滋賀県大津市に本店を構え、その歴史は60年以上に渡る創作和菓子店「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」。創業者の芝田清次氏が愛した、近江の地にまつわる歴史や文化を映し出した多くの創作和菓子を生み出し、歴史ある和菓子界にあって常に「新しい和菓子」を提案し続けています。
「叶 匠壽庵」の定番商品といえば、皮が薄くて口当たりのよい「丹波大納言小豆」を手炊きしてできたつぶあんでやわらかな羽二重餅を包んだ和菓子「あも」。ほかにも、素材からこだわった「叶 匠壽庵」ならではの創作菓子を、実店舗とオンラインショップにて多数販売しています。
本記事では、定番菓子の意外な食べ方や、さらにおいしく楽しむ方法について広報担当者さんにお聞きしました。ステイホームの楽しみに、ぜひ実践してみてほしいアイデアばかりですよ。
■1:甘酸っぱいドリンクに変身!「標野サイダー」
叶 匠壽庵を一躍有名にした、お店を代表する和菓子「標野」。炎のような緋色が印象的な、大人味の梅酒ゼリーです。
用意するのは、こちらの標野と市販のサイダーだけ。
サイダーの中に標野を細かく砕いて入れるだけで初夏にぴったりな爽やかなドリンクになります。甘酸っぱい梅の酸味とサイダーの甘みの相性は抜群。クラッシュゼリーの食感も楽しめて、おうちでひと味違うドリンクを味わえます。
■2:さまざまスイーツを挟んでみて!「あも歌留多」
香ばしくサクサクした食感が人気の「あも歌留多」。こちらは、とろけるような求肥を小豆で包んだ「あも」を切って挟んでいただく商品ですが、アレンジも可能!
おうちで手づくりした餡や、好みのアイスを挟んでいただくのもオススメなのだそう。あも歌留多(最中種)がどんなスイーツと合うのか、いろいろと食べ比べて探してみるのもいいかもしれませんね。
■3:温めることで味わいが深まる「葉守」
つぶ餡と甘酸っぱく上品な甘さに炊いた梅の甘露煮を、葉脈を型押ししたパイ生地で包んだ葉守。しっとりとした歯触りが魅力です。
もちろん、そのままいただいてもおいしいのですが、食べる前にトースターで少し温めるのがオススメ。
「パイの食感と餡の優しい甘さに梅の酸味が際立ち、ひと味違う葉守をお楽しみいただけます」(担当者)
そのままいただいても、少しアレンジしてもおいしい「叶 匠壽庵」のお菓子。二度おいしい和菓子の数々を、ぜひおうちで楽しんでみてくださいね。
※価格はすべて税込です。
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問い合わせ先
- 叶 匠壽庵 寿長生の郷
- 叶 匠壽庵(公式HP)
- 営業時間/10:00~17:00
- ※新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染拡大防止のため、緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたことを受け臨時休業していましたが、 5月14日(木)より一部営業を再開。詳細は公式HPをご確認ください。
- 定休日/水曜日(季節によって変動あり)
- TEL:0120-465-320(水日祝を除く9:00~16:30、お菓子についての問い合わせ先)
- 住所/滋賀県大津市大石龍門4丁目2番1号
- TEXT :
- ふくだりょうこさん ライター
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- EDIT :
- 小林麻美