1805年、江戸時代創業の「船橋屋」。初代勘助は当時豆腐屋を営んでいましたが、亀戸天神にくる多くの参拝客へ和菓子を提供したいと一大決心。茶店を開き、そこで提供した「くず餅」が評判となり、今に至ります。

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明治~昭和にかけて芥川龍之介らの文化人も度々店を訪れ、くず餅を堪能していたそうですが、つい最近では俳優の田中圭さんもテレビ番組で「船橋屋」のくず餅が大好きだと公言して話題になりました!

多くの著名人を虜にするお菓子だと聞くと、なんだか無性に食べたくなるもの。でも、船橋屋のお菓子を調べると、くず餅はサイズや種類が豊富にあり、ほかにもおいしそうなお菓子がたくさんあって、どれを食べようか迷ってしまいそうです。

そこで、2019年の売れ筋ベスト5を広報担当の方に伺いました。ぜひ、手土産や自分用のお菓子を購入するときの参考になさってくださいね。

時代を超えて愛される味!「船橋屋」の2019年人気菓子ベスト5

■5位:健康にいい和モダンなお菓子「くず餅乳酸菌®入り あんやき【黒蜜きな粉】」

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くず餅乳酸菌®入り あんやき【黒蜜きな粉】1個¥204 取扱い店舗:船橋屋こよみエキュート東京店、船橋屋こよみエキュートエディション渋谷店

自家製黒蜜ときな粉がたっぷり練り込まれた餡に、もち粉などが合わさりしっとりと焼き上げられたお菓子。くず餅に含まれるくず餅乳酸菌®が配合されているのも大きな特徴です。

くず餅乳酸菌®とは、乳酸菌製造過程の中で小麦でんぷん発酵より見つかった植物性乳酸菌のこと。長年くず餅を食べていたお客様から「くず餅を食べるとなぜか調子がいい」という声があり、大学機関に調査を依頼したところ、くず餅乳酸菌®と呼ばれる船橋屋独自の乳酸菌が発見されたのです。

「本来、日本人には味噌や糠付けなど植物性の乳酸菌が合っているという説もあり、身体に優しい乳酸菌として注目を集めています。そのくず餅乳酸菌®を使っておいしいだけでなく、お客様の健康面でもサポートし、日本を、そして世界を元気にしていければ嬉しく思います」(担当者)

今後も、くず餅乳酸菌®入りのお菓子に大注目ですね。

■4位:日本一手間をかけてつくり上げられた「くず餅プリン」

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「くず餅プリン」¥370 取扱い店舗:船橋屋こよみ広尾本店、船橋屋こよみペリエ千葉エキナカ店、船橋屋こよみエキュート東京店、船橋屋こよみエキュートエディション渋谷店

船橋屋が創業200年を記念して立ち上げた姉妹ブランドの「船橋屋こよみ」で取り扱う、看板商品の「くず餅プリン」。くず餅の原料である“450日乳酸発酵させた小麦でんぷん”を入れた、船橋屋ならではのプリンです。

「小麦でんぷんを入れることにより、もっちりとした独特の食感が人気です。450日という手間暇かけたプリンに船橋屋秘伝の黒蜜、香ばしい黄な粉が絶妙なバランスの口どけで絡み合います」(担当者)

くず餅職人とパティシエがアイデアを出し合い、最もよい製造法が編み出されたのだとか。間違いなく唯一無二のプリンです。

■3位:あれもこれも食べたい方へおすすめ「くず餅入り 白玉あんみつ」

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「くず餅入り 白玉あんみつ」¥500 取扱い店舗:船橋屋・船橋屋こよみ全店舗

寒天は、伊豆七島産を中心に全国から吟味した天草を使用し、じっくりと煮出して固めるため磯の香りが強く、また昔ながらの製法でつくられており、コリッとした食感も楽しめます。

あんこは職人さんがつくる自家製で、小豆本来の味が活かされた上質な味わい。看板商品のくず餅とモチモチの白玉が3粒入ったスペシャルあんみつです。

「寒天は食物繊維を多く含むノンカロリーの健康食品であることは知られていますが、餡は食物繊維が、自家製黒蜜はミネラルが、それぞれ豊富なんです」(担当者)

「低カロリー、栄養豊富、おいしい」と3拍子揃ったあんみつなんて嬉しいですね。

■2位:王道の味をちょい食べ!「カップくず餅」

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「カップくず餅」¥417 取扱い店舗:船橋屋・船橋屋こよみ全店舗

江戸時代から愛され続ける「くず餅」。6切れの食べ切りサイズが2位にランクインです! お皿に出さなくても、粗めに挽いた香ばしいきな粉と沖縄産の黒糖を使った黒蜜を、カップの中で絡めて食べることができるのが人気の理由。

「少しだけくず餅をお召し上がりいただきたい方にはもちろん、手土産でおひとりおひとりに配りたい場合や、新幹線など移動中の間食にも大変人気の商品です」(担当者)

食べやすいパッケージも嬉しいですが、うっかり食べ過ぎることのないサイズ感は魅力的ですね。

■1位:定番をじっくり味わうなら「くず餅(中箱)」

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「くず餅」(中箱)¥829(36切れ)取扱い店舗:船橋屋・船橋屋こよみ全店舗

堂々の1位は、やっぱりくず餅です。船橋屋のくず餅は、「小麦でんぷん」を450日乳酸発酵させて蒸し上げる和菓子唯一の発酵食品。長期間乳酸発酵させているからこそ、独特の歯ごたえと弾力が生み出されるそうです。

「自然のものをそのままお客様にお届けしたいという想いから、消費期限は2日間。創業当時から保存料を一切使わない自然な製法にこだわり続けています」(担当者)

36切れ入りの中箱は2、3人用となっていますが、たまにはひとりで心ゆくまで満喫するのもありですよ!


本店の隣、亀戸天神は「花の天神様」とも呼ばれているように四季折々の花が楽しめ、2月中旬からは梅まつりが予定されています。今年は梅の花を愛でながら、船橋屋のお菓子を味わってみてはいかがでしょうか? 遥かな歴史に思いを馳せながらいただく味は、きっとまた格別だと思います。

※価格はすべて税抜です。

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この記事の執筆者
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WRITING :
篠原亜由美