識はずれ」のように感じてしまうのでしょうね。

しかし正しくは「擦(す)れている=度重なる摩擦を経験している」という意味です。極端なイメージを言えば、作家の松本清張作品に登場する悪女たちなどはまさに「世間ずれ」しているタイプです。

というところでもう一問、「世=世間、世の中」に関する、間違いやすい言葉について、クイズです。

【問題2】

「A:世渡りが難しい。暮らしにくい。B:金銭に細かく、ケチである。抜け目ない」という2種類の意味で使われる言葉は、以下のどちらでしょうか?

1:世知(せち)がらい

2:世知(せち)がない

こちらも、カン違いしている方が多い言葉です。あなたは正解、ご存知ですか?

どちらが正しい?大人ですもの、わかりますよね?
どちらが正しい?大人ですもの、わかりますよね?
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Precious.jp編集部 
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参考資料:文化庁「国語に関する世論調査」(平成25年)
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小出 真朱