内側から、美を意識したレシピで体を整えてみませんか。フードコーディネーター・菅野尚子さん提案の、野菜たっぷりビューティレシピをお届けします。

今回は、美肌食材がたっぷり!「生姜の香る、麦みその豚汁」をご紹介。お正月3日目は、「三日とろろの日」と言い、胃を休めるものをいただく風習も。胃腸に優しい、アレンジレシピは必見です!

 
菅野 尚子さん

フードコーディネーター・惣菜管理士(今回のレシピ作成・スタイリング担当)

食品商社で商品企画や開発の勤務後、渡仏。フランス人家庭に滞在し家庭料理や郷土料理を学び、ル・コルドンブルーパリ校では伝統的なクラシックフランス料理や菓子を習得。その後フードコーディネーターとして活躍。*今回のレシピはフランス パリでの日本の食品プロモーションとしてパソナ農援隊とコラボでフランス人向けにも発信しています。ODAIDOKORO

美肌食材を贅沢に使用!野菜のうまみが溶け出した「生姜の香る、麦みそ豚汁」レシピ

麦みそ豚汁は、ジアスターゼ・ビタミンCが豊富な「大根」、必須アミノ酸を含む「みそ」、代謝アップに効果的な「生姜」、カロテンを含む「にんじん」など、美肌食材をふんだんに使用します。

生姜の香る、麦味噌の豚汁
生姜の香る、麦味噌の豚汁

生姜の香る、麦みその豚汁(4人分)

【用意するもの】
豚バラ薄切り肉・・100g
大根・・60g
にんじん・・30g
ながねぎ・・1/2本
しいたけ・・50g
生姜・・1/2かけ
ごま油・・大さじ1/2
だし汁・・4カップ
麦みそ・・大さじ4
小ねぎ・・適量
*今回「麦みそ」は、「鹿児島の麦みそ」:はつゆき屋を使用しています。

【作り方】
豚バラ肉を4cm幅にカットします。大根とにんじんは5mm幅のいちょう切り、ながねぎは5mm幅の斜め切り、しいたけは5mm幅の薄切りに。生姜はすりおろしておきましょう。

鍋にごま油を熱し、豚肉を中火で炒めます。色が変わったら、大根・にんじん・ながねぎ・しいたけ・生姜をプラス。さっと炒めましょう。

だし汁を加えて沸騰したらアク取りを。そのまま10分中火で煮ます。一旦火を止め、みそを溶き入れてください。火を止めてからみそをプラスすることで、香りを存分に楽しめます。

器に盛り、小ねぎを散らせば出来上がり!ごま油で炒めてから煮ることで、汁にうま味が溶け込んで、味に深みのある豚汁に仕上がります。

「麦みそ豚汁」のビューティ食材はこちら!

\ビタミンCが豊富で、胃腸にも優しい「大根」/

整腸作用にいいジアスターゼが満載の大根
整腸作用にいいジアスターゼが満載の大根

冬野菜の定番大根は、消化酵素ジアスターゼがたっぷり。新陳代謝を良くして、美肌効果を期待できます。また、大根はビタミンCも豊富!コラーゲン生成をサポートして、肌のハリを保ちます。メラニン色素を抑制して、美白効果に繋げるなど肌に嬉しいことだらけ。

そのほか、豚汁に欠かせないみそは、生命維持に必要な必須アミノ酸が多く含まれます。時には「飲む美容液」と呼ばれることも。肌の保水力をアップする働きがある、グルコシルセラミドもたっぷり!肌を整え、潤いをキープします。アンチエイジング食材として、毎日の食卓に取り入れたい野菜です。

生姜は、血流を良くするので体がポカポカ温まります。代謝がアップすることで、体内の循環も良くなりむくみも解消。溜まった毒素が排出されることで、美肌効果も期待できます。

にんじんは、コラーゲンの生成を助けるビタミンCやβカロテンが豊富に含まれています。油と合わせると、βカロテンの吸収もアップ。美肌・美髪へ導くだけでなく、視力維持、粘膜や呼吸器を守る働きもある優秀食材です!

野菜たっぷり、胃腸に優しい麦みその豚汁は、いかがでしたでしょうか?「豚肉×みそ」の好相性食材を組み合わせた美肌メニューをぜひ、お試しください。

次回Vol.8は「エゴマスタードとビーツのポテトサラダ 」です。お楽しみに!

この記事の執筆者
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PHOTO :
熊坂 勉
EDIT&WRITING :
加藤朋子
レシピ作成・スタイリング :
菅野尚子