新年は、食物繊維豊富な里芋・ごぼう・昆布・味噌をたっぷり取り入れたお雑煮を!肌に嬉しいご褒美料理を作ってみませんか。フードコーディネーター・菅野尚子さんのお家に伝わる、伝統のビューティレシピをご紹介します。
今回は、美肌効果が期待できる「郷土料理 愛媛の白味噌お雑煮」。新年らしい、華やかな食卓を彩るアレンジレシピをお見逃しなく!
食物繊維たっぷりの、肌に優しい「郷土料理 愛媛の白味噌お雑煮」
食物繊維やビタミンB群がたっぷりな「里芋」、アルギン酸やフコイダンを含む「昆布」、抗酸化作用のあるポリフェノールを美味しく取り入れられる「ごぼう」、必須アミノ酸が肌を整える「味噌」など、美肌食材が満載!ハレの日の食卓を彩る、ビューティレシピです。
郷土料理 愛媛の白味噌お雑煮(4人分)
【用意するもの】
里芋・・2個
大根・・60g
ごぼう・・40g
いりこ(小さめ)・・30g
水・・800ml
切り昆布・・5g
ブリ(刺身用)・・60g
焼豆腐・・1/3丁
白味噌・・大さじ6
丸餅・・4個
ゆずの皮・・適量
【作り方】
まずは里芋を1cm幅、大根を5mmのいちょう切り、ごぼうは3mmの輪切り、ブリを7mm幅、焼豆腐を7mm幅にカット。里芋・大根・ごぼうをそれぞれ下茹でし、具材ごとに保存容器に入れておきましょう。
鍋に水・いりこを入れて一晩置きます。翌日、そのまま中火にかけて沸騰直前で弱火に。10分煮た後、いりこを取り出します。ここに切り昆布、ブリ、下茹でした里芋・大根・ごぼうを入れて中火にかけ、火が通ったら焼豆腐・白味噌・焼いた丸餅をプラス。温めたら、お椀に盛り、ゆずの皮を飾りましょう。
「郷土料理 愛媛の白味噌お雑煮」のビューティ食材はこちら!
\低カロリーで食物繊維がたっぷり!免疫力がアップする「里芋」/
里芋は糖質が少なく、代謝を促すビタミンB群たっぷり!低カロリーで食物繊維(ムチン等)を多み、美肌や便秘解消も期待できます。独特のぬめり成分は、免疫力アップ。粘膜を保護するだけでなく、たんぱく質の吸収をよくしてくれるので肉や魚と好相性です。食物繊維やカリウムも豊富なので、むくみも解消にも効果的。
そのほか、昆布に含まれるネバネバした成分は、アルギン酸やフコイダン。糖質や脂質の吸収を抑え、コルステロールが貯まるのを抑制します。またビタミンB2が豊富なので、肌を整えてくれる効果も!アンチエイジングや美髪、デトックスにも期待できます。
ごぼうに含まれている水溶性食物繊維のイヌリンは、腸内の善玉菌UPで美腸に!抗酸化作用のあるポリフェノールも含んでいるので、料理には積極的に取り入れたい食材です。
味噌は言わずと知れた、美容にいい発酵食品。大豆の成分が麹によって発酵し、必須アミノ酸・ビタミン類が生成されることで美肌へと導きます。味噌を摂取することで、作られるセラミド。バリア機能を保ち、肌の潤いをキープします。
冬のゆっくりした休日には、、白味噌の手作りもおすすめ!
【作り方】
(1)大豆(500g)を洗い、一晩水に付けましょう。その後、弱中火で4時間ほど煮詰めてください。アクを取りながら、指でつぶれる位までやわらかく煮るのがポイントです!
(2)やわらかく煮えたら、熱いうちに「煮汁」と「大豆」に分けましょう。煮汁(1/2カップを40℃くらい)と生米麹(900g)をボウルに入れて混ぜ、蓋をします。蒸らして、やわらかくなるのが目安!その間に、大豆はフードプロセッサーでつぶしておきます。
(3)冷めたら、(2)の麹と大豆をよく混ぜ、塩(75g)をプラス。
(4)完全に冷めたら、アルコール消毒した容器に(3)をきっちりと敷き詰めてます。握りこぶし位の味噌玉に丸め、底の周り、中央の順に並べるのがポイント!それを繰り返し、空気が入らないように詰めていきます。
(5)蓋の役目をする塩(40g)で表面を平らに覆い、ラップをして冷暗所に。使うときは表面の塩を取り除き、フードプロセッサーでなめらかにして使います。仕込みから出来上がりまで、2ヶ月くらいが目安です。
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美肌効果が期待でき、新年らしいメニューの「郷土料理 愛媛の白味噌お雑煮」は、いかがでしたでしょうか?美肌には欠かせない食材を組み合わせた、ビューティレシピを是非お試しください。
次回Vol.5は「鶏肉とみかんジュースのブレゼ」です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- ジョ ヘミ(hue inc)
- EDIT&WRITING :
- 加藤朋子
- レシピ作成・スタイリング :
- 菅野尚子