この冬おすすめのメイク&アイテムをご紹介。トレンドの「透け黒アイシャドウ」や、「本命ベージュリップ」をまとめました。コーデの幅も広がるこの季節、メイクもアップデートして、思いっきりおしゃれを楽しみましょう。
【目次】
冬メイクのトレンドは「透け黒アイシャドウ」
大人の洗練トレンドメイクは、「透け黒アイカラー」
![■1・4シャネル「レ キャトル オンブル」上332・下334 各¥6,900 ■2・3アンプリチュード「コンスピキュアス ダブルアイズ」上 02・下 04 各¥6,000/[Precious2019年9月号159ページ]](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/2/-/img_820959282067b21dfb40f73763411299218248.jpg)
■シャネル「レ キャトル オンブル」|まるで銀幕の女優のように。黒が奏でる多彩な表情を楽しむ
上の332は表面がフラットで、小道具はチップではなくブラシが2本。コパー、ブラウン、グレー、ガーネットそれぞれの色のなかで、影と光の駆け引きがなんとも美しい。モノトーンのセットの332は、きらめく白からマットな黒まで、光と影のグラデーションが絶妙です。
■アンプリチュード「コンスピキュアス ダブルアイズ」|クリームにパウダーを重ねて。色の奥に黒が佇む印象的な瞳に
ケースの左側の色は、透明なガラスパールを配合したクリームベース。右側は乾式のパウダー。そして小道具はそれぞれに最適な上質ブラシが計2本。赤もオリーブイエローも、透明感ある黒を重ねると、意外なほどしっくりなじむ新たな色に変わっていくから不思議です。
「透け黒」のアイメイクは、40代・50代の女性に素敵なメリットをもたらしてくれます。目周りに添える黒という影色は、白目とのコントラストを際立たせる。アイライナーをくっきりと入れずとも、希薄になりつつある目の存在感を補強して、生気に満ちた目元に演出してくれます。
この秋冬は「透け黒」アイカラーのセットで、これまでとは少し違う、官能的なメイクを楽しんでください。
大人の洗練トレンドメイクは「透け黒アイカラー」から始めましょう
■ジョルジオ アルマーニ ビューティ「アイ クアトロ パレット #4」

左上の淡いブルーをアイホールと、下まぶたの際全体にライン状にのせます。右上のブラウンを上まぶたの際、目頭から目尻にかけて細チップ幅で重ねると、透け感アイメイクの完成です。
効果的な塗り方付き!トムフォード、アルマーニ…大人向けのアイシャドウパレット7選
■ランコム「イプノ パレット」

2013年の誕生以来、多くの女性を魅了してきた、ランコムの5色アイシャドウ「イプノ パレット」が、満を持してリニューアル。
さらなる美しい発色と、なめらかで軽いつけ心地、長時間美しい仕上がりを叶え、豊富なカラーバリエーションを揃えて登場します。
大人の目もとに合う旬のオレンジやブラウン系は買い!ランコムの人気アイシャドウ「イプノ パレット」が進化
■アンプリチュード「コンスピキュアス ダブルアイズ」

アンプリチュード の「コンスピキュアス ダブルアイズ」は、質感の違う2色を組み合わせることで、神秘的な奥行きを生み出すアイシャドウ。透明なガラスパールを配合したクリームベースを伸ばし、上からパウダーアイシャドウをまとうと、単色では表現できない、印象的な色に仕上がります。色の奥に黒を感じる、独特の透き通った色合いを楽しんで。
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■ルナソル「グラムウィンク」

「グラムウィンク」は、濡れたような艶と鮮やかな発色で、まぶたに立体感と奥行きを与える、オイルベースの単色アイシャドウ。大小さまざまなパールが配合されており、揺れるような深みのある輝きに。あたたかな夕刻の陽を思わせる「01 Dusk Orange」や、肌を美しく見せるブラウン「05 Beautiful Brown」、深みのあるグリーンにゴールドの光がきらめく「EX01 Ever Green」など、全8色が用意されています。
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冬メイクのお手本にしたい、美女たちの「スモーキーアイ」
ペネロペ・クルスのスモーキーアイメイク

このスモーキーアイ、誰もが文句なく美人に見える非常に有り難いテクニック。メイク効果100%、まったく無駄なく美人の顔をつくるストレートなメイクである。それも単純に、まつ毛も瞳も黒、これを強調することに徹したから。ある意味でシンプルだからこそ、失敗がなく、下品には見えない。気品を保ちながら女をゴージャスな美人に見せる、素晴らしいテクニックなのだ。

とりわけ、黒髪と黒い瞳にはよく映えるのにもかかわらず、日本女性が尻込みするのはたぶん、メイクとしてパワフルすぎるから。しかし奇しくも2019年の秋、このスモーキーアイがトレンドとなっている。試してみない手はないと思う。それこそ、ペネロペ・クルスのアイメイクをお手本にして。

ひょっとするとスモーキーアイは、最も色濃く女性ホルモンを形にするメイクなのかもしれない。だからこその、メイク効果100%。赤い口紅にこそ女性ホルモンを感じるという声もあるけれど、実際は違う。神秘的でもあり、どこか知的でもあり、でも絶対のパワーで女を縁取る黒々した目元、その魅惑に勝るものはないのだ。それを今、自ら試してみてほしいのである。
色の奥に黒がある……そんな表現がスモーキーアイをよりドラマチックなものにする

アンプリチュードは今シーズン、透け感あるダークを表現。黒の奥に色がある、あるいは色の奥に黒がある……そういった提案によって、全く新しいダークアイ、ドラマチックなスモーキーアイを見せてくれている。逆に目元を黒々と囲むのは抵抗があるという人は、ここから始めてみてもいい。黒の上に赤を重ねて。あるいは赤の上に黒を重ねて。洗練された上品なスモーキーアイが誰でも難なくつくれるはずだから。
「聖女」と「妖婦」の顔を併せ持つ、ペネロペ・クルスを日本女性のリアルなお手本に
メーガン妃のスモーキーな大人囲み目

スモーキーなアイシャドウで囲んだ、抜け感EYEが今っぽい!
グレーのアイシャドウに黒のラインで目まわりを囲んだアイメイクでおなじみのメーガン妃。彼女のスモーキーなアイメイクは、目元を引き締める効果絶大。つまり、日本人の腫れぼったいまぶた、加齢によるたるんだ目元にぴったりなのです。

【メーガン妃の囲み目メイクポイント】
1.アイラインは上まぶたのみに入れる
平成の囲み目はアイラインで目の縁を上下囲んでいましたが、メーガン妃がお手本の令和の囲み目は、アイラインを引くのは上まぶたのみ。目尻を跳ね上げたりせず、目の形に沿ってあくまでナチュラルに。目の下のキワは、スモーキーなアイシャドウだけで縁取るの肝。
2.アイシャドウは単色使いで
平成の囲み目には、同系色のアイシャドウでまぶたにつくるグラデーションが欠かせませんでした。メーガン妃の囲み目はに、グラデーションは不要。アイシャドウの単色使いでシンプルに仕上げ、抜け感を出しているのがポイントです。
3.ハイライトを効果的に使う
メーガン妃は、ハイライト使いの達人。ベースメイクでもツヤ感を味方につけ、生き生きとしたハリ肌を演出していますが、アイメイクでもハイライト使いが絶妙です。「女神スポット」と呼ばれる目頭にハイライトを効かせて、目元に強さと艶やかさを。メーガン妃は、カジュアルなシーンでは、目の下にもハイライトをオン。涙袋をふっくらと見せ、フェミニンさをアップ!
日本女性がメーガン妃の囲み目を真似する際に気をつけたいのが、アイシャドウの色選び。メーガン妃の定番は、青みの強いグレーのアイシャドウですが、黄みを帯びた日本女性が青みの強いグレーを使うと、顔色を悪く見せてしまうことも。
「おすすめしたいのは、今季トレンドの透明感のある『くすみ色』です。日本人の肌に溶け込むようになじみながら目元を強め、上品かつ知的な印象に仕上げてくれます。アイラインはリキッドではなくぼかしやすいペンシルタイプを。カラーは、ブラックかグレーがおすすめです」と長井さん。
【メーガン妃のスモーキーEYEにおすすめの旬な「くすみ色」シャドウ】

メーガン妃のアイメイクがお手本!令和の「大人囲み目」を全解剖
秋冬の新作も 「本命ベージュリップ」でメイクをアップデート
本命「クリーミィ・ベージュ口紅」
トレンチコートのデザインがそうであるように、ベージュ口紅もまたその時代のトレンドやテクノロジーによって進化しています。秋冬の新色も加わり、洗練カラーが豊富にそろう今こそ、運命のベージュと新たな出合いを果たしてください。
今回は、大人の女性が本当に似合う「クリーミィ・ベージュ口紅」を厳選してご紹介いたします。
■アプリコットのニュアンスが若見えの秘密!永遠のスタンダードにしたいクリーミィ・ベージュ。シャネル「ルージュ ココ 402」

ナチュラルでいてエレガント。マニッシュな印象もありながらフェミニンが香り立つ。捉えがたい魅力をもったベージュは、マドモアゼル シャネルが愛する色のひとつであり、格別なこだわりをもってあらゆるクリエイションに取り入れた色でもあります。それゆえシャネルには心惹かれるベージュ口紅が多数存在し、だれもが似合う一本と必ずや出合えるはず。
それでも迷ってしまったなら、手に取りたいのは『ルージュ ココ』の402。肌色になじむトーン、なのにつけたとたんにハッと息を呑むほど生き生きした表情を生み出すのは、ベージュにひそんだアプリコット色の効果。光を溶かし込んだようなクリーミィな質感もベージュにフレッシュな印象を加えています。
■エフォートレスに、センシュアルに自分の個性をアピールするベージュをフランス女性のようにまとって。ランコム「ラプソリュ ルージュ R 204」(左)、ゲラン「ルージュ ジェ 017」(右)

パリジェンヌの口紅ワードローブは、赤とベージュが中心。恋愛至上主義の彼女たちにとって赤は勝負色、そしてベージュは本来の自分を、唯一無二の個性と魅力を表現するための色と位置づけているのです。ベージュにこだわり、洗練された一本を見極める審美眼をもったフランス女性が支持するブランドといえば「ゲラン」と「ランコム」。
ランコムの『ラプソリュ ルージュ R』204は、トレンチコートを思わせる王道ベージュがエフォートレスなムード。ゲランの『ルージュジェ』017は、シックなカラーが知性を表しながらも、シルキーな光沢がたまらなくセンシュアル。どちらもリッチなテクスチャーが唇を立体的に見せ、地味顔どころか、その人自身の存在感を際立たせます。
つややかな王道ベージュつけたての鮮度が長もち。ランコム「ラプソリュ ルージュ R 204」
ルビーのような深い輝きを閉じ込めた最新のフォーミュラ。濃密でいて軽やかな艶が驚くほど長もちして色沈みがないから、いつまでもベージュが美しく発色。
ぷるんと量感アップでベージュも肌映え。ゲラン「ルージュ ジェ 017」
ヒアルロン酸、ホホバオイル等、さすが「ゲラン」と思わせるリッチなトリートメント効果。唇がボリュームアップするからベージュも立体的に肌映えして見える。
■繊細なベージュで肌色まできれいに見せるのは日本発信ブランドの得意技!クレ・ド・ポー ボーテ「ルージュアレーブルn 1」(上)、コスメデコルテ「ザ ルージュ ベルベット BR302」(左)、センサイ 「ザ リップスティック N 15」(右)

「私にベージュは似合わない」と思い込んでいる人は、色黒やくすみといった肌色との相性を気にしていることが多いようです。確かにベージュのようなニュアンスカラーは唇と肌の境界が曖昧になって、肌色が黄ばんで見えたり、顔立ちがぼやけて見えることも。
そこで試してほしいのは、肌映え効果まで考えて色彩設計を行っている日本発信ブランドの口紅です。注目すべきはベージュという繊細な色を、唇の上にくっきりと美しく表現することに長けたテクノロジー。また、唇の輪郭を飛ばしてしまうパールやラメを含まない、こっくりとクリーミィなタイプなら、唇の縦ジワも目立たないのでおすすめ。年齢を考えて色の冒険を控えていた人にもメイクの楽しさを思い出させてくれるでしょう。
唇ばかりか、肌の見え方まで計算している天才リップ。クレ・ド・ポー ボーテ「ルージュアレーブルn 1」
洗練の極みというべきセピア調のベージュ。唇が花びらのようにふっくら際立ち、肌色まで冴えて色白に見えるのは、光で発色や質感をコントロールする技術のおかげ。
赤みの強いベージュが大人女性の味方に。コスメデコルテ ザ ルージュ ベルベット BR302
表面はマットで、内側に光沢を秘めたベルベットタイプのテクスチャー。ほどよく赤みを含んだウッディなベージュは、唇と顔色の両方を明るく生き生きと見せる。
加齢が気になる唇でも繊細ベージュを美しく再現。カネボウ化粧品 センサイ ザ リップスティック N 15
上品で奥行きを感じさせるシルクのような光沢が、ベージュの持ち味であるデリケートな美しさを増幅。唇の縦ジワや曖昧な輪郭といったエイジングサインもカバー。
■高濃度な発色のベージュは唇の形を端正に整え、顔立ちまで凛とした印象に変える。エスティ ローダー「ピュア カラー デザイア リップスティック 101」

ナチュラルで、シックで、悪目立ちしないところがベージュの魅力ですが、目立たなすぎて口紅としては地味、物足りないという声も確かにあります。だけどそれが理由でベージュ口紅という、おしゃれで知的な女性を演出する「飛び道具」をワードローブに加えていないとしたら、あまりに残念。
たとえば進化系リップの『ピュア カラー デザイア リップスティック』は、カラーピグメントが高濃度で配合されているため、肌なじみのいいベージュ系でもくっきり発色。唇の輪郭まで凛として際立って見せるから、クールな色のイメージと相まって、フェースラインまで引き締まった印象に。リッチで濃密なテクスチャーが唇をプランプアップするのも大人顔には大きなアドバンテージです。
大人の女性が本当に似合う、くすみ知らずの「クリーミィ・ベージュ口紅」8選
※商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部