すっかり定着したスニーカーファッション。スポーツをするときのスペック重視だけでなく、コーディネイトしやすいものや、デイリーに履き心地がいいものを選びたいもの。
今回ご紹介するのは、「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」のNIPPON MADEシリーズ。履くほどに、自分の足にフィットするのが実感できる仕様になっています。
日本国内で職人によるハンドメイドで作り上げられ、海外からも注目を集めています。東京オリンピックイヤーの2020年、日本製のスニーカーに注目してみました。
日本製でハンドメイド、履くほどにフィットするOnitsuka Tigerの「NIPPON MADE」
そもそもNIPPON MADEとは?
NIPPON MADEは、日本のものづくりのすばらしさを世界に発信していく、というコンセプトで毎シーズン新作が発表されています。スタート時は、メンズのみの展開だったので、メンズのイメージが強く、ウィメンズはまだ知らないという人もいらっしゃるかもしれません。
他のシリーズでは使われない上質な素材を使用し、染色や縫製、仕上げの工程まで、熟練職人たちの卓越した技術から生み出されるシリーズのシューズで、ハンドメイドゆえに、ひとつとして同じものがないというのも特別感があります。
特徴としてあげられるのが、多くのアイテムが製品になってから、洗いや染色、ブリーチ加工などを、職人たちの手によって一足一足施す「製品加工」が行われているということ。
製品加工を行うため、それぞれの加工工程に合わせてオリジナルの皮革をタンナー(革に加工する職人)さんに作ってもらうことが多いといいます。また、京鹿の子絞りを施したレザーや、草木染めしたレザー、藍や墨で染めたテキスタイルなど、日本の伝統技術を生かした素材も使用しているそう。
製品になってから加工されることにより、ソールも同じカラーになるなど、スニーカーに統一感がでます。使用される素材によって、染まる色の濃さは異なりますが、製品染めすることで、履きこんだようなしわや、色むらなどのヴィンテージ感がでています。
履き続けることで、自分だけのフィット感が手に入る
見た目だけでは他のシリーズと大きく変わらない「NIPPON MADE」ですが、このシリーズの多くは、天然皮革でアッパーが作られています。天然の皮革なので、1枚1枚伸びる方向や伸び率が異なり、機械だけでは調整が難しいこともあります。
靴づくりの工程では、吊り込みと呼ばれるアッパーをラスト(木型)に沿わせる工程があり、多くは機械を利用するそうですが、繊細な微調整が必要な部分は熟練職人さんたちが、経験と技術によって、吊り込み作業を行うなど、その時の状況に合わせたものづくりが細部にわたって行われています。
その微調整によるこだわりのものづくりは、足入れした瞬間だけでなく、履き込んだ方が実感できます。
筆者も数年前から愛用していますが、革製品なので変化してきます。履けば履くほど、自分自身の足の形にフィットしてくるように感じます。ソールの返りが自分の歩き癖に馴染んだのか、より足にフィットし、最初よりもスニーカー自体が軽くなったのではないかと、思うほどです。
"日本のものづくりのすばらしさを世界に発信していく"というコンセプトの「NIPPON MADE」は、日本のうもれつつある伝統工芸にも着眼し、地場産業や地域の活性化にも貢献しています。
海外から多くのゲストが来日するオリンピックイヤーの2020年、日本の伝統技術が生かされた日本が誇れるスニーカーをぜひチェックしてみてください。履けば履くほど馴染んでくるスニーカーは、長く愛用したくなりますよ。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 林 ゆり