「怪談話はぞっとしない」と言えば、言った人は怖がりなの?怖がりじゃないの?
夏の風物詩でもある、怪談話。怖い話に震え上がることで涼をとる、という発想は日本的でとても風流ですよね。現代俳句協会編『現代俳句歳時記』にも、夏の季語として怪談の定番「百物語」や「幽霊」が載っています。しかし、同じく現代俳句協会のホームページのほうには、「幽霊」は春夏秋冬新年以外の「雑」というジャンルの季語として掲載されており、夏の季語としては扱われていません。
俳句には、このように分類があいまいな季語がしばしば存在するようで、素人が俳句に挑戦しようとしたら、どう扱うべきか迷ってしまいますね(笑)。そこはセンスで、というところなのでしょうか?
しかし、センスでは片づけられないのが、古来から言われてきた「正しい意味」が確固として辞書に載っている日本語です。大人の女性としては、誤用は避けたいですよね?
Shame(残念な)女性でなくRespect(尊敬される)女性でいるために、意味をカン違いしやすい日本語について、いま一度おさらいして参りましょう。
というわけで、クイズです。
【問題1】
「ぞっとしない」という言葉の意味で正しいのは、以下のどちらでしょうか?
1:おそろしくない
2:おもしろくない
「誤用しやすい」という前提を深読みすると、おのずと回答が決まってしまいそうですが(笑)、大切なのはきちんと理解することですよね? 次のページもお付き合いくださいね(笑)。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
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- 参考資料:文化庁「国語に関する世論調査」(平成28年)/ 参考文献:『日本国語大辞典 第2版』小学館
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱