体がだるい、むくみがひどい、十分な睡眠をとっているのに疲れが抜けきらない…。そんな症状がある人は、内臓が疲労して動きが悪くなっていることと、肺の下にある横隔膜の動きが悪くなり、呼吸が浅くなっていることが考えられます。このままでは血流も代謝がダウン…。疲労がたまりやすくなるし、脂肪を溶かす力が落ちてしまうため、体型崩壊の危機に!
特に今の時期は、外出ができず、テレワークで家に閉じこもったままで運動不足状態…。みなさん、太りやすくなっているのではないでしょうか…?
そこで村木さんが教えてくれるのが「内臓と横隔膜をプッシュするだけで代謝を上げる」という超簡単メソッド。硬化して動きが悪くなった内臓と横隔膜がほぐれることで、体全体の血流がアップして、疲労解消&不調改善効果も! さらに呼吸もしやすくなって体が軽くなる感覚になりますよ。ちなみに、村木さんは入浴時に、バスタブに浸かった状態で行っているそう。免疫力アップにもつながるので、毎日の習慣にしてみてください。
お腹プッシュで代謝がアップ! むくみ解消メソッド
■Step1:壁に背中をつけて寄りかかるように座る
お腹をしっかり押すので、壁に寄りかかって座ると圧をかけやすい。このとき、あぐらをかいて楽な姿勢にしましょう。
■Step2:息を吸いながら指で内臓をグーッとしまいこむように押す
腰に手を当てるように、親指は背中側、それ以外の4本指は脇腹=腹斜筋に。そして息を吸いながらお腹を凹ませて、優しく内臓をしまいこむように、約5秒間プッシュします。これを5回繰り返して。
内臓の手前にあるのが腹斜筋。多くの人が硬くなっているので、なかなか指が中に入らないかもしれません。この腹斜筋をほぐして、内臓にまで刺激が届くと、胃、肝臓、小腸、大腸の動きが活発になり、全身の血流がアップして代謝が上がります。
■Step3:横隔膜をプッシュして肋骨のなかにしまいこむ
横隔膜というのは、ろっ骨の下にあるドーム状の筋肉。息を吸ったり、吐いたりする動きにあわせて、縮んだり、ふくらんだりすることで呼吸を助けるという大事な存在。年齢とともに、平たく硬くなり、動きづらくなることで、呼吸も浅くなってしまうのです。結果、代謝が落ち太りやすい体に…。
そこで、次に行うのが横隔膜をやわらかくして呼吸をしやすくすること。
親指以外の4本指をみぞおちに当てます。そして、肋骨の一番下の骨の奥に横隔膜を優しくしまいこむように、息を吸いながらお腹を凹ませて、5秒間プッシュしましょう。これを5回行って。
【まとめ|お腹プッシュで代謝がアップ!むくみ解消メソッド4か条】
1.むくみがひどい、疲れが抜けない人は、内臓疲労と呼吸が浅いことが大きく関与。
2.血流も代謝がダウンし、脂肪を溶かす力が落ちるので太りやすくなることも。
3.内臓と横隔膜をプッシュしてほぐせば、運動しなくても代謝アップに。
4.全身の血流がアップして、むくみ解消、脂肪も燃焼しやすくい体に整う。
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以上、お腹プッシュで代謝がアップ!むくみ解消メソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は4月18日(土)の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子