ここ数年、図書館がグンとおしゃれになっていることをご存知ですか? 中には、観光スポットとして注目を集めている図書館もあります。本を読んだり、調べ物をする場所としてはもちろん、図書館は、もっと快適で有意義な時間を過ごせる場所になっています。

そこで今回は、おしゃれなカフェがある関東の図書館を5つ選んでみました。

本を読むだけではもったいない!オシャレなカフェがある「関東の図書館」5選

■1:日比谷公園の中にある三角形のユニークな建物「日比谷図書文化館」(東京都千代田区)

「日比谷図書文化館」(東京都千代田区)

日比谷公園の中にある三角形のユニークな建物。本を読み・調べる「図書館」と、歴史や多彩な文化情報を展示する「ミュージアム」、さまざまな講座やイベントを行う「カレッジ」が一体となった複合文化施設が日比谷図書文化館です。

ユニークな三角形の建物、その理由は?

3階図書フロアの閲覧席

1908年(明治41年)に「東京市立日比谷図書館」として開館。関東大震災、第2次世界大戦を経て、1957年(昭和32年)、「東京都立日比谷図書館」が完成、日比谷公園の区画整理で残された土地が三角形だったため、三角形の建物が生まれました。

3階図書フロアのグリーンゾーン
戦前の東京市立日比谷図書館(「最新東京名所百景」より)

図書フロアはもちろん、「ミュージアム」も面白い!

3階図書フロアのブルーゾーン

ミュージアムには、千代田区の歴史を学べる「常設展示室」と、多彩な企画の特別展を行う「特別展示室」、ふたつの展示室があります。以下の写真は常設展示室にある、デジタル技術を駆使したバーチャル侍による江戸城の儀式案内。

バーチャル侍による江戸城の儀式案内

図書フロアの本が持ち込めるカフェ&レストラン、無線LANも完備!

ライブラリーショップ&カフェ日比谷

1階には「ライブラリーショップ&カフェ日比谷」が、地下1階には「ライブラリーダイニング日比谷」があります。どちらも無線LAN完備に加えて、図書フロアの本がお持ち込み可能、ゆったりと本を読みながら、あるいは調べ物をしながら飲食が可能です。

ライブラリーダイニング日比谷

問い合わせ先

  • 千代田区立日比谷図書文化館
  • 開館時間/月〜金 10:00〜22:00、土 10:00〜19:00、日・祝 10:00〜17:00
  • 休館日/第3月曜日・年末年始・特別整理期間
  • TEL:03-3502-3340(代表)
  • 住所/東京都千代田区日比谷公園1-4

■2:子どもでなくても行きたい!日本で唯一の国立の児童書専門図書館「国立国会図書館 国際子ども図書館」(東京都台東区)

写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載

日本で唯一の国立の児童書専門図書館。国内外の豊富な資料と情報を活用して、子どもの本に関わる活動や調査研究を支援。「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く!」という理念の実現を目指している図書館です。

建物もステキ!歴史ある「レンガ棟」と最新の「アーチ棟」

レンガ棟(写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載)

レンガ棟の起源は明治39年(1906年)に建てられた帝国図書館。貴重な建築遺産を保存利用しながら、新しい機能と空間を併せもつ図書館として、平成14年(2002年)に生まれ変わりました。東京都の「歴史的建造物」に指定す。一方、アーチの緩やかに弧を描くデザインは、本をめくるようなイメージで設計されています。

アーチ棟(写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載

1日では足りない? 歴史を感じさせる特別な空間

レンガ棟1階 子どものへや(写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載)

「子どものへや」「世界を知るへや」「おはなしのへや」など、内部には子どもたちのための素敵な空間が広がっています。

レンガ棟2階 児童書ギャラリー(写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載)
レンガ棟 大階段(写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載)

レンガ棟1階には子ども連れに優しいカフェ、天気の良い日はテラス席も

(写真は「国立国会図書館 国際子ども図書館」ウェブサイトより転載)

公共施設なので、カフェはリーズナブル。一番のごちそうは素敵なスペースかもしれません。テラス席は飲食物の持ち込みが可能です。

問い合わせ先

■3:都心の緑豊かなリラックススペース「東京都立中央図書館」(東京都港区)

都立中央図書館 正面玄関(写真は「東京都立中央図書館」ウェブサイトより転載)

東京メトロ「広尾」駅から徒歩8分、有栖川記念公園の中にある都立中央図書館は、東京の真ん中にあるとは思えない静かなスペース。1日をゆっくり過ごしたい場所です。

蔵書数は国内最大級、現代日本の代表的なコミックも!

3階 閲覧室(写真は「東京都立中央図書館」ウェブサイトより転載)

蔵書数は国内の公立図書館では最大級の約206万冊、その中から新しい図書を中心に約36万冊を開架しています。1階と3階にはコミックコーナーもあり、3階のコミックコーナーには、現代日本の代表的なコミックが約800冊展示されています。

3階 コミックコーナー(写真は「東京都立中央図書館」ウェブサイトより転載)

東京タワーや六本木のビル群が一望できるカフェテリア

カフェテリア「有栖川食堂」(写真は「東京都立中央図書館」ウェブサイトより転載)

5階のカフェテリア「有栖川食堂」の広々とした窓からは、東京タワーや六本木のビル群が一望できます。夜景も楽しめる絶好の空間です。1階にはカフェ「有栖川珈琲」もあります。

カフェ「有栖川珈琲」(写真は「東京都立中央図書館」ウェブサイトより転載)

カフェテリア「有栖川食堂」では世界各国の料理が楽しめる!

こだわりのコーヒーと絶品のパン(写真提供元:東京都立中央図書館)

「有栖川食堂」は各種和・洋定食をはじめ、麺類やカレーが楽しめるほか、月替わりメニューの「世界各国の料理」と「日本のご当地料理」がオススメ。1階のカフェ「有栖川珈琲」では、こだわりのコーヒーと絶品のパンが開放感あふれる空間で楽しめます。

問い合わせ先

  • 東京都立中央図書館
  • 営業時間/月〜金 10:00〜21:00(特別文庫室:10:00〜17:30)、土・日・祝 10:00〜17:30、5階有栖川食堂 11:00~17:00、1階カフェ 10:00~17:00
  • 住所/東京都港区南麻布5-7-13
  • TEL:03-3442-8451

■4:子どもも大人も、思い思いに楽しめる「武蔵野市立武蔵野プレイス」(東京都武蔵野市)

武蔵野市立武蔵野プレイス(写真は「武蔵野市立武蔵野プレイス」ウェブサイトより転載)

武蔵野プレイスは、図書館、生涯学習センター、市民活動センター、青少年センターといった従来の公共施設を超えて、いろいろな機能を積極的に融合させた施設。人と人が出会い、知識や経験を共有・交換しながら、知的な創造や交流を生み出ます。

「アクションの連鎖」が起こる施設!

メインライブラリー(一般図書フロア)は地下1階。地階という特性を生かして壁面書架を採用、本に囲まれた落ち着いた空間を確保するとともに閲覧席も充実させています。

1階「パークラウンジ」の中心にあるカフェ「Café Fermata」はコミュニケーションを生み出す場所

Café Fermata(カフェ・フェルマータ)

1階「パークラウンジ」の中心にある「Café Fermata(カフェ・フェルマータ)」は、屋内にありながら屋外のようなオープンなスペース。武蔵野プレイスを訪れる人々が行き交い、出会い、滞在できる「場」となります。

Fermataは音楽記号で、ゆったりと延ばすという意味。ゆったりと低音の弦楽を聞きながら羽をのばすような、普段と違う空間をイメージしています。またイタリア語で、停留所という意味もあります。

パンケーキと『日替わりベジタブルプレート』がオススメ!

パンケーキ

パンケーキは、しっとりふわふわの生地にシンプルなトッピング。トレンドに流されず、ベーシックなおいしさを追求しています。 同じく人気のフレンチトーストは、午前中には売り切れてしまうことが多いそう。また、雑誌などのメディアにもたびたび紹介されるプリンは、午後3時ごろに提供され、1~2時間後には完売してしまうほど! ぜひ味わってみたいですね。

フレンチトースト
プリン

「日替わりベジタブルプレート」は、3種類の野菜のお惣菜と生野菜・パンをワンプレートに。決まったレシピは存在せず、キッチンスタッフが旬の野菜を思い思いに調理している人気メニューです。

日替わりベジタブルプレート

もちろん、本格的なマニュアル操作のエスプレッソマシーンで淹れたカフェラテやエスプレッソ、香りとコクに特徴があり、エグ味や渋みがなく毎日飲みたいコーヒーも多くの方に愛されています。

カフェラテ

さまざまなイベントやルーマニアのワインも楽しめる!

知的交流イベント

Café Fermataのもう一つの顔として、本を語る会、English Night、養生ご飯の会など、コーヒーを片手に語らう知的交流イベントも行っています。また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で武蔵野市がホストタウンを務めるルーマニアのワインや季節のプレート料理(不定期)も好評です。

本を読みながら、勉強の合間に、休日も、「Café Fermata」でコーヒーブレイクやイベントを楽しんでみませんか?

ルーマニアのワイン

問い合わせ先

■5:街に創造性をもたらす、知と感性のプラットフォーム「太田市美術館・図書館」(群馬県太田市)

「太田市美術館・図書館」(群馬県太田市)

「ものづくり」を中心に発展してきた群馬県太田市。太田市美術館・図書館は「ものづくり」を通して育まれてきた太田市民の創造性を、これからの「まちづくり」に生かしていくための拠点。市の未来を担う「創造的太田人」の育成のためのプラットフォームです。

魅力的な場所を、みんなでつくる

設計には多くの市民が参加

太田市美術館・図書館は、人々の流れをもう一度駅前に呼び戻し、駅前の街並みを歩いて楽しい魅力あるものに育てていくためのきっかけとなるようつくられました。建築は、5個の鉄筋コンクリートの箱と、その周りをぐるぐる回る鉄骨構造のスロープ。箱の上には緑が植えられています。設計には多くの市民が参加しました。

街を歩くような体験ができる場所

5つの箱からなる太田市美術館・図書館

5つの箱は、ギャラリー、カフェ、雑誌や新聞が読める場所、子どもたちのための読書室、勉強ができるような静かな場所とさまざま。訪れた人は心地良く感じる場所を見つけて、思い思いの時間を過ごすことができます。

訪れた人は思い思いの時間を過ごすことができる

太田の魅力をおいしく楽しく伝える、みんなのカフェ&ショップ「キタノスミスコーヒー」

キタノスミスコーヒー

キタノスミスコーヒーは、太田市の人気コーヒー店「BLACKSMITH COFFEE」の姉妹店。太田駅の北口にあるから「キタノスミス」という店名になったそうです。選りすぐりの豆を使った自家焙煎コーヒーや薫り高いエスプレッソでつくるラテアートが人気。地産地消をモットーに食材は自家製と太田産にこだわりました。

問い合わせ先


進化を続ける図書館は、私たちのライフスタイルにより身近な存在になってきました。おしゃれなカフェのある関東の図書館に、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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この記事の執筆者
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