「鬼独活」っていったい、何?「婚活」の反対語ではありません!
2月3日は「節分」ですね。「鬼は~そと!福は~うち!」と掛け声をかけながら豆まき…今はそこまでしない、という方でも、子ども時代には必ず経験していらっしゃいますよね?
スーパーマーケットに鬼のお面付きの福豆が並ぶと、家族の豆まき風景を連想して、なんとも楽しい気分になりますね。
・・・というところで、本日は「鬼」という漢字の入った日本語クイズです。
【問題1】「鬼独活」ってなんと読む?
「鬼独活」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「独活」に似ていてとても大きいことから「鬼独活」と呼ばれる、植物の呼び名です。ですので、ポイントは「独活」の読み方です。
さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 「鬼独活(おにうど)」です。
まず、「独活(うど)」は、春先に食用として美味しくいただく、あの植物(野菜・山菜)です。独特の香りと、シャキシャキした食感が楽しめますよね?
「独活」という漢字は、独活(うど)の茎がとてもやわらかく、ひょろひょろとしているので、「風がない時でもひとりでに(独)動いている(活)ように見える」という意味があるそうです。
「うど」という音も、「うごく」が訛ったもの…という見解が有力です。
この「独活(うど)」に姿が似た、浜辺に生える大型の植物を「鬼独活(おにうど)」と呼ぶのです。
「鬼」という言葉は昔から「大きい」または「ごつごつしている」という意味でも使われますよね?
最近の新語としては、「鬼かっこいい」など、「ものすごく」や「猛烈に」という意味でも使われるようになりました。
ですので、「うど」という植物の漢字が「独活」だと知らずに見ると、
「『鬼独活』?…おひとり様生活を猛烈に充実させる活動、って事かしら?『婚活』の反対語、的な新語?」とカン違いしてしまいそうです(笑)。
「鬼独活(おにうど)」という正解、しっかりインプットしてくださいませ!
…さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「鬼灯」ってなんと読む?
「鬼灯」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:こちらも、植物の名前です。夏から秋のイメージの強い、朱色の実のなる植物です。
さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は・・・「鬼灯(ほおずき)」です。
語源や字の由来は確定されていませんが、とがった袋に守られるようにして、赤く色づく実の姿…「鬼灯」という漢字が、なんとなくしっくり来ますよね?
本日は、節分にちなんで、「鬼」の入った意外な日本語
・鬼独活(おにうど)
・鬼灯(ほおずき)
をおさらいいたしました。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱