8月23日(金)、青山通りにひときわ映える名建築「草月会館」にて、ロイヤル・アッシャーの新作ジュエリーを紹介する展示会が開かれました。
オランダの国花チューリップから着想を得た「フロリアード」をはじめ、ロイヤル・アッシャーを代表するコレクション「ヨーロピアン・アーキテクチャー」の新作、ブランドの代名詞でもある「ロイヤル・アッシャー・カット」を配したハイジュエリーなど、今秋展開予定のラインナップをいち早くご紹介します。
会場では、ジュエリーがテーマごとに展示されていました。たとえば「花と風車の国から」、「王室の格調を纏って」、「中世から近代へ」、「チューリップに囲まれて」、「見たことのないチューリップ」、「高らかに咲き誇る」…など、ロイヤル・アッシャーを物語る16のストーリーに沿った展示がなされていました。
■1:オランダ王室が認める「ロイヤル・アッシャー」社とは?
ダイヤモンドのカットと研磨がルーツのロイヤル・アッシャー。世界に普及している「アッシャー・カット」、「スクエア・エメラルドカット」、「トリリアント・カット」など数々の『カットの原型』を開発した業界屈指の会社です。
創業は1854年。オランダ・アムステルダム。オランダ王室公認で、ロイヤルの称号を授けられている唯一無二のダイヤモンドジュエラーとして高い評価を得ています。
そのブランドの代名詞ともいえる「ロイヤル・アッシャー・カット」をあしらったダイヤモンドリングも、展示会場で公開されていました。その深淵で強い輝きと、繊細でエレガントな煌めきを一目見ようと、来場者たちの人だかりができていました。
取材者も、間近で見てその輝きに見とれてしまいましたが、離れたところから人だかりの中に埋もれたショーケースの方に目をやった時でさえ、「目で見なくともそこに在るんだ」というオーラを放っているかのようでした。
■2:「美しい色」から「輝き」へダイヤモンドの概念を変えたのは「光」。その「光」を表現した新作「モダンライト」シリーズ
ヨーロッパ建築の意匠をジュエリーに昇華させた代表コレクション「ヨーロピアン・アーキテクチャー」より、以前発表されていたヨーロッパの伝統的な照明である「シャンデリア」シリーズに続き、今回は現代照明に焦点を当てた「モダンライト」シリーズが登場しました。
1880年代に照明技術の発達する以前の、光の少ない世界では、ジュエリーは「輝く」ことよりも、「美しい色」であることが重要とされていました。ダイヤモンド最大の美点である「光を受けて輝く」という要素は、照明技術の進化があってこそなのです。
放射線状のバーで多方面を向くダイヤモンドの粒が、立体的に光を放つその様を見ると、"ダイヤモンドと光"の意味合いを改めて感じ取ることができました。
■3:花の国オランダを象徴するチューリップに着想を得た「フロリアード」コレクションから新作「チューリップ」シリーズ
鳥瞰的にチューリップをとらえたラグジュアリーラインと、チューリップの花を側面からとらえたファッションラインの2種類展開です。
いけばな草月流理事 高木水染師による「フロリアード」の展示もありました。オランダの国花、チューリップをモチーフにした品格あふれる新作を祝うためのものだそうで、椰子の葉は末広がりで縁起が良いと言われています。
■4:ダイヤモンドのカットと研磨の様子を、琥珀糖で表現したケータリング
展示会場でダイヤモンドが原石からカット・研磨され、ブランドオリジナルカットが生まれる様を琥珀糖で再現した、ユニークなケータリングも提供されていました。ダイヤモンドができる過程を学べたことに加えて、「石を食べる」という行為の疑似体験ができるという、面白さのあるケータリングになっていました。ちなみに、味わいは上品な甘さでした。
- 原石
- オリジナルカット
- ファンシーカット
琥珀糖の他には、オランダ発祥の地ビール「ハイネケン」のパナシエなど、オランダを想起させる様々な展示がありました。
以上、ロイヤル・アッシャーの新作ジュエリーレポートでした。新商品は11月1日より、銀座本店・福岡天神店の直営店および全国のロイヤル・アッシャー取り扱い店舗にて発売がスタートします。気になる方は是非、店頭に足を運んでみてください。
※掲載した商品はすべて税抜です。
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- Precious.jp編集部