大切なものを大切に、大切な時間をもっと大切に──心豊かな暮らしのために、知っておくと役に立つさまざまなTipsを、その道のプロフェッショナルに取材し、イラストでわかりやすく解説します。

第1回目は、洗濯王子としておなじみの中村祐一さんによる、「正しい白シャツの洗い方」。春から夏にかけて毎日着たくなる白シャツは、すっきりとした“白さ”を守りたいもの。ポイントさえ押さえれば、クリーニングに出さずとも、自宅でお手入れができるんです。お気に入りの一枚こそ、ていねいに。あなたも、明日から洗いたくなるはず!

【1】まずは襟の汚れをクレンジング

襟周りの洗い方

白シャツ洗いは、洗剤の選び方がポイント。まずは汗や皮脂の汚れがつきやすい襟と袖に、液体洗剤を直接塗りこすって落とします。

【2】白さを回復させるシャツの「温浴」

弱アルカリ性の粉末洗剤にしろシャツを浸けているいる様子

次は弱アルカリ性の粉末洗剤で洗うのが、白さをキープするコツ。シャツ1枚につき、40度くらいのお湯3リットルに、粉末洗剤と粉末の漂白剤を大さじ1ずつ溶かし、30分ほどつけ置き。その後、洗濯機で通常どおりに洗います。【1】の洗剤は汚れ落としがメインでしたが、こちらは洗剤では落ちない色素を分解するための作業。汚れ落ちを最大にするために、2種使うのがコツです。

【3】引っ張ってシワや縮みを解消

洗濯後に白シャツを伸ばしている様子

脱水後、振りさばいたり、襟、袖口、ボタンなどの縫い目部分を引っ張ったり、生地を手のひらでたたくなどして、縮みやシワを解消させます。これをしておくことで、シワがぐんと減り、乾いたあとのアイロンかけがぐっとラクに。

【4】いちばん上のボタンのみ留めて干す

いちばん上のボタンのみ留めて白シャツを干している様子

最後は、襟を立てて返し、ずり落ち防止のためにボタンはいちばん上のみを留めて干します。ほかのボタンを外しておくのは、生地と生地の重なりを最小限にし、乾きやすくするためのちょっとしたTipsです。

真っ白なシャツに袖をとおせば、凛と心が晴れる春の季節。というわけで、次のステップは「正しい革靴の磨き方」です。

この記事の執筆者
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中村祐一さん 洗濯家
2017.8.19 更新
1984年3月1日生まれ。“洗濯王子”の愛称で呼ばれる、日本を代表する洗濯家。幼いころから家業のクリーニング業を見て育ち、アイロンを持つ祖父や父への憧れなどから、店を三代目として継ぐ。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等のメディア出演や講演なども人気。2014年東京に、洗濯、しみ抜き、アイロンなどを中村から直接学べる「Sentaku Studio」を開設。“洗濯でセカイを変えよう”をコンセプトに多方面で活動中。SentakuStudio主宰。 好きなもの:Apple、SONY α7 Ⅱ、CONVERSE ALL STAR、信州、Laundry038、T-fal アクアスピード5336、蕎麦、バルミューダ、白いご飯、ワイドハイター 粉末タイプ、PIXAR、東芝DDインバーター、ミーレT8823 C、南アルプス天然水 スパークリングレモン
公式サイト:中村祐一オフィシャルサイト
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イラスト/越井 隆 構成/末成あゆみ