話し相手が自分の息子さんを「愚息」と表現されたら、あなたはその子をなんとお呼びするべき?
学生さんや子どもたちは、楽しい夏休みの時期になりましたね。大人同士の会話でも、ふとした時に、子どもや家族にまつわるエピソードが出やすい時期でもあります。
日本には、自分の身内を語る際にはへりくだり、相手の身内を表現する際には尊敬を込める、という表現文化がありますね。この際の言い回しをうっかり間違うと、印象が一気に悪くなってしまいます。
Shame(残念な)女性ではなくRespect(尊敬される)女性でいられるように、夏休み期間の会話で頻出する、家族にまつわるかしこまった表現について、しっかりおさらいして参りましょう。
たとえば、自分の息子を表現する言葉に「愚息(ぐそく)」という言葉があります。「愚かな息子」という表記です。当たり前ですが、その方の息子さんの学校の成績が悪いなど、本当に愚かである、という意味ではありません。
どんなに成績優秀であっても、人様に家族のことを語る際には、へりくだって「愚息」と表現する文化があるだけです。誰もが優秀、と認めるような息子さんであっても、例えばどなたかのお世話になる際など、親御さんとしてへりくだり、「うちの愚息がお世話になります」という表現を使用するわけです。
というわけで、クイズです。
【問題1】
「うちの愚息が…」と、相手が自分のお子さんのお話をされる際、こちらはそのお子さんを、なんとお呼びすれば良いでしょうか? 以下の選択肢から選んでください(正解は1つとは限りません)。
1:愚息様
2:息子さん
3:ご子息
4:ご令息
…大人の女性でしたら、正解は言うまでもありませんよね? しかし本記事で、細かい言い回しの違いもおさらいしておきましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱